バス車両を右斜め後から記録した画像を並べる「右斜め後からの1枚」シリーズ。
今年はその月に記録した画像で更新するというルールを採用中です。
こちらのブログは月1回の更新がやっとという状況が長く続いていますが、夏休み
特別企画ということで今月はもう1台分更新します。
社番:KS-7577.2015年8月千葉県船橋市浜町付近で記録。
前回は競輪のラッピングバスを更新しましたので、今回は競輪と同じく公益財団法
人JKAが統括しているオートレースのラッピングバスを右斜め後ろから。京成バス
システムに在籍する日野HUワンステップ車で、船橋オートレース場のラッピングを
施した無料送迎バス専用車です。
社番:KS-7577.2015年8月千葉県船橋市浜町付近で記録。
左斜め前からの画像がこちら。扉側と運転席側でラッピングのデザインが異なります。
さて、フロントマスクから分かる通り、元々は一般乗合車だったKC規制車のブルーリ
ボンです。本来船橋市内で車検を継続して取得できないKC規制車ですが、自動車
NOx・PM法に対応した適合装置を取り付けて対応し、現在も第一線で運行しています。
2002年に刊行された『BJニューハンドブックス No.36 京成電鉄』によると、今は無き
船橋営業所の社番4577として導入した車両で、のちに船橋営業所内にあった貸切セ
ンターに転属し、貸切・特定車に転用され社番を7577へ改番。現在は京成バスの事業
再編により貸切センターの貸切・特定車事業の大部分を引き継いだ京成バスシステムに
転籍し、登場時と変わらぬ「習志野22を」ナンバーながら、車歴に違わぬ歴史ありとい
ったところでしょうか
貸切登録車ということで運賃箱は取り外され、運転席後ろにオートレースの録画中継を
放映する液晶モニターを取り付けているところが、オートレース場無料送迎バス専用車
ならではの装備といえそうです。
ちなみに船橋オートレース場の無料送迎バスは京成本線の船橋競馬場駅(JR京葉線
南船橋駅経由)から概ね30分間隔で運行しています。
船橋オートレース場といえば、昨年2015年度いっぱいで廃止されることが報道されて
います。オートレース無料送迎バス専用車が、レース場と運命を共にすることになるのか、
今後の状況次第ということになりそうです。
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