「富田林駅前で見た金剛バス2020」と題したバス画像のよせ集め、その1を更新したのが4月ですからずいぶんネタを寝かせたもんです。今回のその2では、2007年から2010年にかけて導入した車両のうち記録できたものを並べていきます。
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当時の金剛自動車は自動車NOx・PM法の関係で継続して車検を受けられなくなったU・KC規制車の車両代替を進めていました。07年は中型車1台と大型車2台を導入。大型車はこれまで同様、三菱ふそうMPを導入していますが、久々に純正ボディを採用。純正ボディでも側面にモールを設置し、車内は後部の扉側横向きシートと前年導入車にあわせた造りとなっています。一方で既存の西工ボディ車にあわせるためなのか、前面の視野確認窓は設置せず。このこだわりようが金剛バスという感じです。
和泉230あ1903.
せっかくなので07年導入の三菱ふそうMPをもう1台。
ちなみに07年導入の中型車は初UDとなるRMワンステップ車。どうしても西工ボディを導入したいという強い意思を感じます。この日は富田林駅発着路線の運用に入っていなかったようで、RMを見ることはできませんでした。
和泉230え2001.
08年は金剛バス初のノンステップ車となる、三菱ふそうAAを1台導入。側面のオールドイングリッシュ風書体な「KongoBus」が両サイドとも中央配置に変更となり、あわせて中央部分の帯デザインも若干のアレンジが加わえられました。車内は後部も前向きシートが並ぶオーソドックスな造りとなってしまいましたが、内装材・配色などは既存車同様。このあたりが標準仕様ノンステップバスのステッカーが貼られていない原因と推測。扉側は自動車と被ってしまい記録できなかったのが悔しいです。
和泉230あ2101.
09年はUDのRAワンステップ車をまとまった台数導入。西工ボディと三菱ふそう、どちらを選ぶか?という問いの答えを見た感。車内は前年に導入したノンステップ車と同様、後部も前向きシートが並ぶ配列となり、塗装デザインも踏襲。
ちなみに画像の車両は運転席側中央部にラッピング広告を施していますが、広告部にモールがありません。モールは取り外し可能とは。
和泉230あ2103.
和泉230い2104.
せっかくなので、記録できたRAワンステップ車画像を並べていきます。
どちらもラッピング広告が無いので、両サイドにモールを取り付けています。
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結果的にバラエティに富んだ導入となった10年車。引き続き西工ボディのRAを1台導入し、次に登場したのが画像の車両。UD販売モデルのスペースランナーAことAPワンステップ車。基本的な仕様は07年に導入した純正ボディのMPとほぼ同じ、後部扉側の横向きシート配列も復活しています。細かな違いといえそうなのが、フロントバンパーにコーナリングライトを装備したことと、出入口表示にピクトグラムがついたことでしょうか。
和泉230あ2203.
10年後期には三菱ふそうMPワンステップ車を導入。AT車のみとなったLKG規制車で、10穴ホイールが目印。
KC規制車の代替が完了したことで、11年以降の新車導入はいまのところありません。03~05年にかけてまとまった台数を導入したワンステップ車は登場から15年以上経ち、そろそろ代替があってもおかしくありませんが、どうなんでしょうか。
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