6月に旭川へ出かけた際に記録したバス画像のよせ集め、「旭川市内で見たバス2025」シリーズ。今回の旭川電気軌道編その4では、旭川空港線や旭岳線の運用がメインとなっているトップドア車の画像を並べていきます。
なお、型式・年式は「旭川電気軌道 在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル212号』(2025),ぽると出版 を参照しました。
旭川200か605.PKG-RA274TAN(07年車)。
まずは2007年に旭川空港線向けの専用車として1台導入した西工E型ボディを架装した日産ディーゼルRAツーステップ車。クーラーはサーモキング製を搭載し、テールライトは日産シビリアンと同じものを装備しています。
市内中心部から旭川空港までは比較的短距離ということもあり、当時はこの程度の仕様で十分と判断した模様。2010年には同型車を2台追加導入しました。
しかし、インバウンド旅行者の増加で大きなスーツケースなど荷物を収納出来るスペースが求められるようになってくると、E型ボディのトランク収容力では・・・。現在は旭岳線の運用をメインとしているとのこと。
塗装は貸切・都市間高速車に採用している雪の結晶をちりばめたデザインで、雪の結晶はピンク色を採用しています。

旭川200か1065.KL-MS86MP(04年車)。
ピンクの雪の結晶塗装デザインで旭川空港線向けに登場した三菱ふそうMSハイデッカー。旭川電気軌道をバス会社潜入レポートで取り上げた『バスマガジン125号』によれば、神奈川県の貸切バス事業者、神田交通からの移籍車とのこと。旭川空港線向けのハイデッカー移籍車は正面の行先表示をLED機、側面は表示板というのが今のところの標準装備です。
旭川230あ7726.KL-MS86MP(03年車)。
ナンバープレートを7700番台の希望番号で取得している車両は、型式を参照した『バスラマインターナショナル212号』によれば「貸切ハイデッカー、貸切→旭川空港線の用途変更車 」とのこと。フロントガラス1枚のスーパーハイデッカー、エアロクィーンⅠな三菱ふそうMS移籍車。側面窓は青色の入ったガラスというのが特徴で、貸切からの用途変更車です。
貸切・都市間高速車の塗装は金銀色の雪の結晶をちりばめたデザインで、旭川空港線への用途変更後もそのままです。
旭川230あ7731.KL-MS86MP(01年車)。
こちらはハイデッカーの三菱ふそうMS。旭川電気軌道をバス会社潜入レポートで取り上げた『バスマガジン125号』によれば、ふらのバスからの移籍車とのこと。
旭川230あ7734.KL-MS86MP(01年車)。
こちらは東京空港交通からの移籍車となるハイデッカーの三菱ふそうMS。直結冷房+3本トランクというリムジンバスらしい仕様が特徴です。
2022年5月時点では前面行灯部の行先表示は方向幕式を装備していましたが、のちに現在のLED機に交換したようです。