外出の自粛が謳われる今こそ、ブログの更新にHDDに眠らせたままの画像を活用していこうという理由だけは大げさなシリーズ。今回は2020年に佐賀駅周辺で記録したバス画像から、祐徳自動車編その1と題し、記録できたワンステップ車の画像を並べていきます。
佐賀200か102.
祐徳自動車の路線バスは鹿島や嬉野といった佐賀県南西部エリアを中心に展開しています。車両はダウンサイジングが進み、中型車と7mサイズの小型車が中心となっています。路線バス事業は廃止代替バス運行の分社を経て、すべてを「祐徳バス」の名で分社していましたが、2019年4月に祐徳自動車本体と再統合しました。ただボディ裾部の社名表記変更は後回しという感じで2019年後半になっても「祐徳バス」表記のままの車両がほとんどでした。さすがに2020年にもなれば表記変更はほぼ完了し、2019年が過渡的な状態だったことを実感しました。
まずは、7mサイズでトップドア仕様のいすゞLR。現在も行先表示は方向幕となっています。路線バスは長らくトップドア仕様を採用してきた祐徳自動車。7mサイズだろうが、ワンステップ車だろうが当然のようにトップドア仕様となりました。
佐賀200か163.
交通バリアフリー法の施行にともない、祐徳自動車も中扉に車椅子用スロープを装備した低床車の導入を開始しました。前中扉車導入の第一陣となったいすゞLRのワンステップ車。シートは比較的距離の長い路線を運行していることからそれなりに立派なハイバック仕様を採用しています。
塗装は祐徳バス時代にカラフルな暖色帯デザインを採用したものの、2016年から旧来のデザインを多少アレンジしたものに変更となりました。画像の車両は
もともと旧来の塗装デザインで登場し、祐徳バスカラーへの塗り替えを経て、現行デザインに再度塗り替えられました。
佐賀200か202.
日野純正ボディの中型ワンステップ車。側面行先表示はもともと前中扉間にありましたが、いつの頃からか他車同様に中扉の後窓部に変更。この頃の祐徳自動車は複数メーカーからそれぞれ1・2台導入していたこともあり、日野純正ボディ車は少数派という印象。もっとも、佐賀駅発着路線にどんな車両がやってくるのかは運次第なところがあるので、エルガミオないすゞLRを除けばどの車両も少数派ともいえますが。
佐賀200か203.
日野純正ボディの車両よりも少数派といえるのが三菱ふそうのMKワンステップ車。しかも祐徳バス時代の暖色帯塗装に塗り替えられず、旧塗装デザインで運行しています。旧塗装の復活となった現行塗装デザインですが、旧来のデザインと見比べると窓上の塗りわけをはじめ、帯の太さやバンパー色など細かいところをリファインしていることが分かります。
佐賀200か255.
こちらは西工スペースランナー顔のRMワンステップ車。佐賀駅発着路線では比較的見る機会が多い印象。
佐賀200か256.
祐徳自動車の路線バスでは珍しいラッピング車。ラッピングは本社所在地である鹿島市をPRしたもので、扉側は「肥前浜宿」、画像は記録できませんでしたが運転席側はラムサール条約登録湿地の「肥前鹿島干潟」をアピールしています。
佐賀200か422.
このあたりから、いすゞ車の導入がメインとなります。LRワンステップ車。
佐賀200か620.
いすゞLRの導入が続くなか、たまに日野車も導入。1つ目ヘッドライトの日野KRワンステップ車。
佐賀200か766.
当時の祐徳バスはワンステップ車を中心に採用して来ましたが、それもこのあたりに導入したいすゞLRまで。時代の流れで以後はノンステップ車の導入となります。ちなみに中扉窓の白文字は「このバスは完全に停車後ドアが開きます」という表記です。
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