1月25日に発生した忍者ツールズの障害により、しばらくの間ブログの更新作業が出来ませんでした。ブログの更新をしないと随分楽なんだなぁなどしみじみ思ったり・・・。
ということで、1月中に更新することが出来なかったバスマガジン最新号の掲載内容まとめ。あの事業者の特集掲載は何号だったかな?ということをのちのち調べるかもしれない、ただそれだけのために更新している小生的メモ帳更新。奇数月の発売はバスマガこと、『バスマガジン 99号』です。
まずは恒例の前号の予告と実際に最新号で掲載されたタイトルと内容をチェック。
前号の予告は、「100号カウントダウン、スペシャル編集 おじゃまします!!バス会社潜入レポートvol.99『名鉄バス』」、「バス業界のレッドリスト上位に・・・絶滅危惧種の3扉車、いよいよ見納め」、「帰ってきた都道府県別地域別路線バス全方位レポート『香川県』」、「バス用品探訪 バス扉のシェア90%!!バス戸閉機メーカー 泰平電機」ほかとなっていました。「バス用品探訪」が泰平電機ではなく運転支援警報装置製造のモービルアイに変わっていますが、今号はほぼ予告通りの掲載となりました。
3扉車の記事は、「[日本文化遺産]たる3扉車の終焉 急速なカウントダウンとなった激レア車を現役最後の定時運行車となりそうな奈良交通で追跡」。3扉車に文化的な価値がそこまであるのかという疑問はさておき、奈良交通に在籍する3扉車が「
現役最後の定時運行車 」であることに間違いありません。記事によれば、3扉車は2020年1月時点で残り13台となっており、「
奈良交通の車両関係の担当者によるとあと2年で全廃されるだろうとのこと 」。もうそんな段階になっていたとは!
奈良22き518.2019年8月に記録したものを再掲。
記事によると、画像の車両は2019年12月に廃車となったようです。
3扉車が激減しているということは、前後扉車も激レア車になっているような気もします。いずれこちらのほうも取り上げてほしいものです。
バス会社潜入レポートは2006年刊行の17号以来、2度目の登場となる「名鉄バス」。BJエディターズの加藤氏が執筆を担当しており、BJハンドブックシリーズでは『BJハンドブックシリーズS97 名鉄バス』を2017年に刊行しています。ハンドブックシリーズ刊行時は「
子会社として名鉄バス中部と名鉄バス東部 」がありましたが、両社とも2018年に名鉄バスに統合しています。
カラーページ部は、名鉄バス車両のある風景を中心に、近年導入した在籍車両写真を掲載。
2017年刊行のBJハンドブックシリーズS97は結局感想めいたものを書いていないため、今回は気合を入れて名古屋へ出かけました。ここからは1月に愛知県内各所で記録した小生手持ち名鉄バス画像を並べていきます。
社番:4624.QKG-MP38FK(17年車)。2020年1月記録。
名古屋鉄道のグループ傘下に三菱ふそう販社を擁していたことから、現在も三菱ふそう車がメインとなっています。「
大型路線車は2011年からノンステップバスだけを新製 」していることから、現行マスクにモデルチェンジしたMPはノンステップ車のみの在籍となっています。
社番:4813.2PG-MP38FK(18年車)。2020年1月記録。
「
2018年度の新車からフルカラーLEDを導入 」しています。
画像の車両は基幹バス専用車となっています。かつてのような「基幹バス」専用塗装は無くなり、現在は帯部などに「基幹バス」と入るだけとなってしまいました。
社番:1371.QKG-MP37FM(13年車)。2020年1月記録。
一般乗合車の塗装デザインは「
一貫して赤と白のボディカラーを採用 」していますが、赤帯のデザインは何度か変わっており、「
2006年から前面の塗り分けが名鉄グループ共通のデザイン 」を採用しています。
画像は14年まで導入していたM尺の大型ノンステップ車。
社番:1551.KL-MP35JM(05年車)。2020年1月記録。
こちらの塗装デザインは名鉄バス発足を記念し、05年に登場。06年に現行塗装が登場したため、記念デザインという扱いとなっている模様。車両代替により、見納めとなるのも時間の問題かもしれません。
社番:1820.PJ-KV234N1(07年車)。2020年1月記録。
名鉄では00年代から日野車の導入を開始し、豊田営業所を中心に配置しています。画像は07年導入のKVワンステップ車。
社番:8602.TKG-MK27FH(16年車)。2020年1月記録。
中型車は07年から全車ノンステップを導入しています。まだまだ三菱ふそうMKが主力ですが、MKは現行販売モデルから消えたまま。今後は日野・いすゞ車の独壇場となるのでしょうか。
社番:9614.PA-MK25FJ(06年車)。2020年1月記録。
名古屋駅とささしまライブを結ぶ「ささしまウェルカムバス」は中型車で運行中。2020年3月まで「エヴァンゲリオン中京圏プロジェクト~名古屋・ささしまライブから世界へ発信~」イベント開催にあわせ、現在「エヴァンゲリオン」ラッピングバスを運行しています。2015年が舞台だった近未来SF作品でしたが、いまや2020年・・・。
社番:7014.BJG-HU8JMFP(10年車)。2020年1月記録。
「とよたおいでんバス」は豊田市のコミュニティバスで、「
11系統を3社で受託運行 」しています。一部系統にはハイブリッド車を集中投入しています。
社番:7901.TFCB(17年車)。2020年1月記録。
「とよたおいでんバス」では「
10年からトヨタ製の燃料電池バス 」も運用に入っています。運行車両は何度か入れ替わっており、画像の車両は「
先行市販モデルの燃料電池バス 」で「
東京都交通局で活躍していたものを貸与された形 」で使用中。
社番:2252.LKG-MS96VP(12年車)。2017年8月記録。
側面固定窓仕様の都市間高速車。塗装は名古屋鉄道直営時代の「
1990年代後半から現行のデザインを採用 」しています。
画像はエアロエースな三菱ふそうMSハイデッカー。MSは11年まで床下サブエンジン式クーラーの2本トランク仕様を採用していました。
社番:6605.PJ-MP35JP(05年車)。2020年1月記録。
近距離高速車はスタンダードデッカーなどコストを重視したモデルを導入。2000年代半ばは路線車シャーシのトップドア車を導入しました。画像は05年導入の三菱ふそうMPトップドア車。
社番:3909.2TG-RU1ASDA(19年車)。2020年1月記録。
販売モデルの統合などもあり、近年導入の近距離高速バスはごく普通のトイレ無しハイデッカーを導入しています。差別化を図るためか、近距離高速バスの塗装は「
2018年から貸切バスのデザインに変更 」。画像の車両は19年導入の日野セレガで、セントレアリムジンバスの運用に入っていました。
「帰ってきた 路線バス全方位レポート」は「香川県」。前シリーズでは、2006年の19号に掲載。香川県では、「
県下のバス事業者が苦境に立たされている状況が露呈する事態が相次いで発生 」しており、2006年以降も琴平参宮電鉄、小豆島バスの路線バスが新たな事業者に引き継がれたほか、徳島西部交通が路線バスから撤退(ことでんバスと後に合併)しています。
注目事業者の車両一覧表は「ことでんバス」の乗合登録車を紹介。一覧表の掲載基準が毎度毎度バラバラなことでおなじみですが、今回は一見するとまともそう。ただし「登録年月日」欄は、ことでんバスで登録した年月日をあらわしているので移籍車の初度登録年ではありません。まあほとんどが生え抜き新車なので問題ありませんが。
香川230あ1068.2KG-KR290J3(18年車)。2019年7月記録。
毎年コンスタントに中型ノンステップ車を導入しており、どうやら旧コトデンバス時代に導入した路線車は姿を消したようです。
「鈴木文彦が斬る、バスのいま」は東京オリンピック・パラリンピックとバス輸送について、1998年冬に開催された長野冬季五輪・パラリンピックでの経験などを含めてまとめています。
95号から連載がスタートした「バスマガジン100号まであと5号!!バスマガ17年の軌跡」は2013年7月の61号から2016年11月の80号までを取り上げつつ、内容はバスマガジンよりも当時刊行したBJエディターズ編集作品の中からピックアップしたアーカイブ企画といえる内容です。今回は2018年12月末時点のジェイアールバス関東の在籍車両を紹介。
「~新元号令和がスタート!~平成初期のバスを振り返る」は沖縄県の沖縄バス編として、平成初期にはまだまだ多数在籍していた「ナナサンマル車」をはじめとした、バラエティに富んだ在籍車両をいくつか紹介しています。
沖22か1936.2008年4月に記録したものを再掲。
記事では生え抜きトップドア車のエアロスターKの写真が掲載されていますが、ここでは上部開閉仕様の側面窓で鍍金バンパーのタイプの車両画像を並べておきます。
沖縄22き211.2008年4月に記録したものを再掲。
こちらは平成初期に導入した沖縄バス生え抜きの中型車。2008年時点では名護の北部路線の運用に入っていました。
そのほかの連載は今後調べることが無さそうなので割愛。
次号予告は、、「 おじゃまします!!バス会社潜入レポート 100号スペシャル vol.100『神奈川中央交通』」、「帰ってきた都道府県別地域別路線バス全方位レポート『香川県』」、「一般女性300人に聞いた女子にウケる!!ドン引きされる!?バス知識」、「バス用品探訪 自社アイテムを続々リリースするバス事業者 国際興業」「その出自の謎を解き、ポイントを見つける全国で活躍する移籍車たち」、ほかとなっています。
次号はいよいよ100号ですが、全方位レポートはまた香川県?前号予告をコピペしたままで校了してしまったんですな・・・。
なお、本文中の「
斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照しています。
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