「鳥取市内で見たバス２０２０」と題したバス画像よせ集めシリーズ。
シリーズ最終回となる今回の日本交通編では、記録出来た一般乗合車の画像を並べていきます。
なお、年式・型式は「日本交通グループ 在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル１３１号』（２０１２），ぽると出版 を参照しました。
鳥取２００か２９７．ＰＡ－ＭＫ２７ＦＨ（０６年車）。
大阪でのタクシー事業を祖とする日本交通。バス事業への参入は戦後になってからで、鳥取県内の路線バスを皮切りに大阪地区での貸切バスと事業を拡大していきました。バス事業に参入した経緯から、長らく日ノ丸自動車と競合関係にありましたが、現在は鳥取砂丘への路線を共同運行するなど、協調路線をとっています。
さて、日本交通の在籍車両は貸切車や高速車に三菱ふそう車を多く揃えていますが、一般路線車に限ればいつのまにか少数派となりつつあります。もっとも現在の三菱ふそうの販売ラインナップに、鳥取県内の路線車の中心となる中・小型車が無いんだから当然かもしれません。画像は三菱ふそうＭＫノンステップ車。側面の行先表示は中扉の後方に設置しています。
鳥取２００か３８４．ＰＤＧ－ＬＲ２３４Ｊ２（０９年車）。
三菱ふそう車に代わり、一般路線車の中心となっているのがジェイ・バス製の中型車。日野車での導入が多いですが、２０００年代後半から数年はいすゞ車も導入していました。側面行先表示は中扉よりも前に設置しています。
鳥取２００か４２２．ＰＤＧ－ＫＲ２３４Ｊ２（１０年車）。
こちらは日野ＫＲノンステップ車。先述した通り、この頃の一般乗合車は日野車といすゞ車を並行導入していました。
画像の車両はこの日岩井快速便の運用に入っていました。
鳥取２００か４５５．ＰＤＧ－ＬＲ２３４Ｊ２（１１年車）。
いすゞＬＲノンステップ車。いすゞ車を並行導入していたのはこのあたりまで。翌１２年は久々に三菱ふそうＭＫを導入したので、三菱ふそう車の代わりに導入してみたという感じだったのかもしれません。
鳥取２００か６３４．
導入を再開した三菱ふそうＭＫですが、そんなに台数は増えず。以後中型車は日野車の導入が続いています。１つ目ヘッドライトの日野ＫＲノンステップ車。側面の行先表示はいつのまにか中扉より後に設置に戻りました。
鳥取２００か６８３．
こちらはモデルチェンジした日野ＫＲ。
鳥取２００か７３１．
コンスタントな導入が続いています。
鳥取２００か７３３．
わずかな台数しか在籍していない大型路線車は通学ラッシュ時間帯の多客路線を中心に運行しています。大型車も低床化が進んでおり、画像は現行フロントマスクの三菱ふそうＭＰノンステップ車。
鳥取２００か７９６．
こちらはドライバー異常時対応システム（ＥＤＳＳ）を装備した現行販売モデルの日野ＫＲ。
鳥取２００か７１．ＫＫ－ＲＸ４ＪＦＥＡ（００年車）。
それなりの台数が在籍している７ｍサイズの小型乗合車。画像の日野ＲＸは古参格の１台で、行先表示はもともと方向幕式を装備していましたが、後年正面のみＬＥＤ化しました。
＜ループ麒麟獅子＞
鳥取２００か６４６．
「ループ麒麟獅子」は鳥取駅バスターミナルを起点に鳥取砂丘や鳥取港など市内の観光スポットをめぐる周遊バスです。鳥取観光コンベンション協会などが主体となり、運行を日ノ丸自動車と日本交通に委託しています。運行開始にあわせてレトロ調の特装車が登場しましたが、現在は同一ラッピングした両社それぞれの専用車で運行しています。
日本交通の専用車となっているのが、画像の三菱ふそうＭＫトップドア車。先代専用車の引退に伴い大阪地区からやってきました。
＜鳥取市１００円循環バス「くる梨」＞
鳥取２００か５３６．
鳥取市１００円循環バス「くる梨」は、鳥取駅バスターミナルを起点にした「青コース」、「赤コース」、「緑コース」の３路線を運行しています。日本交通は中心市街地の主に東側を走る「赤コース」を単独、駅南エリアにある公共施設と中心市街地を結ぶ「緑コース」を日ノ丸自動車とともに担当しています。「赤コース」の車両は記録できませんでしたので、ここでは「緑コース」専用車となっている日野ポンチョの画像を。
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