松山で見たバス2025(伊予鉄バス編その1)

バスラマ最新号の感想めいたものが書き終わり、今回から2025年2月に愛媛県松山市で記録したバス画像のよせ集めをスタートします。今回の伊予鉄バス編その1では、記録出来た大型乗合車の画像を並べていきます。

なお、型式・年式は「伊予鉄バス・伊予鉄南予バス 在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル208号』(2025),ぽると出版 を参照しました。


愛媛22か2005.U-HT2MLAA改(93年車)。
路線車は中型メインとなっている伊予鉄バス。大型車は森松線や北条線、松山空港線など幹線路線中心の運用となっています。まずは大型車では古参の日野HTツーステップ車から、旧塗装で残る1台。
予備車となっているようで、この日は本務車両に何かしらのトラブル発生で急遽代車として運用に入っていました。後面の行先表示は以前から使用していないようで、白幕表示となっていました。


愛媛22か2006.U-HT2MLAA改(93年車)。
こちらはラッピングでオレンジ一色となった日野HTツーステップ車。
伊予鉄バスに現在在籍する日野HTは側面銀サッシ全引違窓で中扉4枚折戸仕様となっています。客席シートは現行ジェイ・バス製ボディ標準シートの元祖?かもしれない、背もたれ上部に握り棒パイプがある当時のバスではあまり見かけないタイプのものを装備しています。

バスラマ 208号

2月内にまとめるのを諦めたバス雑誌の感想という名の定例報告。偶数月の刊行はバスラマこと、『バスラマインターナショナル 208号』です。

特集は「「大阪・関西万国博覧会」のバス輸送と開幕前のバス情報」。記事では2025年4月13日に開幕する大阪・関西万博(EXPO 2025)会場への足となるシャトルバス情報を中心に、シャトルバスの運用に用いられる各社の電気バスについてまとめています。あわせて「EXPO 2025より一足早く1月11日にオープンしたeMETRO MOBILITY TOWNの自動運転バス 」の話題も取り上げています。
会場へのシャトルバスのなかで最も規模が大きいのが「桜島駅万博シャトルバス」で、「バス70台が就役し、大阪シティバスが半数以上の電気バスを運行するほか、近鉄バス、南海バス、西日本ジェイアールバス、はやぶさ国際観光バス、阪急バス、阪神バスが、いずれも電気バスで運行する 」予定とのこと。ルート上に右折ポイントがあるのか分かりませんが、連日マニアが押しかけることになるのでしょう。

このほか2月発売号の恒例となったバスラマ賞贈呈の模様も掲載しています。第28回バスラマ賞はいすゞ自動車が2024年5月に発売した「エルガEV」に贈られました。

レポート・トピックスでは全国の様々なバスに関する話題を取り上げています。掲載記事に関連するような手持ち画像を1枚くらいは並べておきたい!ということで、今回も「各地の新車から」で掲載されたなかから1枚。


社番:た22.2PG-MP38FK。2025年2月記録。
神奈川中央交通は2024年度下期にまとまった台数の新車導入を行っており、なかでも画像の三菱ふそうMPノンステップ車は「2024年度下期新車ですでに60台以上が採用されている 」とのこと。コロナ禍で新車導入がストップした反動もあるのでしょうが、毎月毎月相当な台数の新車が登場しています。2023年後半に登場した「赤系の新デザインが徐々に増えて 」おり、見かける機会も多くなりました。

鹿児島市内で見たJR九州バス(2024年12月編)

偶数月末はバスラマインターナショナル最新号の感想めいたものを書くのが恒例となっている拙ブログですが、2月27日発売(予定)では月内の更新は出来ず。さりとて長くブログを更新出来るようなのネタも見つからないので、今回はHDDに眠る2024年に記録した画像を引っ張り出します。

というわけで、2024年12月に鹿児島市内へ出かけた際に記録したJR九州バスの画像を並べていきます。画像はほぼ過去の更新で並べた車両ということを、あらかじめおことわりしておきます。


社番:531-24165.2RG-LV290N4(24年車)※1。再掲。
まずは、2024年に鹿児島駅から薩摩郡山を経由し宮之城(一部便は薩摩中央高校まで)を結ぶ北薩線の開業77周年を記念し、国鉄バスの復刻塗装車として登場したいすゞLV。型式を参照した『バスラマインターナショナル 207号』によれば、「前面の動輪マークや側面のツバメのレリーフは同社保管のものを取り付けた 」ほか、「シート表皮も国鉄時代を彷彿とさせるモケットを採用 」したとのこと。
JR九州バスは通常ボディに社番的存在となっている4桁のドア番号のみを標記していますが、国鉄バス復刻塗装ということできっちり社番を標記しています。またナンバープレートは開業年にちなんだ数字で取得しています。

2017年以来

2月に愛媛県の松山へ出かけました。



小生の松山訪問は久々。過去のブログで調べたところ、前回訪問は2017年7月でした。
路面電車はオレンジ色だけとなり、低床車も増えました。そんな中で、在来車のトップナンバー「51」が現役バリバリで走っているところを見られたのは良かったです。



松山市駅前は改良工事の真っ最中。駅前の道路は東西に通行できなくなり、バス乗り場は「いよてつ高島屋」の真正面となる東側に集約されました。ただ、南側に大きな建物がある乗り場の立地は変わらないので、バスを撮影する難しさは相変わらず高いままです。
松山市駅では、EVモーターズジャパンが販売した大型・中型電気バスを複数台見ることが出来ました。見たところ運用路線はほぼ決まっているようなので、乗車する機会は多そうです。



駅前のバス乗り場の工事が進む松山市駅に対し、JR松山駅はご覧の通り。松山市中心部随一のバス撮影スポットは健在です。電気バスがJR松山駅で待機する路線の運用にも入るようになれば、もっと撮影頻度が高くなるんですが・・・とマニアの戯言。
そんなJR松山駅ですが、昨年9月に連続立体交差事業工事で高架化。まだ地上線時代の駅舎は残っていますが、地上線のレールや設備等の撤去工事が進められており、あっという間に風景が変わりそうな感じでした。バス乗り場は新たにバスタを新設?する計画もあるようですが、どのようになるのかイマイチよく分かりません。バスの待機場所が影にならない&逆光にならない場所であることを願うばかりです(無理な注文)。

年鑑バスラマ 2024→2025

またもやバスに関する書籍を買ったら、感想めいたものをブログに書くシリーズを更新。今回はバスラマ読者にとって2月は年鑑の発売月!2月5日刊行の『年鑑バスラマ 2024→2025』についてです。
   
構成は、巻頭言、「2024国内バスハイライト」、年鑑のメインといえる「国内バスカタログ」、「海外バスカタログ」、歴史編、巻末の資料編というラインナップです。また、「2024国内バスハイライト」頁内で2024年バスラマ賞を「いすゞエルガEV」に贈呈したことが報告されています。 
さて、本作の「国内バスカタログ」掲載モデルは「国産車5車種(13シリーズ)、輸入車9車種 」となっています。昨年号と比べると、国産車は2シリーズ減、輸入車は1車種増となっています。

国産車の既存モデルに大きなモデルチェンジはなく、2024年11月からの「バックカメラとモニター装着の義務化」に対応した標準装備の変更が行われた程度でした。


社番:M32415.2PG-MP38FK(24年車)。2025年1月記録。
画像は京王バスが24年に導入した三菱ふそうMPノンステップ車です。クーラーはメーカー標準のデンソー製を搭載しています。

新たに掲載された国産車モデルは、いすゞが2024年5月に発売を開始した大型電気バス「エルガEV」です。いよいよ「国内メーカーから本格発売された電気バス 」が登場しました。2024年10月に「日野自動車から統合モデルのブルーリボンZ EVが発売 」され、量産が開始となったようです。残念ながら「2024年中の市販車はなく、本格的な販売は2025年から 」とのこと。市販第1号車がどこになるのかなど、登場が楽しみです。

一方、販売を終了したのが「日野ブルーリボンハイブリッド/いすゞエルガハイブリッド(型式HL) 」と「FC(水素燃料電池)バスのトヨタSORA」です。トヨタSORAは「2022年時点で、いすゞ・日野の電気バスをベースに新型FCバスを開発することを予告 」しているので、販売中断といえそうです。一方、ハイブリッドバス(型式HL)に関しては特段のアナウンスが無いことから販売終了で確定のようです。


社番:M22417.2025年1月記録。
日野ブルーリボンハイブリッド/いすゞエルガハイブリッドは、ここ数年都内バス事業者や神奈川県の公営バス事業者がまとまった台数を導入していたので、このタイミングで販売終了になるとは思いませんでした。ただ、輸入EVバス導入事例が増えつつある状況を鑑みると、これ以上の販売台数は見込めそうにありません。国産EVバスの販売開始にあわせて、ということなんでしょう。
画像は京王バスが2024年に導入した日野ブルーリボンハイブリッドのうちの1台。今回販売を終了したハイブリッドバスは結果的に製造期間が短かったことから、メーカーが部品供給などをいつまで面倒みるのかが気になるところです。京王バスはいすゞ旧エルガハイブリッドを早期に代替しているので、高い買い物でも早期に・・・なんてことがあるかもしれません。

輸入車では、新たに北アイルランドのバンフォード・バスカンパニー(旧ライトバス)が製作する2階建てバス「エクリプス・ジェミニ3」が新規掲載されました。「新車のオープントップ2階建てバスを希求するはとバスと、オープントップバスの経験と実績を持つライトバスのコラボレーションで開発 」されたモデルです。「はとバスが2020年末から導入 」していますが、2024年に「初めて同社以外のユーザーとして京浜急行バスが1台を採用 」したことから、掲載となったようです。

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