バス車両を右斜め後から記録した画像を並べる「右斜め後からの1枚」シリーズ。
今年はその月に記録した画像で更新するというルールを採用中ですが、9月の更
新は無し。8月にこのシリーズを2回も更新した反動というわけではないのですが、
慣れないことをしてはいけません。
なにわ200か1900.2015年10月大阪市西区ドーム前千代崎停留所で記録。
今回は大阪シティバスに在籍する日野HR10.5mサイズを右斜め後から。
大阪シティバスは大阪市交通局の子会社で、2014年4月に大阪運輸振興から改
称した事業者です。大阪シティバスと大仰な名称ですが、主な業務は大阪市営バス
の一部営業所の管理受託で、自社路線は長らく大阪市営バスから移管された住之江
公園駅とユニバーサルスタジオジャパンを結ぶ予約制のUSJ直行バスのみでした。
そんな大阪シティバスが新たな自社路線として2014年11月から「IKEA鶴浜⇔大正
Expressバス」の運行を開始しました。この路線の専用車として登場したのが画像の
日野HRです。塗装デザインはIKEAの看板に使われている青色地にロゴマークを大き
く配置、そして側面窓の大部分は路線をPRしたラッピングで覆われています。
なにわ200か1900.2015年10月大阪市大正区三軒家交差点で記録。
左斜め前からの画像。
日野HRは現在製造していないので、移籍車ということはすぐに分かります。大阪
シティバスは大阪市交通局の子会社ですから、大阪市営バスから転籍したと思いき
や、なんと東京都交通局からの移籍車。ひと昔前なら考えも出来ない移籍事例です。
車内のシートモケットはさすがに「みんくる」のままとはいかず、青色のモケットに張り
替えられています。ただ、戸袋窓部はシートが無く、立席・車椅子スペースとなってお
り、都営バス時代の痕跡といえるかもしれません。
前面・後面の行先表示は「IKEA鶴浜⇔大正 Expressバス」運行開始当初、方向幕
で登場しましたが、現在はLED表示機に取り替えられています。側面は運行開始から
変わらず、窓に直接貼ったステッカーという極めてシンプルなものとなっています。もっ
とも、停留所は3ヶ所のみなので、これで十分といえますが。
なにわ200か1901.2015年10月大阪市大正区三軒家交差点で記録。
せっかくなので、記録出来た「IKEA鶴浜⇔大正 Expressバス」専用車の画像を並
べていきます。登録番号連番のこの車両も都営バスからの日野HR移籍車。
大阪シティバスは都営バスからの日野HR移籍車をこのほかにも導入し、USJ直行
バス用に大阪市営バスから転籍した古参の中型車を代替しました。
ちなみに「IKEA鶴浜⇔大正 Expressバス」の運賃支払いは現金のみとなっています。
運賃箱もICカードや磁気カードの対応機器を装備していないことから、「IKEA鶴浜⇔
大正Expressバス」専用車は他路線での運行を考慮していないようです。
なにわ200か1705.2015年10月大阪市大正区三軒家交差点で記録。
大阪運輸振興時代にUSJJ直行バスとして導入した、生え抜きのいすゞLRワンス
テップ車も「IKEA鶴浜⇔大正 Expressバス」専用車に転用となりました。
「IKEA鶴浜⇔大正 Expressバス」は、おおむね平日毎時2本、土休日毎時3本の
運行となっています。土休日は3台の専用車をフル稼働しています。
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