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バスマガジン 89号

今月発売のバスマガジンの掲載内容まとめ。あの事業者の特集掲載は何号だったかな?ということをのちのち調べるかもしれない、ただそれだけのために更新している小生的メモ帳更新。奇数月の発売はバスマガこと、『バスマガジン 89号』です。
  
まずは恒例の前号の予告と実際に最新号で掲載されたタイトルと内容をチェック。
前号の予告では、「エアロキング試乗の機会をゲット!!最後の国産ダブルデッカーを再解剖する」、「そろそろ定期メンテナンスの時期がやってきた・・・最新のバスATのメンテナンス現場に突入!!」、「バス用品探訪 第2回 案内装置」、「おじゃまします!!バス会社潜入レポートvol.89『岩手県北自動車』」、「都道府県別地域別路線バス全方位レポート『山形県』」ほかとなっていました。今号はパブっぽいAT記事が無く、エアロキング記事と予告詐欺常習犯の都道府県別・地域別路線バス全方位レポートだけが予告通りという予想出来ない万車券決着となりました。

巻頭を飾るのは「王、健在。ついに実現!!エアロキング(MU612TX)フルステージ試乗」と題したエアロキング記事。編集体制が変わってから、これまで何度も予告されてきたエアロキングを題材とした記事が本当にバスマガジンに掲載される時が来るとは。ただ、本当に試乗しただけの内容なのでなんだかなあという感じ。
あわせて、「いまも乗れる エアロキングセレクトアルバム」と題し、現在も運行しているエアロキングをいくつか紹介しています。この部分はBJエディターズの加藤氏が執筆を担当しているので、あっさりしていますが安定した内容となっています。
 


社番:D674-04509.2017年7月に記録。
製造末期は高速路線車用途がほとんどだったエアロキング。画像はジェイアールバス関東在籍の3列シート車。走行距離や経年劣化などから「生産終了から8年。ジワジワと減少している 」状況です。本文にあるように「いまこそキング狙いの乗りバスを!! 」という煽りも間違いではないかもしれません。
   
バス会社潜入レポートは「東武バスグループ」。潜入レポートで取り上げられたのは2008年5月刊行の29号以来、2度目の登場。今回の執筆もBJエディターズの加藤氏が担当しています。BJハンドブックシリーズでは2015年の『東武バス・東野バス S89』で取り上げられたばかりなので、内容に関しては約3年間の代替状況確認という感じです。一般乗合車は日光を除くとごくわずかに03年車が残るくらいという状況。00年代初めにまとまった台数導入した日野HR10.5mサイズは「廃車が進んだ結果、現在は13台だけ 」とのこと。
 
9896

社番:9896.PJ-KV234L1(07年車)。2018年5月に記録。
せっかくなので東武バスの手持ち画像を2枚ほど。まずは07年式の日野KVワンステップ車。一般乗合用途の大型ワンステップ車は08年まで導入していました。
 


社番:2875.QPG-RU1ESBJ(2012年車)。2017年7月に記録。
高速車は代替が進み、「ジェイバスボディのガーラ・セレガハイデッカーに統一 」。画像はいすゞガーラで折戸仕様トイレ無し高速車。長らく「経年高速車の一部を日光の一般路線に転用 」してきた関係で、「高速車の一定数を折戸仕様 」としていましたが、「日光でもバリアフリー化が開始され、折戸の採用は中止されている 」とのこと。   
   
「帰ってきた 路線バス全方位レポート」は「山形県」。以前のシリーズで山形県をとりあげたのは、2006年11月刊行の20号以来。県内は山交バスと庄内交通の2大事業者による運行体制に変化はありませんが、路線網の縮小は一段と進んでいる状況です。

注目事業者の車両一覧表は「山交バス」を掲載。
 

 
社番:16010.SKG-LR290J2(16年車)。2018年5月に記録。
バスマガジンでは2008年刊行32号の事業者潜入レポートで「山交バス」を取り上げているので、約10年間の代替状況を確認することが出来ます。2008年時点でわずかだった移籍車が、現在それなりの台数在籍している状況を再確認。もちろん新車も導入しており、なかでも画像のいすゞLRは2016年モデルチェンジ発表後すぐに登場した市販第一陣車のうちの1台です。

「鈴木文彦が斬る、バスのいま」は「十分に活用されるべき超大型バス」と題した提言記事。「編集長指令!!「しばり」のバス旅ミッション」は前号に引き続き都内周辺の公営競技場の無料送迎バスを紹介。バスだけでなく場内の雰囲気や個々の競技についても紹介し、なかなか面白い記事なんですが、気になったのはオートレースを「レースのグレードにより異なるが、オートバイ9車が10周する 」という説明部分。オートレースは基本8車立て6周回で行われ、9車立てで行われることはありません。9車立ては競輪ですが、10周するレースはありません。何をどう間違ったのやら・・・。「バス屋稼業 マイスターが語る人・バス・時代」は東京都交通局で昨年まで車両課設計係長を担当していた方。燃料電池バスや今年導入するフルフラットノンステップバスに大きく関わっていたということで、なかなか読み応えあります。
そのほかの連載記事は、今後調べることが無さそうなので割愛。 
 
次号予告は、「洗車機、タイヤチェンジャー、テスター・・・・バスメンテナンスのための巨大機器を見に行く」、「普通に現役のボンネットバス フロントエンジンのスクールバスに試乗!!」、「大好評連載を拡大[方向幕の世界]special!!」、「おじゃまします!!バス会社潜入レポートvol.90『福島交通』」、「都道府県別地域別路線バス全方位レポート『神奈川県PART1』」ほかとなっています。前号のバス会社潜入レポートで予告された岩手県北自動車はどうなったんでしょうかね。

なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照しています。
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