町田多万夫ライブラリー カラー1970年代日本のバス ⑦近畿編

月末には何かしら感想めいたものを書いておきたい拙ブログ。ということで、バスに関する書籍を購入したら感想めいたものをわざわざブログに書いておくシリーズを更新です。

今回は2026年1月に神奈川バス資料保存会(協力 日本バス友の会)が製作・出版した同人誌、「町田多万夫ライブラリー カラー1970年代日本のバス ⑦近畿編」についてです。


阪急バス 社番:706.2020年10月記録(再掲)。
※画像の車両は、阪急バス創立85周年を記念して登場した1970年代以前の路線車カラーの復刻塗装車です。なお、本作に阪急バス復刻塗装車の写真は当然ありません。この塗装の頃の写真がたくさん掲載されていますよというイメージ画像です。

「町田多万夫ライブラリー カラー1970年代日本のバス」は、町田多万夫氏が1970年代に日本全国のバス事業者を訪ね撮影した写真全てを本にして公開するという壮大なシリーズ作品です。本作の近畿編では三重県・和歌山県・奈良県・滋賀県・福井県・京都府・大阪府・兵庫県の事業者のバス写真をまとめているほか、巻末に「甲信越・北陸編 追加」の写真も掲載しています。

町田多万夫氏の撮影写真は創刊当初の『バスマガジン』誌で思い出話や撮影秘話を綴った連載「愛しのバスたちよ」(※2003年刊行の2号から休載もありつつ2010年刊行41号まで掲載。全33回。)でその一部を掲載していましたが、スペースの関係なのか思い出話をしたバス会社の写真が載っていないなんてこともありました。連載終了から10年以上経過した今、当時の写真全てを見ることが出来るようになるとは。ありがたいものです。

本作掲載写真でもっとも有名と思われるのが、有田鉄道に在籍したというトヨタクラウンを写したものでしょう。どう見ても5ナンバー登録のタクシーですが、「一般乗合」と「ワンマン」の表記で路線バスをアピールしています。撮影時点で4人以内の利用者しかいなかった路線を極限のダウンサイジングで維持していたのでしょう。

掲載写真はどれも貴重なものばかりで見ごたえがあります。この本とあわせて『バスマガジン』誌の連載を読めば、撮影当時の状況や吉野大峯ケーブル自動車の創業者にお会いしたときの話などイロイロ知ることが出来るのでお薦めします。
「町田多万夫ライブラリー カラー1970年代日本のバス」シリーズの発行部数はかなり少ないようで、予約開始後すぐに完売となります。小生はうっかりしていたり、サイフと長く相談しすぎたりしていて既刊を手に入れらず、ようやく今回の近畿編を購入することが出来ました。次作は鳥取・島根・山口のバス事業者の写真をまとめた「山陽・山陰編」とのこと。10年以上前の『バスマガジン』誌で掲載された写真だけでも興味深かったので、入手しておきたいところです。

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