「バスタ新宿」周辺で2020年に記録したバス画像のよせ集めシリーズ。今回のその14では、バスタ新宿と東北地方を結ぶ路線で運用している車両画像を事業者ごとに並べていきます。
<宮城交通>
宮城200か2437.QRG-RU1ESBA(14年車)※1。
まずは宮城県の事業者から、バスタ新宿・渋谷と仙台・石巻を結ぶ「広瀬ライナー」を京王バスと共同運行している宮城交通の高速車画像から並べていきます。「広瀬ライナー」は昼行と夜行をあわせた運用が組まれているため、宮城交通は夜行対応の仮眠室を装備した車両で運行しています。記録できたのは14年導入の日野セレガで、側面固定窓仕様のハイデッカーです。
宮城200か2438.QRG-RU1ESBA(14年車)※1。
せっかくなので、もう1台。宮城交通の高速車は近年の新車導入により、衝突軽減ブレーキ装備車が中心となっています。
<福島交通>
福島200か424.KL-MS86MP(04年車)※2。
続いては福島県の事業者から、中通り地域をメインに路線網を展開する福島交通。経営に福島の政商が深く関わっていたのも今は昔、現在はみちのりホールディングス傘下となっています。バスタ新宿と郡山・福島を結ぶ「あぶくま号」をジェイアールバス関東・ジェイアールバス東北と共同運行しています。
みちのりグループ入り後はバラエティに富んだ車両導入を行っている福島交通ですが、まだまだ三菱ふそう車が中心となっています。バスタ新宿にやってくる高速車も三菱ふそうMSがメインとなっており、画像の04年導入車は福島市のラッピング広告車となっています。
福島200あ8.KL-MS86MP(05年車)。2018年7月に記録。
こちらのエアロクィーンⅠな三菱ふそうMSは、創業100周年の一環で05・06年に採用した塗装デザインとなっています。コストなどいろいろな要因から従来の塗装デザインに戻したため、このデザインはわずかな台数しか採用されませんでした。
福島230え2020.
希望番号2020のオリンピック・パラリンピックナンバーで登録しているエアロエースな三菱ふそうMS。福島県で野球・ソフトボールの競技が開催されることもあり、2019年7月に東京オリンピック・パラリンピック開催1年前を記念したラッピングバスが福島県内3事業者の高速車に登場しました。なかでも福島交通は登録番号を変更する力の入れようでしたが、ご存知の通り東京オリンピック・パラリンピックは開催延期・・・。ラッピングは終了してしまいましたが、ナンバープレートがオリンピックのレガシー?となっています。
<会津乗合自動車>
会津200か116.PKG-RU1ESAA(10年車)※3。
福島県の会津地域に路線網を展開している会津乗合自動車。こちらもみちのりグループの事業者です。バスタ新宿と会津若松を結ぶ「夢街道会津号」をジェイアールバス関東と共同運行しています。 画像の日野セレガは、2019年から東京オリンピック・パラリンピックのラッピングバスとなっていましたが、福島交通車両同様、既にラッピングは終了しています。
会津200か204.QRG-MS96VP(13年車)※3。
日野・いすゞ車、そして富士重工ボディを愛用してきた会津乗合自動車ですが、みちのりグループ入り後は三菱ふそう車もそれなりに導入するようになりました。画像のエアロエースな三菱ふそうMSは高速車向けに新車導入した車両です。
会津200か319.
こちらはいすゞガーラ。会津地方を代表する民芸品「赤べこ」のラッピング車となっています。「赤べこ」発祥地とされる福島県柳津町に残る400年前の伝説をPRしているようですが、なかなかインパクトがあります。
会津200か348.
会津200か350.
同じくいすゞガーラ。上下で車両が異なり失礼します。
「夢街道会津号」運用車両は近年の新車導入により、現行販売モデル中心となっています。
なお、年式・型式は下記を参照しました。
※1)「宮城交通/ミヤコーバス 在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル177号』(2019),ぽると出版
※2)「福島交通 所有車両一覧表」『バスマガジン90号』(2018),講談社ビーシー/講談社
※3)「会津乗合自動車 在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル153号』(2015),ぽると出版
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