2020年から2021年に鹿児島市内で記録したバス画像のよせ集めシリーズ。
今回は南国交通編その3として、記録出来た移籍車の画像を並べていきます。
鹿児島200か1167.
今でこそ移籍車が多数在籍している南国交通ですが、鹿児島市営バスから路線移譲を受ける前は時おり導入している程度でした。移籍車の内装は大きく手を入れていないので、シートモケットなどに元事業者の名残が見られます。そのため、自社発注車と比べるとシートなどだいぶ見劣りすることになり、移籍車の方が早く代替されるという印象です。
かつては千葉の東洋バスや東急バスから移籍した旧エアロスターが在籍していましたが、見たところ現在は、高槻市営バスからの移籍車が古参格となるようです。高槻市営バスからは純正ボディの三菱ふそうMPや、画像の西工ボディ架装ないすゞLVワンステップ車が移籍しました。ちなみに移籍車の大多数は従来の「N.K.K.」ロゴを採用しています。
鹿児島200か1618.
いすゞLVワンステップ移籍車には、富士新7Eボディ架装車も1台在籍しています。相鉄バスからの移籍車で、南国交通に富士ボディの車両が在籍するのは数十年ぶりというのですから、よく導入したもんだという感。ちなみに移籍車でピクトグラムを併記した出入口表示は少数派です。
鹿児島200か1913.
鹿児島市営バスからの路線移譲に備えるため、2010年代後半からまとまった台数の移籍車を導入。そのほとんどが神奈川中央交通からの三菱ふそうMPワンステップ車で、これまで少数派だった南国交通の三菱ふそう路線車が急増することになりました。南国交通では神奈川中央交通の特徴的な仕様といえる前面の運賃支払い表示窓や側面の出入口表示窓を埋めて導入しています。
鹿児島200か1922.
神奈川中央交通から移籍した三菱ふそうMPワンステップ車。屋根上の角型通風機器を搭載したKL規制のワンステップ車は、神奈川中央交通が初期に導入したグループとなります。
鹿児島200か2131.
2002年から小田急グループのバス事業者で可能な範囲で仕様を共通化することになり、屋根上の通風機器が丸型のものに変わりました。このタイプのMPも南国交通に多数移籍しています。
鹿児島200か2147.
中扉4枚折戸仕様の三菱ふそうMPワンステップ車は相鉄バスからの移籍車。神奈川県内バス事業者からの移籍車が続きます。
鹿児島200か2172.
まだまだやってくる神奈川中央交通からの三菱ふそうMPワンステップ移籍車。法令でボディ裾部に反射板が付けられるようになったPJ規制車も多数移籍しています。
鹿児島200か2187.
三菱ふそうMPはいちはやくPJ規制車に適合したので、ボディ裾部に反射材が無いPJ規制車も多数存在しています。このため初期のPJ規制車とKL規制車の判別は難しい印象。さらに後面窓下にもウィンカーを装備している画像のような車両だとお手上げです。
鹿児島200か2193.
神奈川中央交通から、いすゞLVワンステップ移籍車も導入。ジェイバス製ボディで「N.K.K.」ロゴはレアな存在です。
鹿児島200か2195.
それにしても神奈川中央交通から三菱ふそうMPワンステップ移籍車をこれだけ買ったもんだというくらい、導入が続きます。
鹿児島200か2278.
神奈川中央交通からの三菱ふそうMPワンステップ移籍車。
鹿児島200か2291.
だんだんと三菱ふそう車以外のメーカーの移籍車が増えていく南国交通。画像は神奈川中央交通から移籍したPJ規制車のいすゞLVワンステップ車。ジェイバス製ボディの移籍車は自社発注低床車で採用している「Nangoku Kotsu」ロゴで登場しています。
鹿児島200か2297.
こちらも神奈川中央交通から移籍したPJ規制車のいすゞLVワンステップ車。
鹿児島200か2310.
サーモキング製クーラーを搭載したPKG規制車のいすゞLVワンステップ車は西武バスからの移籍車。もうPKG規制車が移籍するとは、さすが西武バス、代替サイクルが早いです。
鹿児島200か2333.
西武バスからPKG規制の移籍車が登場したと思えば、KL規制車のいすゞLVノンステップ車も登場。鹿児島市営バスが入札で売却した車両を南国交通が落札したという1台です。古い車両という理由からなのか、「N.K.K.」ロゴとなっています。ちなみに南国交通は鹿児島市営バスから三菱ふそうMJも1台落札しました。
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