「バスタ新宿」周辺で2020年に記録したバス画像のよせ集めシリーズ。
今回のその18では、記録できたジェイアールバス関東の高速車を中心に、関連会社のジェイアールバステックの車両画像もあわせて並べていきます。
なお、型式・年式は「JRバスグループ 在籍車両一覧」『バスラマインターナショナルスペシャル13 30周年を迎えたJRバス』(2018),ぽると出版 を参照しました。
社番:D674-05506.MU612TX(05年車)。
ジェイアールバス関東はバスタ新宿から日本各地を結ぶ都市間高速バスを運行しています。まずは長距離路線の運用がメインとなっているダブルデッカーの画像から、05年度導入の三菱ふそうMU。国産ダブルデッカーは2010年に製造終了したため、だいぶ手を入れながら第一線で活躍してきました。2018年にスカニア製シャーシの輸入ダブルデッカー「アストロメガ」の導入を開始し、定員的な問題は解消。MUの代替が着々と進んでいます。
社番:H654-08401.BKG-MS96JP(08年車)。
側面固定窓仕様のエアロエースな三菱ふそうMS。エアロエースにモデルチェンジ当初はサブエンジン式エアコン+2本トランクとMS86同様の仕様で導入し、画像の車両のような屋根上直結クーラー+3本トランク仕様を採用したのは08年からになります。
社番:H654-09403.BKG-MS96JP(09年車)。
側面窓が開くエアロエースは、上部開閉の逆T字仕様を採用しています。
諏訪ナンバーの車両は諏訪支店の所属で、中央高速バス諏訪岡谷線の運用に入っています。
社番:H654-10403.BKG-MS96JP(10年車)。
ジェイアールバス関東は方面ごとに拠点となる支店を配置しています。支店により、ラッピングやご当地キャラクターを貼った車両が在籍しています。ご当地キャラクター「さのまる」のラッピング車は佐野支店の所属車両。佐野支店はバスタ新宿から佐野新都市バスターミナルを結ぶマロニエ新宿号を担当しています。
社番:H657-10408.LKG-RU1ESBA(11年車)。
続いては日野車。三菱ふそう車の高速車導入が近年無いことから、一気に主力的存在となっています。画像は10年度に導入した日野RUで東京支店配置車両。
社番:H657-14405.QPG-RU1ESBA(14年車)。
袖ヶ浦ナンバーは館山支店の所属車両。バスタ新宿と館山駅を結ぶ「新宿なのはな号」を担当しています。型式を参照したJRバス本によると、画像の車両は貸切登録の模様。貸切運用時は側面行先表示下にあるサボ差しを活用するのでしょう。
社番:H657-16405.QRG-RU1ESBA(17年車)。
長野ナンバーは小諸支店の所属車両。バスタ新宿と小諸駅・高峰高原を結ぶ路線を担当しています。側面窓下に「がんばろう長野」ステッカーを貼付しています。
社番:H657-16415.QRG-RU1ESBA(17年車)。
群馬ナンバーは長野原支店の所属車両。バスタ新宿と伊香保・草津温泉を結ぶ「上州ゆめぐり号」を担当しており、扉付近に貼られているのは「ゆもみちゃん」という草津温泉の観光大使を務めるキャラクターです。
社番:H657-17413.2RG-RU1ESDA(18年車)。
いわきナンバーはいわき支店の所属で、バスタ新宿発のいわき号を担当。なお、新型コロナウィルス感染拡大の影響から2020年12月現在バスタ新宿発のいわき号は運休となっています。
<ジェイアールバステック>
社番:BT1701.2RG-RU1ESDA(17年車)。
ジェイアールバステックは、現在ジェイアールバス関東の子会社として、様々な業務を請け負っています。2005年からジェイアールバス関東運行路線の運行を一部担当する形で高速バスに参入しました。バスタ新宿では、御殿場プレミアム・アウトレットを結ぶ路線の共同運行事業者として姿を見せます。画像は17年導入にした日野RUで側面固定窓仕様を採用しています。
社番:BT1901.
19年にはスカニア製アストロメガも導入。ジェイアールバステックのオリジナル塗装デザインはダブルデッカーにも応用可能ということが分かりました。
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