2018年5月に山形で記録したバス画像のよせ集めシリーズ。
今回のその5では、山交バスが1999年までに導入した自社発注一般乗合車と、近年導入が目立つ一般乗合移籍車の画像を並べていきます。
社番:98003.KC-RU1JJCA(98年車)※1。
山交バスでは99年まで大型幅9.5mサイズの一般乗合車を導入していました。型式を参照したバスラマによれば、山交バスではこのサイズを「普通型」と称するとのこと。全国的に見れば少数派のサイズが「普通」になるところが面白いですが、もともと山形交通の主力車種として愛用してきたトヨタの大型バスがこのサイズだったことも影響しているとのこと。
まずは日野9.5mサイズのRUツーステップ車。全引違の側面窓は当時の山交標準仕様です。
社番:99011.KL-LT233J1(99年車)※1。
こちらは99年導入のいすゞLT。排ガス規制の関係で、KL規制車ながらキュービックボディを架装している珍しい車両です。側面窓はこの年だけ上下開閉のサッシ窓を採用。コストダウンが目的だったのでしょうか。
社番:99015.KC-RP250GAN(99年車)※1。
後面側だけですがRP。大型幅9.5mサイズの車両は4メーカー導入しており、三菱ふそうMMも在籍しています。ただ、この日は運用に入っていなかったようで見ることは出来ませんでした。
社番:99602. KC-MK219J改(99年車)※2。
2000年代後半から積極的に移籍車導入を開始。今回記録出来た移籍車の古参格だったのが、三菱ふそうMKワンステップな99年車で京成バスからの移籍車。導入時期が山形交通創立70年だったということもあり、往年の山形交通塗装の復刻車として登場。この日は運用に入っていませんでしたが、マニア対策か?上山営業所のちょうど道路から撮影しやすいところにとめられていてラッキーでした。
ちなみに移籍車の社番は、百の位を5または6を採用し自社発注車と区別しています。
社番:71610.KL-LV280L1(01年車)※2。
いすゞLVワンステップ車は、正面の運賃支払い表示窓をはじめとした特徴から、見ての通りな神奈川中央交通からの移籍車。画像の純正ボディ車だけでなく、富士ボディ車も移籍しています。いすゞLVはこのほか、近鉄バスからの移籍車も在籍していますが、この日は運用に入っていませんでした。
社番:72601.KK-RM252GSN(02年車)※2。
富士8EボディのRMワンステップ車は新京成バスグループからの移籍車。サイドミラーは新京成時代とかわらず、幽霊ミラーとも称される両側とも前に突き出たタイプを装備しています。自社発注車はエアサスを採用していますが、移籍車はリーフサスもOKの模様。
なお、型式・年式は下記を参照しました。
※1)「山交バス 在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル92号』(2005),ぽると出版
※2)「帰ってきた都道府県・地域別全方位レポート 注目事業者・車両一覧表 山交バス車両一覧」『バスマガジン89号』(2018),講談社ビーシー/講談社
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