今月発売のバスマガジンの掲載内容まとめ。あの事業者の特集掲載は何号だったかな?ということをのちのち調べるかもしれない、ただそれだけのために更新している小生的メモ帳更新。奇数月の発売はバスマガこと、『バスマガジン 93号』です。
まずは恒例の前号の予告と実際に最新号で掲載されたタイトルと内容をチェック。
前号の予告では、「いよいよ平成ラストの年。この30年でバスはこんなに変わった!!」、「中古潜入車の元事業者分類/信州支局編」、「バス用品探訪 株式会社エンドレスエコー バスの最新アナウンスシステムを紹介」、「おじゃまします!!バス会社潜入レポートvol.93『国際興業』」、「都道府県別地域別路線バス全方位レポート『茨城県』」ほかとなっていました。今号はマニア向けの移籍車記事とエンドレスエコー紹介記事だけが掲載。予告詐欺常習の全方位レポートはまだしも、バス会社潜入レポートの事業者変更はホント勘弁してほしいものです。
連載以外で小生的に気になった記事は、「信州支局発!中古導入車の元事業者をたどる~アルピコ交通/長電バス編~」。アルピコ交通と長電バスに在籍している移籍車を元事業者別に紹介した記事となりますが、かなりライトにまとめた内容。1台しか在籍していない車両や、かなりマニアックな経歴を持つ車両もしっかりと取り上げていますが、具体的な型式や年式の記述が無し。両社それぞれに複数台移籍していても掲載写真は1台のみというのも残念なところ。
社番:03459.2018年6月記録。
手持ち画像からアルピコ交通に在籍する神奈川中央交通からの三菱ふそうMPノンステップ移籍車。神奈川中央交通の特徴的な正面運賃支払い窓は埋められています。
バス会社潜入レポートは茨城県の「関東鉄道グループ」。BJエディターズの加藤氏による執筆で、関東鉄道及び地域分社を取り上げています。バスマガジンの潜入レポートでは2010年9月刊行の43号以来ですから久々の登場となりますが、『BJハンドブックシリーズS96 関鉄バス』は2017年8月刊行ですから、早いサイクルで取り上げられたという印象。
在籍車両は新車と京成バスからのグループ移籍車導入により、「
まもなく本体の一般路線のノンステップ化が完了する見込み 」とのこと。2017年時点で数を減らしていたU規制車が、いよいよ姿を消すのも時間の問題、KC規制車の低床車もいよいよ代替対象となっている状況とは知りませんでした。小生のイメージする関鉄の印象が未だツーステ+棒ギアのキュービックで止まっているため、京成バスからPJ規制の移籍車がやってくる現実に追いつけていません。
在籍車両の掲載写真は、さすがにバリエーション豊かな関東鉄道の全貌を紹介するには頁が足りず、読者層にあわせ乗合バスの代表車種・仕様が中心。貸切・特定メインのマイクロバスなど、バッサリカットするのは仕方ないのかもしれません。
社番:9380TC.KL-HU2PPEE(02年車)。2017年9月に記録。
潜入レポートは国際興業と予告されていたので、正直関東鉄道の画像は
BJハンドブックシリーズの感想めいたものを書くために撮りためたものくらいしかありません(全方位レポートが予告通り茨城県掲載だったらどうするつもりだったのかは内緒)。その中から「
京成から2台が移籍したブルーリボンシティノンステップバス 」。1台廃車となり、側面窓上の白色塗装部分が広い画像の車両だけが残っている模様。
「帰ってきた 路線バス全方位レポート」は「秋田県」。前シリーズで秋田県をとりあげたのは、2011年11月刊行の50号。1つ目のブログで
50号の感想めいたものを書いた際、「秋田県は小生的に行ったことがあるけどバスの写真は無い県の1つ(もう1県は福井)」と記しました。8年の間に福井には行きましたが、秋田へはまだ行っていないという。平成のうちに行かなければ・・・。
と、書きましたが2019年4月、なんとか平成のうちに秋田へ出かけましたので画像などを追加いたします。(2019年4月追記)
秋田200か1158.2019年4月記録。
県内最大のバス事業者となるのが、「
秋田県南部の広いエリアに路線を展開 」している羽後交通。「
東京の小田急バスによく似たカラーリングをしているが、資本関係はない 」というのがポイント。秋田の方からすれば東京にも羽後交通が走っていると考えるのでしょう。ちなみに画像の車両は西工ボディのJPワンステップ車で西武バスからの移籍車です。
注目事業者の車両一覧表は「秋田中央交通」を掲載。秋田中央交通は2015年9月刊行73号の事業者潜入レポートで取り上げられているので、代替状況を知ることが出来ます。
秋田200か1228.SKG-LR290J2(16年車)。2019年4月記録。
モデルチェンジしたいすゞLRは16年に登場。翌17年は日野KRを導入しています。
秋田200か1243.KC-HU2MMCA(00年車)。2019年4月記録。
移籍車の導入も依然積極的に行われていますが、KC規制車の日野HUワンステップ車を導入。既に小田急バスからKL規制車のいすゞエルガが移籍しているところでまさかのKC規制車。もともとは千葉の阪東自動車が導入した車両で、朝日自動車グループ事業者への転籍を経ての秋田中央交通入りとなりました。
「鈴木文彦が斬る、バスのいま」は京都市営バスにおける管理の受委託の話題から、現在進行中のバスドライバー不足による深刻な影響について持論を交えまとめています。
前号からスタートした短期集中連載の「都バス車両3世代比較ナビ」は、1974年度・1995年度・2016年度導入の歴代B代車を紹介。
そのほかの連載は今後調べることが無さそうなので割愛。
次号予告は、「EDSS装備のパーフェクトMS-06 ニューエアロエース/エアロクィーン試乗&テスト」、「フルノンステやFCEV、充電式EV・・・。東京じゃ普通に走っているちょっと特別なバスをハシゴする 」、「バス用品探訪 マジカルテクニカ株式会社 安全・快適、工夫満点のバスシート開発」、「おじゃまします!!バス会社潜入レポートvol.94『JR九州バス』」、「都道府県別地域別路線バス全方位レポート『茨城県』」ほかとなっています。
全方位レポートの茨城県は前号予告から引き続き、潜入レポートはBJハンドブックシリーズで未刊行の事業者なのでホントに掲載されるんでしょうか。
なお、本文中の「
斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照しています。
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