今月発売のバスマガジンの掲載内容まとめ。あの事業者の特集掲載は何号だったかな?ということをのちのち調べるかもしれない、ただそれだけのために更新している小生的メモ帳更新。奇数月の発売はバスマガこと、『バスマガジン 100号』です。
今号で100号を迎えたバスマガジン!まずは恒例の前号の予告と実際に最新号で掲載されたタイトルと内容をチェック。
前号の予告は、、「 おじゃまします!!バス会社潜入レポート 100号スペシャル vol.100『神奈川中央交通』」、「帰ってきた都道府県別地域別路線バス全方位レポート『香川県』」、「一般女性300人に聞いた女子にウケる!!ドン引きされる!?バス知識」、「バス用品探訪 自社アイテムを続々リリースするバス事業者 国際興業」「その出自の謎を解き、ポイントを見つける全国で活躍する移籍車たち」、ほかとなっていました。久しぶりに予告通りとならず、掲載されたのは潜入レポートの神奈川中央交通とバス用品探訪の国際興業のみ。全方位レポートの予告はそもそも前号予告のままでしたので話になりません。
バス会社潜入レポートは「神奈中グループ」。執筆担当はBJエディターズの加藤氏です。潜入レポートのほとんどが数年前に刊行したBJハンドブックシリーズの焼き直しばかりという状況でしたが、100号記念ということで新作をもってきました。ただ、BJハンドブックシリーズで近いうちに神奈川中央交通を取り上げることは予告されていますので、今後はバスマガジン→BJハンドブックシリーズという流れになるのかもしれません。
本作の掲載対象となっているのは神奈川中央交通と地域分社の神奈川中央交通東・神奈川中央交通西のほか、貸切事業をメインとする神奈中観光となっています。
カラーページ部は、沿線風景のほか、在籍車両写真をメインに掲載。在籍車両はこまかく掲載していますが、特定用途の車両の写真は一切無し。いろいろと理由があるのかもしれませんが、あまりに不自然な印象をもちました。
ここからいつものように手持ちの神奈川中央交通グループの車両画像をいくつか並べていきます。
社番:な56.PKG-MP35UM(07年車)。2020年2月に記録。
「
グループに神奈川三菱ふそう自動車販売を擁することから、およそ8割を三菱ふそう車が占めている 」神奈川中央交通。「
01年以降はワンステップバスを標準としながら、ノンステップバスを並行増備 」してきました。まずは主力的存在の三菱ふそうMPワンステップ車の中から、「
日産ディーゼル製MD92型エンジンを搭載した 」PKG規制車。セーフティウィンド部にある「
神奈川中央交通の特徴だった前面運賃支払方式表示窓は14年式の一部 」まで採用。
社番:よ74.PKG-MP35UM(10年車)。2020年2月に記録。
「
2009年10月以降の増備車は側窓が黒色サッシに変更 」し、あわせて着色ガラスを採用しグッと引き締まった印象。
社番:も171.2PG-MP38FK(18年車)。2020年2月に記録。
近年はノンステップ車導入をメインとしており、現行フロントマスクのノンステップ車が増えています。「
また現在、LED表示器の白色化が営業所単位で進められており、改造の際は側面表示器が拡大 」されています。
社番:つ39.QKG-MP35FM(15年車)。2020年2月に記録。
導入をノンステップ車にしたため、ワンステップ車で「
現行フェイスの2015年式は舞岡・秦野・津久井・綾瀬・橋本・中山で活躍 」する9台のみとなっています。
社番:お2.PJ-MP37JK(06年車)。2020年2月に記録。
「
ノンステップバスは短尺中心で、一部の営業所に中間尺 」を導入。画像は舞岡営業所在籍の短尺車。
社番:た47.PKG-AA274MAN(08年車)。2020年2月に記録。
「
MD92型エンジン+西工ボディのエアロスターS中間尺タイプ 」。 三菱ふそう車をメインに導入していることもあり、まとまった台数が在籍しています。
社番:た14.QKG-MP37FM(13年車)。2020年2月に記録。
エアロスターS販売終了後は、純正ボディのノンステップ車が増えていきます。QKG規制車で「
在来フェイス中間尺タイプ 」のノンステップ車。このあたりからデンソー製の冷房装置を採用した車両が多くなります。
社番:つ48.2PG-MP38FK(19年車)。2020年2月記録したものを再掲。
「
2019年10月の増備分からEDSS(ドライバー異常時対応システム)を装備 」しています。
社番:お16.PJ-MP35JM(07年車)。2020年2月に記録。
「
横浜市交通局から移管された「11」系統は「山手ライナー」と名付けられ、独自のカラー 」を採用。専用カラーの一部のワンステップ車は、表記を「KANACHU BUS」に変更し「
「11」系統以外にも運用 」しています。
社番:お189.PJ-MP35JM(06年車)。2020年2月に記録。
こちらは2017年のグループ再編で姿を消した横浜神奈交バス塗装で登場したMPワンステップ車。現在は神奈川中央交通標準デザインの全面ラッピング車となっていますが、黒色バンパーやオリジナルカラー(この車両は青色)などところどころに神奈交時代の名残。
社番:た67.QKG-MP38FK(16年車)。2020年2月に記録。
ラッピング車と言えば東京都内営業所の車両には、4年に一度の国際的なスポーツ大会をPRするものも。今後、表記変更があるのでしょうか。
社番:も108.PDG-LR234J2(09年車)。2020年3月に記録。
いすゞ車は中型車を中心に在籍しています。画像はPDG規制のワンステップ車。PDG規制車までMTを採用し、SDG規制車以降はATとなっています。
社番:も611.SDG-HX9JBE(17年車)。2020年3月に記録。
少数派の日野車ですが、その半数以上がポンチョとなっています。7mサイズのノンステップバスは唯一の市販モデルということもあり、コミュニティバスを中心に活躍中。画像の車両は相模原市コミュニティバス「せせらぎ号」専用車となっているポンチョロングサイズ。
社番:ま202.メルセデス・ベンツ・シターロG(12年車)。2020年2月に記録。
2005年から連接バス「ツインライナー」の運行を開始し、現在は「
3営業所の4路線 」に拡充。画像の車両は2012年に運行を開始した町田バスセンターと山崎団地センターを結ぶ路線向けに登場したシターロG。「ツインライナー」の塗装は「
在来車とはまったく異なるピーチピンクのボディカラーを採用 」しています。
社番:ひ851.QTG-MS96VP(17年車)。2020年3月に記録。
高速路線は羽田・成田への空港リムジンバスを中心に、近年は比較的距離の短い昼行高速バス路線も運行を開始しています。画像の車両は「
2017年に5台が新製されたエアロエースのQTG-車 」で、「
トイレなしの58人乗りで、羽田系統に使用 」されています。
社番:M-0646.QRG-RU1ESBJ(17年車)。2020年3月に記録。
グループのいわゆる観光バス事業を担当するのが神奈中観光。大型車中心の陣容となっており、こちらも三菱ふそう車が多数を占めています。記事に記載はありませんでしたが、2019年11月から南町田グランベリーパーク駅と相模大野駅を結ぶ直行バスの運行も担当しています。運賃支払いを相模大野駅の停留所で行うことで、ごく普通の貸切車が運用に入っています。画像はこの日運用に入っていたいすゞガーラのハイデッカー。
「帰ってきた 路線バス全方位レポート」は「京都府」。前シリーズでは、2010年5月刊行41号の掲載。
注目事業者の車両一覧表は「京都バス」の一般乗合車。京都バスについては2017年5月に刊行した83号の事業者潜入レポートで取り上げていますので、ここ数年の代替状況を知ることが出来ます。
京都230あ5608.2PG-MP38FK(19年車)。2020年2月記録。
やはり三菱ふそうの乗合車を2019年に導入したことが大きなトピックといえます。どんな理由で導入したのか、マニア的に興味がありますが、当然ながら記事にそんな記述はありません。
「鈴木文彦が斬る、バスのいま」は新型コロナウイルスの感染がバスに与えた影響と題し、かなりタイムリーな話題を取り上げています。
そのほかの連載は今後調べることが無さそうなので割愛。
次号予告は、、「 おじゃまします!!バス会社潜入レポート vol.101『遠鉄バス』」、「帰ってきた都道府県別地域別路線バス全方位レポート『長崎県』」、「バスづくりの新勢力から10.5mの充電式量産型EVバス試乗」、「バス用品探訪 超深かったタイヤテクノロジーと周辺用品 ブリジストン」、「バス知識で女子にモテたい・・・・ 一般女性300人に聞いた女子にウケる!!ドン引きされる!?バス知識」、ほかとなっています。
前号予告で見事に掲載が無かったバス知識がまたもや予告されていますが、はたして掲載されるのか。そもそもバス知識で女子にモテることは皆無だと思います。全方位レポートの長崎県も何度か予告だけはされていますのでどうなることやら。
なお、本文中の「
斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照しています。
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