バスラマ 217号

お盆休みの期間の天気がイマイチだった関東地方。千葉では記録的な大雨で冠水など深刻な被害が発生しました。オホーツク海高気圧の影響とやらで昨年ほどの高温にならなかったのは助かりましたが、午後はゲリラ豪雨という天気のため予定していた遠出は出来ませんでした。というわけで、月末恒例バス雑誌の感想という名の、9月のブログ更新どうしよう。偶数月はバスラマこと、『バスラマインターナショナル217号』です。

今号の特集は2026年5月から販売を開始した「日野セレガ2026年モデル」。



画像は日野オートプラザ展示している車両を2026年8月に記録したものです。
日野自動車ではフルモデルチェンジとかマイナーチェンジという言葉を使わず、強いて言えばメジャーチェンジとのことなので 」公式の呼称は無いため、今回の特集では「2026年モデル」と呼んでいます。記事ではこれまでのモデルとの変更箇所や実際にハンドルを握ってのインプレッションをバスラマ視点で紹介しています。
ヘッドライト下部の黒いパーツは「新設定の広角ミリ波レーダーが隠れており、レーダー波の邪魔をしないよう塗装しない部分 」となるようです。
従来モデルと大きく変わったのがリヤスタイルで、「ダイナミックシャープエッジデザイン」と称し「後面左右を立ち上げリヤスポイラーと一体化 」したのが特徴です。どの事業者が市販1号車を入手するのか、今から楽しみです。

特集は2026年モデルの紹介だけで無くのほか、これまでのカタログから歴代セレガ36年の歩みをまとめた歴史編的な記事も掲載しています。歴代モデルの紹介には車両価格例もありますが、初代セレガ販売開始時点から比べるとバスの金額は随分高くなったことが分かります。

このほか、事業者訪問が沖縄県の事業者ということで、沖縄県内のバスの話題をまとめた「沖縄レポート」も掲載しています。
「沖縄本島の貸切バス事業者の話題」では、沖縄総合事務局提供による沖縄県の貸切バス事業者一覧表を掲載しています。一覧表には2025年3月末現在の保有車両数や運転者数の記載がありますが、保有車両数に比べ運転者数が少ない事業者の多いことに驚かされます。


沖縄200を7777.2025年7月記録。
画像のスーパーハイデッカーなセレガRは、ハイウェイ沖縄の在籍車両。一覧表によれば、ハイウェイ沖縄は2005年に貸切免許を取得した事業者です。

また、7月30日に730車の特別運行が行われた話題や、沖縄バス傘下となった東陽バスが導入した三菱ふそう車についても取り上げています。


沖縄230え711.2PG-MP38FM(25年車)。2025年7月記録(再掲)。
記事によれば、東陽バスは三菱ふそう車を「当初は沖縄バスからの移籍車を使用して現場のドライバーや整備士の評価を行っていたが、その評価を受けて順次新車の採用が始まった 」とのこと。市街地路線用に画像のMPのほか、高速路線用にエアロエースなMSも導入しています。

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BJハンドブックシリーズ X122

月末は感想文を書きたい拙ブログ。というわけで、バスに関する書籍を購入したら感想めいたものをブログに書いておくシリーズを更新。
今回は2026年7月に刊行された『BJハンドブックシリーズX122 鹿児島市交通局 佐賀市交通局 宇部市交通局』です。


鹿児島200か1961.2DG-LV290N2(19年車)。2025年12月記録。


車号:876.2KG-LR290J5(23年車)。2025年11月記録。


山口200か1478.2KG-LR290J5(25年車)。2026年5月記録。

九州と中国地方で公営企業体の市営バスを運行する3事業者を取り上げた本作。表紙の写真は鹿児島市交通局の車両、バスの塗装を模したイラストは宇部市交通局・佐賀市交通局を左右に分割した3事業者バージョンの装丁となっています。
3事業者ともBJハンドブックシリーズで取り上げられるのは初めてです。BJエディターズが執筆を担当している『バスマガジン』誌「事業者潜入レポート」でも取り上げられていないので、全編書き下ろし・完全新作の1冊です。

本作の掲載事業者はタイトルの通り「鹿児島市交通局」・「佐賀市交通局」・「宇部市交通局」の3事業者だけで、2026年3月31日現在の在籍車両をもとに編集しています。構成はBJハンドブックシリーズの安定&おなじみとなった、車両編・歴史編・紀行編の3部構成です。車両編・歴史編は事業者毎に分けているのは当然のこと、紀行編も乗り歩きレポートを鹿児島市交通局、終点の風景を佐賀市交通局と宇部市交通局から選定しています。   

車両編は「現有車両のアルバム」・「現有車両一覧表」・「現有車両車種別解説」を掲載。
鹿児島市交通局は2020・2021年に南国交通・鹿児島交通へ路線移管を行い事業規模を縮小しました。主力の大型車は減車し、経年車を一掃しました。大型車は2019年までまとまった台数の新車を導入していたので、大型車の古参格はわずかに残る2009年車で、現行ボディのノンステップ車が主力となっています。一方、運行路線が限られている小型車や中型車は2001・2002年に導入した車両が複数台残っており、大型車と中小型車でだいぶ偏った年式の車両が揃う陣容となっています。また、市内の観光スポットを周遊する「カゴシマシティビュー」専用車は特装車ということもあり、20年超えの経年車がメイン。鹿児島市交通局最古参車は「カゴシマシティビュー」運行開始時に導入し、1台残る1994年車です。

佐賀市交通局は主力の中型車に毎年3台程度の新車導入を継続的に行う一方、運行路線が限られる小型車や大型車、佐賀空港連絡バス専用車のハイデッカーは移籍車で揃えるという割り切った車両導入を行っています。最古参は2001年登録車で、東京都交通局から移籍したJPと京浜急行バスから移籍したMSです。古参格といえるのが生え抜き車・移籍車ともKL規制車あたりとなります。

宇部市交通局も中型車を主力としており、2000年代は移籍車も並行して導入していました。近年は新車導入をメインとしていることもあり、古参格はわずかに残るKC規制車となっており、移籍車では1997年登録のいすゞLR短尺車1台、生え抜きの古参車は1999年に導入した、いすゞLVワンステップ車1台で、KC規制車末期に販売を開始したフロント2枚ガラス仕様のいわゆる東武顔(伊丹顔ともいう)ボディの名物車です。最古参車は宇部空港発着路線向けのハイデッカー車で、佐賀市交通局から移籍した三菱ふそうMSの1995年登録車です。

歴史編は、鹿児島市交通局が8ページ・佐賀市交通局と宇部市交通局はどちらも5ページという分量です。1929年に市電とのネットワーク構築のため市営バスの運行を開始した鹿児島市、市内交通の充実を図る目的で1936年から市営バスの運行を開始した佐賀市、戦時買収で鉄道事業を失った宇部鉄道の解散にともない1945年にバス事業などを引継いだ宇部市、それぞれ異なる出自の3市営バスの歴史を若干駆け足気味なところもありますがコンパクトにまとめ、近年の取り組みについても紹介しています。

紀行編のルポは「鹿児島市営バスを乗り継いで 春の “ 桜島五景 ” を楽しむ」。桜島のフォトスポット5箇所を探す一日乗り歩きルポで、旅の途中で乗船した桜島フェリーでは名物うどんを味わいます。今回は桜島営業所の車両編取材も兼ねていたとのことで、歴史編の執筆を担当する交通ジャーナリスト鈴木文彦氏含めた3人旅です。久しぶりに登場人物が複数登場しましたが、かつてレイルウェイライター氏が紀行編のルポを担当していた頃は熱心な読者とアルバイトの数人で巡っていたことを思い出しました。

「終点の構図」は佐賀市交通局市の「大詫間」と、宇部市交通局の「沖の山」の2箇所を掲載。佐賀市交通局市の「大詫間」が平日・土休日とも毎時1本発着する終点に対し、宇部市交通局の「沖の山」は平日のみの運行で朝着1本、夕方発1本という終点。宇部興産関連企業が集まる埠頭の社有地みたいなところで、終点の風景の撮影後はどうやって帰ったのかが気になりすぎる場所です。

感想めいたものはこのくらいにして、ここからは小生手持ちの「鹿児島市交通局」、「佐賀市交通局」、「宇部市交通局」の画像を再掲含め並べていきます。

なお、本文中の「斜字 」部分は本作からの引用部分、型式・年式は掲載の「現有車両一覧表」を参照しました。 

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バスラマ 216号

サッカーのFIFAワールドカップ2026 北中米大会。日本代表は無敗で予選グループを2位通過し、決勝トーナメント進出を決めましたが対戦相手はいきなりブラジル。大健闘しましたが、本当にあと一歩及びませんでした。悲願の決勝トーナメント初勝利とはなりませんでしたが、ブラジル相手にアディショナルタイムまで同点で試合をできたのは誇らしいことです。というわけで、月末恒例バス雑誌の感想という名の、史上最強の日本代表という看板に偽り無し。偶数月はバスラマこと、『バスラマインターナショナル216号』です。

特集と銘打たれたものは無い今号ですが、結構なページ数を割いているのが5月に大阪・舞洲スポーツアイランド「空の広場」で開催された「2026バステクフォーラム」についての記事。出典企業の展示車両や機器、サービスなどを紹介しています。
展示車両は発売を開始したばかりの日野セレガや電気バスなど新鋭車が中心ですが、四国交通からいすゞボンネットバス・ジェイアール東海バスが日野セレガ高速車に国鉄バス風のラッピングを施した「レトロバス」といったバスファンから注目度の高い車両も展示されました。業界向けイベントからスタートしたバステクフォーラムですが、回を重ねるごとに来場者の対象を広げていることが分かります。

レポート・トピックスでは全国の様々なバスに関する話題を取り上げていますが、注目記事はやはり「EVモーターズ・ジャパン問題を考察する」でしょう。EVモーターズ・ジャパンの広報担当者への思うところや、信頼を回復するために行うべきことなどが書かれています。正直期待していた内容とは違いましたが、本文に何度か出てくる「バスに乗り遅れまい 」という言葉が、バスラマ誌が思うところの何かを表しているのでしょう。


愛媛200あ5125.2025年7月記録。
せっかくなのでEVモーターズ・ジャパンが販売したバスの手持ち画像から1枚。伊予鉄バスに在籍する7mサイズのF8シリーズ4のミニバス。

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バスマガジン 133号

小生がのちのち調べるかもしれない『バスマガジン』の事業者特集などを書き記しておく、それだけのために更新しているメモ帳代わり。今回は6月22日刊行となった『バスマガジン 133号』の感想めいたものになります。

まずは、前号の予告をチェック。「 おじゃまします!!バス会社潜入レポート [阪急バス]」、「例の件でEVバスの勢力図がかなり変わったみたいだ 日本製、中国製、韓国製のそれぞれのいま!?」、「新幹線も貨物を運ぶこの時代、客貨バスの活躍っぷりってどんな感じなんだ!?」、「バスメーカーの組織がいろいろと複雑なことになっているいま、いったん、整理してみよう!!」、「古いモデルも絶好調でガンガン走っている宮崎交通のバス その秘密は凄腕のメカニックにあった・・・!!」、このほか、バス情報・企画満載!!となっていました。

今号掲載の事業者潜入レポートは阪急バスでなく宮城交通グループでした。拙ブログでは事業者潜入レポートの予告詐欺は重大インシデントと勝手に認定しています。ちなみに前回の事業者潜入レポート予告詐欺は2025年6月刊行129号で阪急バスの予告に対して会津乗合自動車が掲載された事象でした。昨年万博関連輸送の多忙という「諸般の事情」で掲載が見送られた阪急バスですが、またも取材が出来なかった?ようで次号に延期となりました。なお、今号で予告通り掲載されたのは「宮崎交通の凄腕メカニック」記事だけ。中国製・韓国製のEVバスに関する記事はありましたが、予告されていた内容とは思えないパブ記事でした。

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BJハンドブックシリーズ X121

月末には何かしら感想めいたものを書いておきたい拙ブログ。バスに関する書籍を購入したら感想めいたものをわざわざブログに書いておくシリーズを更新です。
今回は2026年4月に刊行された『BJハンドブックシリーズX121 箱根登山バス 江ノ電バス』です。


社番:B295.2PG-MP35FM(24年車)。2026年4月記録。

社番:619.2PG-MP38FK(24年車)。2026年5月記録。

小田急グループの2事業者を取り上げた本作。表紙の写真は箱根登山バスの車両、バスの塗装を模したイラストは江ノ電バスという装丁です。

BJハンドブックシリーズで取り上げられるのは3作目となった箱根登山バス。前作は2016年に刊行した『BJハンドブックシリーズ S94 箱根登山バス 東海バス』で、前2作とも東海バスグループとセットでした。東海バスの在籍車両にそこまで大きな変化が無いと判断されたのか、今回はシリーズ初登場の江ノ電バスとセットとなりました。ちなみにハンドブックシリーズでは初登場の江ノ電バスですが、執筆をBJエディターズが担当している『バスマガジン』誌「事業者潜入レポート」では2022年116号で取り上げられています。江ノ電バスの現有車両紹介写真にバスマガジンで掲載されていたものが結構な枚数含まれています。

さて、本作の掲載事業者はタイトルの通り「箱根登山バス」と「江ノ電バス」の2事業者だけで、2025年11月30日現在の在籍車両をもとに編集しています。両事業者とも数年前まで事業分社や地域分社などがありましたが、統合・再編により一元化が図られました。

本作の構成はBJハンドブックシリーズ安定&おなじみの、車両編・歴史編・紀行編の3部構成です。

車両編は「現有車両のアルバム」・「現有車両一覧表」・「現有車両車種別解説」を掲載。
箱根登山バスの最古参となるのが1台残る2004年に導入した日野HRで、古参格といえるのが旧塗装で残る2006年導入車です。前作のハンドブックシリーズで掲載されていた比較的新しい車両が、本作では中堅~古参となっています。
いっぽう、江ノ電バスの最古参だったのが2003年に導入したKL規制車の三菱ふそうMPで、KL規制車の日産ディーゼル車も僅かですが残っています。ただ、どちらの事業者も2026年3月までに新車導入を行っているので、掲載された古参車は代替により姿を消した車両も少なくないと思われます。

前作の箱根登山バスの車両編掲載写真は、粗いものが多く全体的にカクカクしていて、晴天で撮影したと思われる写真は窓サッシ形状が真っ黒につぶれている残念なものでした。これらはフルカラー化でだいぶ改善しました。ただ、交通安全運動期間中に取材したようで、一部の掲載写真は神奈川県でおなじみ「交通安全小僧」のバスマスクを装着しています。今後はバスマスクが無い時期に取材を行ってほしいものです。
そして最も気になったのが、江ノ電バスに在籍している移籍車の扱い。これまでのBJハンドブックシリーズで移籍車は現有車両一覧表の年式に()が付記されていましたが、本作では特にありません。そもそも、車種別解説に移籍車であることすら書かれていません。本作では少なくとも、小田急箱根高速バスでホテル送迎専用車だった三菱ふそうMPと京浜急行バスからの日野HXの移籍車が掲載されていますが、何も書かないのは正直いかがなものかと思います。記述に説明不足なところもあり、本作はちょっと残念な1冊というのが小生の正直な感想です。

歴史編は、箱根登山バス・江ノ電バスとも9ページという分量です。箱根登山バスは前作から近年部分を中心に加筆・修正し、2020年に箱根登山観光バスを吸収合併したことや、2024年に箱根登山鉄道を含めた箱根エリアの小田急グループ事業者の大掛かりな再編で誕生した「小田急箱根」について追記しています。
江ノ電バスの歴史編は、先述した『バスマガジン』誌「事業者潜入レポート」掲載の歴史編が本作のレジュメといった感じに思える内容です。路線網を拡大した江ノ島鎌倉観光時代、利用者が減少していった江ノ島電鉄時代、コスト削減のため事業分社した江ノ電バス時代、それぞれの時代の施策などがまとめられています。ただ、京浜急行バスから大船駅発着路線を段階的に引き継いでいることが書かれていないのが残念でした。

紀行編のルポは「江ノ電バスと箱根登山バスで 神社めぐりと海ごはん山ごはん」。今回は久々に1泊2日で、1日目に江ノ電バスエリア、2日目に箱根登山バスエリアを乗り継いでいます。紀行編のルポはわりとマイナーと思われるスポットも訪れる印象ですが、今回は江ノ島や芦ノ湖などメジャーな観光スポットを楽しむ乗り歩きルポとなっています。
「終点の構図」は箱根登山バスから、神奈川県足柄下郡真鶴町の「石名坂」を取り上げています。

感想めいたものはこのくらいにして、ここからは小生手持ちの「箱根登山バス」と「江ノ電バス」の一般乗合車画像を並べていきます。

なお、本文中の「斜字 」部分は本作からの引用部分、型式・年式は掲載の「現有車両一覧表」を参照しました。 

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