バスラマ 173号

5月からの新元号が「令和」と発表されたばかりと思っていたら、あっという間に平成も残り僅かとなりました。平成の間に自分は何をやってきたかなど、思い返すようなことはあえてせずブログを書いて現実逃避です。というわけで、月末恒例のバス雑誌の感想という名の平成最後の更新。偶数月はバスラマこと、『バスラマインターナショナル 173号』です。
   
今号の特集は「2018 春のオムニバス」。4月刊行号恒例となった特集で、主に3月から4月上旬にかけて登場した「各社自慢の話題性高い車両 」をまとめて紹介しています。 
  
2019年3月23日付けで運行を終了した佐世保市交通局の話題については、レポート記事で取り上げています。あわせて巻末に2018年4月1日現在の「佐世保市交通局/させぼバス 在籍車両一覧」を掲載。さすがバスラマ、こういうところに抜かりがありません。
「在籍車両一覧」により型式・年式が判明したので、昨年9月に記録した佐世保市交通局の手持ち画像をいくつか並べていきます。



車番:市1042.PDG-LR234J2(09年車)。2018年9月記録。
まずは東京都交通局からまとまった台数が移籍した、いすゞLRノンステップ車。築地市場路線で運用していたためシートはビニール張りになっていますが、佐世保市交通局移籍後も変わらぬままで運行中でした。

 

車番:市1020.P-RR172DA(89年車)。2018年9月記録。
佐世保競輪場の無料送迎バスも佐世保市交通局が担当。古参格の日野RR貸切車を専用車に転用していましたが、側面固定ガラスに内装は後部固定サロンシートと、昔の豪華観光バスを髣髴させる仕様が特徴。

 

車番:R013.KK-RM252GSN(00年車)。2018年9月記録。
市営バスと同じ塗装のさせぼバスは「2009年に交通局の100%出資子会社として設立 」し、市営バスの矢峰と黒髪営業所の運行を受託していました。今年3月24日から佐世保市内の路線バスは西肥自動車に一本化されましたが、「市営バスが運行してきた地域は、西肥自動車が「させぼバス」に運行を委託する 」こととなりました。画像の車両は市営バスから転籍した富士8EボディなRMツーステップ車。

 

車番:R022.KK-RM252GSN(00年車)。2018年9月記録。
同年式・同型車で登録番号1番違いですが、転籍時期が異なるため車番がだいぶ飛びました。
佐世保市公式HPの2019年3月1日発表によれば、「しばらくは現状のまま 」佐世保市交通局のカラーで運行するようですが、「車両更新の際に西肥バスの色(銀色・青色)に変わる予定 」とのこと。

画像を追加しました

5月から新しい元号「令和」となりますが、「平成」のうちにやっておかなければと思っていたことがありました。
 


というわけで、先日秋田へ出かけました。秋田へ出かけたのは2002年以来ですから、いかに足が遠のいていたことか・・・。
 
せっかく秋田へ出かけたにも関わらず、やったことは路線バスに乗り写真を撮っただけ。「県庁所在地でバスの写真を撮る」ことが出かける目的なんですから、これでいいんです。
 
今回記録した画像のうちいくつかを「バスマガジン93号」と1つ目のブログの「バスマガジン73号」の感想めいたものを書いたエントリに追加しましたことをご報告させていただきます。
 
しばらくブログの更新をサボっていましたが、5月以降は秋田ネタを中心にまとめていきます。

バスマガジン 94号

今月発売のバスマガジンの掲載内容まとめ。あの事業者の特集掲載は何号だったかな?ということをのちのち調べるかもしれない、ただそれだけのために更新している小生的メモ帳更新。奇数月の発売はバスマガこと、『バスマガジン 94号』です。
  
まずは恒例の前号の予告と実際に最新号で掲載されたタイトルと内容をチェック。
前号の予告では「EDSS装備のパーフェクトMS-06 ニューエアロエース/エアロクィーン試乗&テスト」、「フルノンステやFCEV、充電式EV・・・。東京じゃ普通に走っているちょっと特別なバスをハシゴする 」、「バス用品探訪 マジカルテクニカ株式会社 安全・快適、工夫満点のバスシート開発」、「おじゃまします!!バス会社潜入レポートvol.94『JR九州バス』」、「都道府県別地域別路線バス全方位レポート『茨城県』」ほかとなっていました。

今号も予告通りとはならず、やはりマニア向けと思われる「特別なバスをハシゴする」記事はありませんでした。バス用品探訪は予告通りバス用シートメーカーの紹介ですが、天龍工業を探訪しています。バス用シートでは老舗の超有名企業な天龍工業を、なぜ前号の予告でキチンと紹介しなかったのか逆に知りたいレベルです。まあ小生としては全方位レポートとバス会社潜入レポートの事業者が予告通りだったら良いんですがね(投げやり)。

なお今号の内容ですが、パブを感じさせる記事や連載満載ないつも通りな1冊でした。

バスラマ 172号

プロ野球のキャンプが始まる2月、今年も秋まで勝敗結果に一喜一憂することになりそうです。
というわけで、月末恒例のバス雑誌の感想という名の順位予想。偶数月はバスラマこと、『バスラマインターナショナル 172号』です。
  
特集と銘打ったものは無い今号のバスラマ。バラエティに富んだレポート・トピックス記事と、事業者訪問がメインとなっています。

巻頭は2月刊行号恒例となった前年の「バスラマ賞」発表と関連記事。2018年、第22回のバスラマ賞を受賞したのは「東京都交通局のフルフラットバス」。フルフラットバスの「企画から運行開始までの経緯 」をメインに今後の展開についてなど東京都交通局の担当者へのインタビューを基に幅広く紹介しています。東京都交通局ではフルフラットバスを29台輸入していますが、現時点で動いているのは「整備のため一時期運休 」していたこともあった1台のみ。「年度内の全車運行開始を目指して、各部の最終調整を進めている 」ということですが、「車体寸法が11mで、都営バスの標準である国産の短尺車よりも60cm近く長く、最小回転半径が大きくなるため、転回スペースなどを考慮する必要があります 」というコメントもあり、年度内の全車運行は難しそうな印象。 
 
三菱ふそうが2月21日に発表した「改良を加えたMS06シリーズ2019年モデル 」についても紹介しています。新たに採用した装備を中心にまとめた2ページの速報的記事で、「技術や試乗フィーリングなどは次号で詳解したい 」とのこと。ヘッドライト周りも変更していますが、実車を見てみないとなんとも・・・。

トピックス記事では西鉄高速車の新デザイン登場の話題も掲載。

3150 3150

社番:3150.QTG-MS96VP(17年車)。2019年1月記録。
今回の高速車の塗装変更は西日本鉄道創立110周年を記念して行われ、「デザインコンセプトは「HARMONY」 」。帯や色にいろいろな理由がこめられているデザインとなっており、「従来の2種類の高速バスのデザインを置き換え、将来的に九州内の全路線に波及する予定 」とのこと。新デザインの第一号車となったのが画像の車両で、「設立記念日の12月17日から福岡-熊本線で運行を開始 」しました。

BJハンドブックシリーズ S100

まだまだ続くバスに関する書籍を買ったら、感想めいたものをブログに書くシリーズ。
今回は1月刊行の『BJハンドブックシリーズS100 北海道中央バス』です。いつもBJハンドブックシリーズを購入している比較的大きな本屋はいつまでたっても入荷が無く、結局神保町の有名書店で入手しました。



社番:134283.QPG-KV290Q1(16年車)。2018年10月記録。
BJハンドブックシリーズ初登場となる北海道中央バスを取り上げた本作は「BJハンドブックシリーズ100号記念拡大号」と銘打ち、巻頭に「中央バスのいる風景」と題した沿線風景写真を4ページにわたって掲載しています。ただし100号といっても、初期のシリーズに未刊行の欠番があることと、NシリーズからRシリーズへのリニューアル時に51号からスタート(41~50は欠番)したため、100号=100冊目でないことはあえて記しておきます。本作の掲載事業者はタイトルの北海道中央バスに加え、グループ事業者の空知中央バス・札幌第一観光バス・ニセコバスとなっており、2018年10月1日現在の在籍車両をもとに編集しています。
 
内容は、安定の車両編・歴史編・紀行編というおなじみの3部構成。「終点の構図」は北海道中央バスの幾春別町。紀行編は「小樽・積丹 とびきり秋味・秋景色」と題し、1日目は小樽市街・2日目は積丹半島を巡る乗り歩きルポとなっています。

さて、今回の車両編で注目すべきは車両一覧表に北海道中央バスと空知中央バスで車両管理に用いられているという6桁の番号を「社番」として表記していること。社番は「陸運支局や22・200などを分類する2桁 」に登録番号4桁となっており、旧赤白塗装時代のボディに書かれていた事業部をあらわす1桁数字とは異なる模様。
ただ肝心な車両編の掲載写真が、本作も粗い&コントラストの調整がイマイチ。側面窓の形状などがほとんど分からない写真も少なくありません。ずっとこんな感じですから、改善は難しいということなんでしょう。歴史編では戦時統合により誕生した北海道中央乗合自動車の成り立ちから、現在に至るまでをまんべんなくまとめています。戦後1950年代に起こった東急(本文ではぼやかされていますが)主導による株買い占め事件など北海道中央バス混乱期についてだけでなく、2006年に白石管内9路線廃止問題で表面化した札幌市とのゴタゴタとその顛末についても記述があるのはさすがです。

感想めいたものはこのくらいにして、このエントリを書くために2018年10月札幌へ出かけて記録した画像を並べていきます。天気は晴れから雨模様に急変化し、同じ日に撮影したとは思えない画像となっています。なお、本文中の「斜字 」部分は本作からの引用部分、型式・年式は掲載の車両リストを参照しました。

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