帯広で見たバス2025(十勝バス編その3)

6月に帯広へ出かけた際に記録したバス画像のよせ集め「帯広で見たバス2025」シリーズ。今回の十勝バス編その3では、十勝バスが2020~2025年に導入した車両の画像を並べていきます。


帯広230い2002.
まずは2020年に帯広空港連絡バス向けに新車導入した日野セレガ。短距離路線ということもあり、廉価グレードを採用しています。扉側には「ばんえい競馬」のラッピング広告を施しています。

バスラマ 211号

連日の猛暑で身体はヘトヘトです。気温40度超が日本で珍しいものでなくなるとは。暑さはまだまだ続く予報も出ているので、もうどうなるんだかという感じです。というわけで、月末恒例バス雑誌の感想という名の、街角バスウォッチングも命懸け。偶数月はバスラマこと、『バスラマインターナショナル211号』です。

今号も特集と銘打たれたものはありませんが、「大阪・関西万博のバス<ワイヤレス給電バス・自動運転バスを中心に>」と題したイベントレポートと、「成長を続けるEVモーターズ・ジャパン 佐藤社長に聞く&ラインアップ一気乗り」と題した試乗&レポート記事に結構なページ数を割いています。

イベントレポートの「大阪・関西万博のバス<ワイヤレス給電バス・自動運転バスを中心に>」はタイトルの通り、大阪・関西万博会場内で運行しているシャトルバス「e Mover」運行車両の話題を中心に、JR桜島駅から会場への駅シャトルバスについても取り上げています。バスラマでは大阪・関西万博のバスについて、開催前の208号で運行概要・予定を紹介していましたが、今回は実際に運行している状況での取材記事。やはり臨場感が違います。専門誌による記事ですから、万博会場でどのようなバスが運行していたのか等、後々の資料にもなる内容です。


社番:73-5170.2025年8月記録。
JR桜島駅からのシャトルバスは「桜島駅前に大規模なバスターミナルを新設するとともに、大阪市内の各事業者が大型電気バスによる運行を担当 」しています。運行「事業者はOsaka Metro/大阪シティバスを筆頭に、南海バス、阪急バス・阪神バス、近鉄バス、京阪バス、西日本JRバスなどで、いずれも大阪府の万博関連の補助金で導入した電気バスを使用 」しています。画像は大阪シティバスに在籍するEVモーターズ・ジャパンF8シリーズ2の10.5mサイズ。桜島駅からのシャトルバスの主力モデルとなっています。

全国の様々なバスに関する話題を取り上げたレポート・トピックス記事で、小生的に最も気になったのが「8年間のモデルライフを終えるトヨタSORA」というレポート記事。「トヨタでは2025年度をもってSORAの発売を終了し、今年度中に受注済みの車両を生産すると次世代モデルにバトンを渡す 」というちょうどよいタイミングで、トヨタ開発陣への取材をもとにSORA発売開始からの歩みを紹介しています。
SORAは当初から「6年間のリース契約で販売 」してきましたが、「現在SORAを採用済みで、次世代燃料電池バスの導入を予定する事業者 」には「期間の延長に対応し 」、「新車時から7~8年のリースとなる見込み 」とのこと。リース期間の延長が可能になったのも「きめ細かく車両状態を確認する遠隔監視機能により期間を延長しても問題ないという感触が得られた 」ためとのこと。さすがにバスで6年しか使えないというのはあまりにも・・・という感じだったので延長は妥当なところでしょう。


車号:S-D110.2025年8月記録。
東京都交通局は東京オリンピック2020に向け、SORAを複数年にわたりまとまった台数導入しました。画像のSORAは新車から既に6年を超えているD代車なので、リース期間を延長しているのでしょう。とはいえ、現在の都営バスからすれば7~8年で代替となるのは、異例の短さですが。

帯広で見たバス2025(十勝バス編その2)

6月に帯広へ出かけた際に記録したバス画像のよせ集め「帯広で見たバス2025」シリーズ。今回の十勝バス編その2では、十勝バスが2013~2019年に導入した車両の画像を並べていきます。


帯広230あ1303.
十勝バスはナンバープレートを導入年をあらわす希望番号で取得していますが、2012年から西暦末尾2桁+導入順の固有番号に変更。導入年がすぐに分かるようになりました。
まずは2013年に導入した日野KVノンステップ車。この年からボディの塗装は黄色だけでなく、クーラーなど屋根上機器と、前面行先表示周りや前面窓から側面窓部にかけて黒色に塗るようになりました。画像の車両はeーstyle社が運営している光回線サービス「カムイ光」のラッピング車となっており、アイヌ文様をあしらったデザインが目立ちます。


帯広230あ1304.
せっかくなのでラッピング広告車になっていない2013年導入の日野KVノンステップ車をもう1台。側面後部にも黒色の塗り分けがあることが分かります。後部の黒色部はラッピング広告車だと消してしまったり、隠してしまったり、そのままだったりと処理は様々あるようです。また、2012・2013年に導入した日野KVは前後のルーフにマーカーライトを装備しています。

帯広で見たバス2025(十勝バス編その1)

6月に帯広へ出かけた際に記録したバス画像のよせ集め「帯広で見たバス2025」シリーズ。今回の十勝バス編その1では、十勝バスが2010年までに導入した車両の画像を並べていきます。

なお、型式・年式は「十勝バス在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル139号』(2013),ぽると出版 を参照しました。


帯広22う312.U-HU3KPAA改(95年車)。
十勝バスの路線バスは帯広市内および周辺町村への郊外路線を中心に、広尾や上士幌方面への国鉄廃止代替バス、陸別への北海道ちほく高原鉄道線廃止代替バスなどを運行しています。2000年代に大規模な路線再編を行い、路線網を縮小する一方で帯広市内路線を拡充する「選択と集中」施策により路線バス部門の増収を達成し話題となりました。
まずは記録出来たなかで最古参車だったのが、画像の日野HU長尺ツーステップ車。国鉄広尾線代替バス二代目専用車として登場したうちの1台で、三代目専用車登場後は黄色塗装となりました。古参車ながら現在も帯広市内線の運用に入っているようです。扉側からの画像が記録出来なかったのが残念でなりません。


帯広230あ2032.KL-HU2PREA改(02年車)。
こちらは国鉄広尾線代替バス三代目専用車として登場したブルーリボンシティな日野HUワンステップ車。買取店のラッピング広告で側面・後面が隠れてしまっていますが、広尾線代替バス特別塗装デザインとなっています。


帯広230あ2082.KK-RJ1JJHK改(02年車)。
同じく国鉄広尾線代替バス三代目専用車として登場した日野RJワンステップ車。こちらはラッピング広告が無いので、広尾線代替バス塗装「南十勝夢街道」デザインがよくわかります。
ちなみに十勝バスは2000年から希望番号でナンバープレートを取得しています。希望番号は導入年と固有番号で構成しており、2011年まではだいたい頭と末尾数字で導入年の西暦をあらわしています。画像の2002年導入車は頭と末尾数字が2で、百位と十位が導入順の固有番号となります。

帯広で見たバス2025(北海道拓殖バス編その2)

6月に帯広へ出かけた際に記録したバス画像のよせ集め「帯広で見たバス2025」シリーズ。今回の北海道拓殖バス編その2では、一般乗合車の主力といえる関東バス移籍車の画像を並べていきます。

なお、型式・年式は「北海道拓殖バス在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル207号』(2024),ぽると出版 を参照しました。


帯広200か287.KK-HR1JKEE(02年車)。
北海道拓殖バスの乗合車は移籍車メインで、そのほとんどが東京の関東バスからの移籍車となっています。型式を参照したバスラマインターナショナル207号の事業者訪問記事によれば、関東バスとは「友好的に車両の譲渡が続いており 」、その関係の良さもあってか「関東バスからの移籍車は社号をそのまま表記 」しています。
まずは、旧塗装といえる前・後面白色デザインの日野HR9mサイズノンステップ車。北海道拓殖バスの乗合車では古参格の1台で、ボディに関東バス時代の社番D707の表記があります。

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