2月に大阪の富田林へ出かけました。目的は一つ目のブログ更新のために金剛バスの画像を集める&乗るため。いま思えば不要不急の外出にも程がありますが、このときはまだそんなことが出来る時期でした。まさか4月現在こんなことになっているとは・・・。
さて、金剛バスこと金剛自動車は大阪の河内地域のバス・タクシー事業者で、路線バスは大阪府南河内地域の富田林市東部から太子町・河南町・千早赤阪村にかけて路線網を展開しています。マニア的にはこだわりの強い仕様の車両を導入していることで知られており、メーカー標準仕様が増えつつある昨今においてその存在感は増すばかりです。ということで「富田林駅前で見た金剛バス2020」と題したバス画像のよせ集め、今回のその1では2003年から2005年にかけて導入した西工ボディ車の画像を並べていきます。
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長らく前後扉仕様のツーステップ車を採用してきた金剛バスですが、交通バリアフリー法の施行にともない2003年ワンステップ車を初導入。導入したのは西工ボディの三菱ふそうMPで、金剛バスの特徴的な装備といえる「モール」をボディ中央の裾部にわざわざ取り付けています。
塗装はシックな濃淡グリーンに、オールドイングリッシュ風の書体な「KongoBus」ロゴというデザイン。扉側と運転席側でアルファベット表記位置が異なっています。内装は今となっては珍しい後部三方向シートを採用しています。
ちなみに登録番号はもともと払い出しの番号でしたが、後に現在の導入年の元号+連番の希望番号に変更しています。2003年に導入したのはこの1台だけだったようで、以後の金剛バスのタイプテスト車的存在といえそうです。
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車庫が自動車NOx・PM法の対策地域内にあることから、2004年から本格的な車両代替がスタートします。引き続き西工ボディの三菱ふそうMPを導入しますが、後部のベンチレーターの向きが03年車とは逆になっています。また、04年の初期導入車は引き続き後部三方向シートを採用。
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04年後期導入車からシート配列を変更。後部の横向きシートは扉側のみとなり、運転席側は前向きのシートが並ぶ変則的な配列となります。
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せっかくなので04年後期導入車の画像をもう1台。
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まとまった台数が在籍している05年導入車。西工ボディの三菱ふそうMPでシート配列などは基本的に04年後期導入車と同じですが、導入時期により細かい仕様差がある模様。画像の中期導入車から角型の後退灯を採用。また後部のベンチレーターは03年車と同じ向きに再変更しています。
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ベンチレーターがある中期導入車。
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ベンチレーターがある中期導入車。
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05年後期導入車から、後部ベンチレーターがなくなりました。
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05年導入の全車を見ることが出来れば、車両ごとの細かい差異がもっと分かるのでしょう。
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