6月に帯広へ出かけた際に記録したバス画像のよせ集め「帯広で見たバス2025」シリーズ。今回の十勝バス編その2では、十勝バスが2013~2019年に導入した車両の画像を並べていきます。

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十勝バスはナンバープレートを導入年をあらわす希望番号で取得していますが、2012年から西暦末尾2桁+導入順の固有番号に変更。導入年がすぐに分かるようになりました。
まずは2013年に導入した日野KVノンステップ車。この年からボディの塗装は黄色だけでなく、クーラーなど屋根上機器と、前面行先表示周りや前面窓から側面窓部にかけて黒色に塗るようになりました。画像の車両はeーstyle社が運営している光回線サービス「カムイ光」のラッピング車となっており、アイヌ文様をあしらったデザインが目立ちます。

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せっかくなのでラッピング広告車になっていない2013年導入の日野KVノンステップ車をもう1台。側面後部にも黒色の塗り分けがあることが分かります。後部の黒色部はラッピング広告車だと消してしまったり、隠してしまったり、そのままだったりと処理は様々あるようです。また、2012・2013年に導入した日野KVは前後のルーフにマーカーライトを装備しています。

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2016年はモデルチェンジした日野KVを3台新車導入しました。うち1台が十勝バス創立90周年記念復刻塗装車両として、1980年代前半頃まで採用していた塗装で登場しました。この塗装デザインは元祖日野ブルーリボンのカタログカラーをアレンジしたもので、前面には日野ウィングマークのエンブレムを取り付け、当時の十勝バス感をアップさせています。また白色LED行先表示機を搭載しています。

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2016年に新車導入した日野KVをもう1台。こちらは十勝バス現行カラーで登場、行先表示はアンバー色LED機を搭載しています。

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2017年に側面固定窓仕様で都市間長距離バス向けに導入した日野セレガのハイデッカー。この日は帯広と札幌を結ぶ「ポテトライナー」の運用に入っていました。一般乗合車は筆文字風「十勝バス」ロゴを採用していますが、都市間長距離バスや貸切車は従来通り大文字「TOKACHI BUS」アルファベットロゴとなっています。
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2017年に導入した日野KV。ごく普通の一般乗合車として登場しましたが、国土交通省の2023(令和5)年度地域交通共創モデル実証プロジェクトに採択された佐川急便との「貨客混載事業」にむけて車内後部を荷物室に改造しました。中扉後部の窓部には荷物用の取出口を設置しました。十勝バスはこの貨客混載事業開始にあたり、一般貨物自動車運送事業の許可を取得しました。

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2018年導入の日野KV。上下で車両が異なり失礼します。
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2019年に導入した日野KV。
画像の車両は「カムイ光」ラッピング広告車となっています。