バスラマ 215号

イランのホルムズ海峡封鎖に対して、アメリカは逆封鎖したなど、イランをめぐる情勢はもう何がなんだか分かりません。分かっているのは燃料の金額がどんどん高くなるということだけ。燃料費用増加で打撃を受けているバス業界ですが、今後インバウンド旅行者の大幅な減少なんてことになったら・・・。というわけで、月末恒例バス雑誌の感想という名の、スタグフレーション。偶数月はバスラマこと、『バスラマインターナショナル215号』です。

今号の特集は4月刊行号恒例となった「春のオムニバス」。今回も新たに登場した電気バスの話題を中心に、しずてつジャストラインに登場した連節バスやマニア有志による富士重工製バスボデーの撮影会の話題等々まとめて紹介しています。掲載内容に関連するような画像が1枚でも記録出来次第、後日追記します。

レポートでは、日野と三菱ふそうを経営統合した持株会社「ARCHION」がスタートした話題から、それぞれのバス事業の今後についてまとめています。やはり気になるのは、経営統合に関係なく三菱ふそうは現行大型路線バスモデルの製造販売を終了するということでしょう。既に台湾「Foxconnが生産・販売する大型電気バスの国産化 」を発表していましたが、路線タイプは大型電気バス一本に絞るとは思いませんでした。

バスマガジン 132号

小生がのちのち調べるかもしれない季刊『バスマガジン』の事業者特集などを書き記しておく、それだけのために更新しているメモ帳代わり。今回は3月21日刊行となった『バスマガジン 132号』の感想めいたものになります。

まずは、前号の予告をチェック。131号の予告では、「 おじゃまします!!バス会社潜入レポート [宮崎交通]」、「部分的だけどすでに実用化されてるって??ジャパンモビリティショー2025で発表されたバス技術」、「バスを守る目って一体いくつあるの?日本ヴューテックで死角ナシの視界とやらを体験してきたゾ!!」、「凄く寒い冬、凄く暑い夏・・・電気も内燃機も、バスは大丈夫なのか?傾向と対策を聞いてみた」、「やっぱり全国統一は難しいか!?路線バス運賃の支払い方法あれこれ」このほか、バス情報・企画満載!!となっていました。
今号で掲載されたのはバス会社潜入レポートの宮崎交通と日本ヴューテック社の記事だけ。いつも通りの結果ですね。当然記事になりませんでしたが、誰に何の傾向と対策を聞く予定だったのかだけは知りたかったですね。

バスラマ 214号

2月中にまとめるのを諦めたら、どんどん後回しになってしまったバス雑誌の感想という名の定例報告。偶数月の刊行はバスラマこと、『バスラマインターナショナル 214号』です。

特集と銘打ったものは無い今号ですが、結構なページ数を割いているのが、関東自動車&みちのりホールディングスと京浜急行バスの事例等を取り上げた「電気バス導入と最新の充電システム」という記事。栃木県の関東自動車の話題は、2025年11月から運行を開始したエルガEVについて。関東自動車は2024年1月にBYD製電気バスを2台導入したのを皮切りに電気バスの増備をすすめ、現在30台。「関東地方の事業者では筆頭格の保有台数 」といえます。電気バス30台のうち、20台を占めるのが2025年度に導入した、いすゞエルガEVです。


宇都宮200か1873.2026年2月記録。
宇都宮市内のジェイ・バス宇都宮工場で製作されたことで、車体の内外装に「地元で製造された電気バス」をアピール 」しているのが特徴。車内には「宇都宮産を示すステッカーが貼られて 」います。


宇都宮200か1876.2026年2月記録。
後面側はこんな感じ。赤と黒のツートンの現行塗装は2019年導入の新車から採用しており、電気バスは側面後部の帯を波形にしたアレンジが加えられています。

関東自動車は電気バスに「担当者制を採用 」し、担当ドライバーからは「良い点や改善要望も明確に語られる 」とのこと。気になるBYD製車との比較ですが、「いすゞの航続距離はやや短め 」という評価ながら、「操作性・乗り心地などでディーゼル車の実績を反映させたいすゞ車への評価が総じて高く 」なるとのこと。また、「メンテナンス面では両車ともディーゼル車に対して点検項目が少なく、整備スタッフやドライバーの負担軽減にも結びついているが、部品調達日数に関しては国産がやや有利 」とのこと。
関東自動車では今後電気バスを2026年度に34台、2027年度に44台導入する予定ということで、古参のディーゼル車はいっきに置き換わりそうです。
記事ではあわせて、関東自動車も属するみちのりホールディングスが2026年度から本格的に行う「グリーンイノベーション基金事業」についてまとめています。また、京浜急行バスの事例では久里浜営業所に増設した最新鋭の充電設備を紹介しています。

このほか2月発売号の恒例となったバスラマ賞贈呈の模様も掲載しています。第29回バスラマ賞はトヨタ自動車が2025年9月に発売した小型電気バス「e-Pallet」と高知駅前観光が中心となって開発した夜行バス向けフルフラットシート「ソメイユプロフォン」に贈られました。

年鑑バスラマ 2025→2026

偶数月末は『バスラマインターナショナル』最新号の感想めいたものを書いている拙ブログですが、25日発売のものを月末までに更新するには時間が足りませんでした。ただ、バスラマ読者にとって2月は年鑑の発売月です。ということで今回は、バスに関する書籍を買ったら、感想めいたものをブログに書くシリーズを更新。今年も2月5日に刊行となった『年鑑バスラマ 2025→2026』についてです。
   
構成は、巻頭言、「2025国内バスハイライト」、年鑑のメインといえる「国内バスカタログ」、「海外バスカタログ」、歴史編、巻末の資料編というラインナップです。また、「2025国内バスハイライト」頁内で2025年バスラマ賞を、トヨタが販売を開始した5mサイズの小型EV「e-Palette」と、フルフラット式リクライニングシート「ソメイユプロフォン」に贈呈したことを報告しています。 


車番:15-5233.ZAC-LV828L1(25年車)。2025年8月記録。
2025年の大きな話題といえば、やはり大阪・関西万博。JR桜島駅から会場へのシャトルバスは「大阪シティバスをはじめ、在阪バス事業者が全車電気バスで運行を担当 」しました。画像は「シャトルバス用に24台を採用 」した、大阪シティバス籍のいすゞエルガEVです。なお、大阪シティバスのエルガEVは「万博終了後の12月からは一般路線で稼動している 」とのこと。

さて、本作の「国内バスカタログ」掲載モデルは「国産車5車種(14シリーズ)、輸入車7車種 」となっています。昨年号と比べると、国産車はトヨタが販売を開始した小型EV「e-Palette」の新規掲載で1シリーズ増、輸入車は販売を終了したバンホール/アストロメガTDX24とEVモーターズ・ジャパン車の掲載保留により2車種減となりました。EVモーターズ・ジャパンが掲載保留となったのは、「万博会期中に確認された品質問題への対応に全力が注がれている 」状況のため、「同社から掲載見送りの意向が示された 」ことが理由となるようです。


愛媛200か5758.2025年7月記録。
画像は伊予鉄バスに在籍するEVモーターズ・ジャパン販売の電気バス「F8シリーズ2 8.8」。伊予鉄グループは出資している関係もあり、EVモーターズ・ジャパンが販売する電気バスを積極的に導入してきました。「F8シリーズ2 8.8」は日本国内の中型ノンステップバスサイズにいちはやく対応したモデルだったので、EVモーターズ・ジャパンが相当なシェアを獲得することになるのでは、などと小生は勝手に思っていました。しかし、2025年初めに鹿児島市交通局が導入した同型車は早々に長期間運行出来ない状況になるなど、あちらこちらからEVモーターズ・ジャパン車の不具合の話が聞こえてくるようになりました。早い段階でしっかりとした対処が行われていれば、『年鑑バスラマ』で掲載保留となることは無かったのかもしれません。

国産車の既存モデルでは、2026年1月に新開発したエンジン搭載モデルの発売を開始したトヨタコースター/日野リエッセⅡをいちはやく掲載しています。また、2025年は複数のモデルで2026年7月から継続生産車も対象となる「サイバーセキュリティ(CS)対策の義務化」への対応が行われました。
気になるのは、サイバーセキュリティ(CS)対策に「対応せず、販売終了した車型、終了を予定する車型もある 」という一文。掲載モデルの「現代ユニバース」は「2025年度末を目処に販売中止が予定されている 」とあるので、どうやらサイバーセキュリティ(CS)には対応しない模様。それにしても日本国内「発売以来の総登録台数は2025年末時点で約900台 」という実績の現代ユニバースが販売を終了するとは驚きです。モデルチェンジした観光車モデルの販売を開始するのか、それともバスはEVモデルのみに絞るのか?現代ユニバース既存車のアフターサービスはきちんと行われるのか?こちらも気になります。

町田多万夫ライブラリー カラー1970年代日本のバス 山陽・山陰編&四国編

バスに関する書籍を購入したら、感想めいたものをわざわざブログに書いておくシリーズ。

今回は神奈川バス資料保存会(協力 日本バス友の会)が製作・出版した同人誌から2冊、2026年1月刊行「町田多万夫ライブラリー カラー1970年代日本のバス ⑧山陽・山陰編(②鳥取・島根・山口)」と2026年2月刊行「町田多万夫ライブラリー カラー1970年代日本のバス ⑨四国編」についてです。


一畑バス 社番:8378.2023年5月記録(再掲)。
※本作に一畑バス復刻塗装車の写真はありません。この塗装の頃の写真がたくさん掲載されていますよというイメージ画像です。
ちなみに画像の車両は、一畑電気鉄道グループ開業100周年を記念して2012年に登場した「青バス」カラーの復刻塗装車です。側面には旧社紋のプレートを取り付けるなど、結構こだわっています。「青バス」塗装が従来の赤系統の塗装よりも評判が良く、2013年以降の新車も復刻塗装で登場。いつのまにか復刻塗装が一般乗合車の標準デザインとなり、赤系統の塗装が旧塗装となってしまいました。
 
「町田多万夫ライブラリー カラー1970年代日本のバス」は、1970年代に日本全国のバス事業者を訪ねた町田多万夫氏の撮影した写真全てを本にして公開するという壮大なシリーズ作品です。 山陽・山陰編(②鳥取・島根・山口)では鳥取県・島根県・山口県の事業者のバス写真をまとめています。巻末には別のアルバムに紛れていたという「近畿編追加分」の写真と、交通博物館展示品の国鉄バス模型や個人製作のバス模型写真も掲載しています。撮影した写真全てを本にして公開するのが目的とはいえ、バス模型の写真は掲載しなくても・・・。このあたりの妙に律儀なところが神奈川バス資料保存会製作本の魅力といえるのかもしれません。「近畿編追加分」は前作近畿編で1枚も掲載が無かった金剛自動車の写真が11枚もあるので、近畿編購入者は本作も購入必須です。
四国編はタイトルの通り、香川県・徳島県・高知県・愛媛県の事業者のバス写真を中心にまとめています。当時青ナンバーで運行していた愛媛県の離島の町営バス・村営バスを撮影した貴重な写真もあります。

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