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BJハンドブックシリーズ V103

まだまだ続く、バスに関する書籍を買ったら感想めいたものをブログに書くシリーズ。
今回は1月に刊行となった『BJハンドブックシリーズV103 新潟交通』です。

1051

社番:H1051.QPG-LV290Q1(16年車)。2019年11月記録。

BJハンドブックシリーズでは2作目となる新潟交通。前作はニューハンドブックス時代の2000年刊行No.32ですから、約20年ぶりとなります。 
掲載事業者はタイトルとなっている新潟交通と、地域分社の新潟交通観光バス・新潟交通佐渡の2社となっており、2019年11月1日現在の在籍車両をもとに編集しています。
 
内容は、安定の車両編・歴史編・紀行編というおなじみの3部構成。「終点の構図」は新潟県村上市の「雷」。紀行編は「新潟交通バスを乗り継いで新潟・佐渡の伝統と文化を体感する」と題し、1日目は旧電鉄線沿線、2日目は佐渡を巡る乗り歩きルポとなっています。
 
車両編では、掲載の現有車両一覧表を見ると前作掲載のU・KC規制の一般乗合車が地域分社の営業所にそこそこ残っていることが分かります。前作2000年時点はいわゆるなまずと呼ばれる北村ボディのLVはもちろん現役、最古参格が80年登録の富士3EボディやブルドックなMPなどでした。2000年当時約20年だった車齢が、この20年の間に随分と延びたことを実感します。一方で、オレンジ色の特別塗装で99年に登場したMPノンステップ車は全車姿を消しており、必ずしも古い車から順に廃車しているわけではないようです。
 
歴史編は前作掲載分をベースに、2000年以降の動きを近年部分に加筆しています。

感想めいたものはこのくらいにして、小生手持ち画像を並べていきます。このエントリで並べる画像を確保するため、昨年11月に新潟市内へ十数年ぶりに出かけました。
なお、本文中の「斜字 」部分は本作からの引用部分、型式・年式は掲載の現有車両一覧表を参照しました。
003 003

社番:003.2019年11月記録。
まずは15年から運行を開始した「BRT萬代橋ライン」のイメージアイコンとなっている連接バス。オーストラリアのボルグレン製ボディの連接バスで、塗装は「BRTのシンボルカラーの赤を基調にしたオリジナルデザイン 」となっています。現在4台が在籍しており、「BRT萬代橋ライン」の快速バスで運行中。



社番:H1213.2KG-MP38FM(18年車)。2019年11月記録。
「BRT萬代橋ライン」は新潟駅と青山を結ぶ基幹路線で、「バス停などトータルデザインの連接バスと大型ノンステップバスで高頻度運行し、代わりに周辺部からの路線は「萬代橋ライン」への乗り継ぎをベースに再編 」しました。「BRT萬代橋ライン」運用便は正面に「BRT」のプレートを掲げています。

 

社番:H1210.2KG-MP38FM(18年車)。2019年11月記録。
ちなみに「BRT」のプレートを裏返すとハンドルとレールをかたどった新潟交通の社紋となります。「BRT萬代橋ライン」の運用に入らない場合は、社紋側を掲げて運行中です。



社番:G1358-I.U-LV324N(94年車)。2019年11月記録。
新潟交通の一般路線車は、台数に偏りがありますが国内4メーカー在籍しています。
「97年まで前後引戸 」をメインに採用しており、現在も地域分社に在籍しています。画像のいすゞLVは新潟交通観光バスの在籍。
 


社番:H89-I.KC-LV380Q(99年車)。
99年に導入した前中扉仕様のいすゞLV長尺車は「段差の小さいツーステップの楽々ステップバス 」となっています。
ちなみに新潟交通では登録番号を社番として採用しており、「大中型車と小型車、22ナンバーと200ナンバーなどで重複しないよう、頭にアルファベット(大型22ナンバー:G、大型200ナンバー:Hなど)を冠して 」います。



社番:H90.KC-LV380Q(99年車)。
同じく99年導入のいすゞLVですが、こちらは側面帯部に社番表記がありません。新潟交通では「00年式から社番の車体表記が省略 」されていることから、ボディ更新時にわざわざペイントしなかったのでしょう。本エントリでは、ボディに社番表記が無い車両は車両編「現有車両一覧表」に記載された社番をもとにしております。



社番:H132.KL-LV280Q1(00年車)。2019年11月記録。
00年からワンステップバスを導入 」開始した新潟交通。いすゞLVは画像のQ尺車のほか、短いL尺車もまとまった台数在籍しています。

 

社番:H147.KL-MP35JK(00年車)。2019年11月記録。
新潟交通ではもっとも保有台数が多い三菱ふそう車。画像のKL規制車のK尺ワンステップ車は00~02年にかけまとまった台数導入しました。

 

社番:H218.KL-UA452KAN(02年車)。2019年11月記録。
まだまだそれなりの台数が在籍しているUD車。画像の車両は富士ボディで最後に導入したUAとなる02年車です。



社番:H523.PKG-AA274PAN(08年車)。2019年11月記録。
新潟市は2007年度にオムニバスタウンの指定を受け、新潟市と新潟交通グループなどが共同でさまざまな取り組みを開始 」。その取り組みの1つが、2007年11月に開業した「新潟駅前・南口と古町、県庁、新潟市民病院などを結んで循環する5系統の基幹バス「りゅーとリンク」 」。画像の三菱ふそうAAは、基幹バスをアピールすべく、公募によって誕生したカラーリングとなっています。

 

社番:H525.PKG-AA274PAN(08年車)。2019年11月記録。
基幹バスはその後BRTへと進化し、「りゅーとリンク」の名称も忘れられつつあります。専用塗装もボディ更新時に標準塗装への塗り替えが進んでいます。



社番:H540.PKG-LV234N2(08年車)。2019年11月記録。
2007年のオムニバスタウンの指定から、ノンステップバスの導入も本格化。この頃導入した車両は標準塗装車も側面窓のブラックアウト部に「オムニバスタウンにいがた」のキャッチコピーが見られます。

 

社番:H1199.KL-MP35JM(04年車)。2019年11月記録。
近年は地域分社向けにまとまった台数の移籍車を導入しています。画像は新潟交通観光バスに在籍している神奈川中央交通からのワンステップ移籍車で、まとまった台数が在籍しています。外観の改造は最低限という感じ。

 

社番:H1236.KL-MP35JM(02年車)。2019年11月記録。
新潟交通本体も移籍車を導入。こちらの三菱ふそうMPワンステップ車は京阪バスからの移籍。

 

社番:H1261.KL-LV280Q1(03年車)。2019年11月記録。
移籍車ではどちらかというと敬遠される傾向の長尺車も新潟交通なら問題なし。画像のいすゞLVワンステップ長尺車は東京ベイシティ交通から千葉内陸バスを経て新潟入り。

 

 社番:H1268.2DG-HX9JLCE(19年車)。2019年11月記録。
 新潟交通ではわずかな台数の存在となっている日野車。ほとんどが7mノンステップのポンチョとなっています。画像の19年導入車は「新潟市観光循環バス」専用車となっています。「新潟市観光循環バス」専用車は2台在籍し、画像の車両は「What's Michael?」のデザインをラッピング。作者の小林まことさんが新潟市出身とのこと。

 

社番:H38.KC-LR333J(98年車)。2019年11月記録。
新潟市の地域バスのひとつ「区バス」。新潟交通グループではいくつかの路線の運行を担当しており、画像のいすゞLRは東区バス専用車となっています。

 

社番:H260.KL-LV781R2(04年車)。2019年11月記録。
都市間高速バスは県内をはじめ、東京・大阪・名古屋や東北・北陸・信越方面へ運行中。「路線により仕様が異なる 」のですが、記録出来た車両は新潟交通観光バスで運行している急行バス運用車両。折戸仕様のいすゞガーラ。



社番:H558.BKG-MS96JP(09年車)。2019年11月記録。
新潟空港へのリムジンバスは「高速バスのデザインをオレンジ色に変え、飛行機をあしらった 」デザインとなっています。 新潟駅から所要数十分のため、トイレ無し車両で運行中。



社番:H315.KL-MS86MP(05年車)。2019年11月記録。
最後に貸切車から、フロント上下2段ガラスのスーパーハイデッカーとなるクィーンⅡな三菱ふそうMS。貸切車の塗装デザインは「79年から採用 」しています。

次回刊行はBJハンドブックシリーズ2度目の登場となる「阪急バス」。京セラドーム大阪へ観戦のついでに撮りためた手持ち画像を解放するときがきました。
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