那覇市内で見たバス２０２５（那覇バス編その１）

しばらく更新が滞っていた、７月に記録したバス画像のよせ集め「那覇市内で見たバス２０２５」シリーズ。まだ並べていなかった那覇バスの画像をまとめていきます。
今回の那覇バス編その１では、記録出来た自社発注の市外線運行車両と、市外線配置の移籍車で「沖縄２００か７５４」から「沖縄２００か１２８２」までで記録出来たＫＣ・ＫＬ規制車の画像を並べていきます。

なお、型式・年式は『ＢＪハンドブックシリーズＶ１０８ 那覇バス 琉球バス交通』（２０２２），ＢＪエディターズ を参照しました。

沖縄２３０あ１７３８．ＱＲＧ－ＫＶ２９０Ｑ１（１６年車）。

第一交通産業傘下の那覇バス・琉球バス交通は「沖縄振興特別推進交付金事業」いわゆる一括交付金とよばれる補助金を活用し、２０１３年からノンステップの新車導入を開始しました。那覇バスが導入したノンステップバスは市内線向けがほとんどで、市外線配置となったのはわずかでした。
まずは２０１６年１２月に登録で市外線配置となった日野ＫＶのＱ尺車６台うちの１台。社名ロゴ以外は琉球バス交通車両と同じです。

ちなみに、一括交付金を活用して導入したノンステップ車はナンバープレートを頭２桁を導入年＋末尾４・９を欠番とした希望番号で登録しており、那覇バス・琉球バス交通の区別無い連番となっています。

沖縄２３０あ１８１５．２ＴＧ－ＬＶ２９０Ｑ２（１８年車）。

２０１８年に導入した、いすゞＬＶ。Ｑ尺で導入した車両１台が那覇バス市外線配置となりました。琉球バス交通配置車両と同様に正面窓下のパネル下部を黒色に塗っています。

沖縄２００か７５４．ＫＣ－ＬＶ２８０Ｌ（９７年車）。

旧那覇交通を２００４年に引き継いだ那覇バス。老朽化した在籍車両の代替を行うため営業開始早々から積極的な移籍車導入を開始しました。その後旧琉球バスも第一交通産業傘下となったことで、経年車代替に必要な移籍車が激増。購入のスケールメリットを活かし？、京浜急行バスや東急バスから相当な台数の移籍車をまとめて導入するようになりました。

那覇バス初期に導入した移籍車は既に姿を消し、京浜急行バスや東急バスからまとめ買いでやってきたＫＣ規制車が古参格となっています。
まずは京浜急行バスから移籍したキュービックボディのいすゞＬＶワンステップ車。正面行先表示の横には京浜急行時代の「運賃後払い 整理券方式」が今も残されています。

系統番号札は側面のみの掲示で、前面は枠だけ。後面は枠すらありません。

沖縄２００か８１１．ＫＣ－ＨＵ２ＭＬＣＡ（９８年車）。

第一交通産業傘下の琉球バス交通・那覇バスは２０１０年代の中頃まで近畿地方の事業者からも移籍車をまとまった台数導入していました。画像の日野ＨＵ前後扉車は大阪市交通局からの移籍車。大阪市交通局時代に装備していた後輪の巻き込み防止カバーは取り外しています。この車両は系統番号札の掲示をしていません。

沖縄２００か８１１．ＫＣ－ＨＵ２ＭＬＣＡ（９８年車）。

同じく大阪市交通局から移籍した日野ＨＵ前後扉車。側面に系統番号札を掲示しています。

沖縄２００か１０２６．ＫＬ－ＭＰ３７ＪＫ（０２年車）。

２０１０年頃からノンステップ車の移籍車も導入するようになった那覇バス。ノンステップ移籍車は市内線向けに配置していましたが、台数が増えるにしたがい市外線配置の車両も登場するようになりました。画像のＫＬ規制車の三菱ふそうＭＰノンステップ車は京浜急行バスからの移籍車。側面にもＬＥＤ行先表示を装備しているためか、系統番号札の掲示枠すらありません。

沖縄２００か１２８２．ＫＬ－ＬＶ２８０Ｌ１（０４年車）。
こちらも京浜急行バスからの移籍車で、Ｖ８エンジンを搭載したＫＬ規制車のいすゞＬＶノンステップ車。市外線カラーですが、この日は市内線「１４番牧志開南循環線」の運用に入っていました。ＬＥＤ行先表示をきちんと記録できなかったのが残念でなりません。
いちおう前扉部に「入口」、中扉に「出口」の表示はありますが、この塗装で市内線の運用に入れるなら、ＬＥＤ行先表示だけでなく、フロントガラス部に表示板を置くなどあっても良いような気もするのですが・・・。