2020年から2021年に鹿児島市内で記録したバス画像のよせ集めシリーズ。
鹿児島市営バス、ジェイアール九州バス、南国交通と続けてきたシリーズも、残すはいわさきグループ事業者だけとなりました。
ということで、今回は鹿児島交通編その1として、記録出来た自社発注乗合車両の画像を並べていきます。
なお、型式・年式は「いわさきグループ・バス事業 所有車両一覧」『バスマガジン53号』(2012),講談社ビーシー/講談社 を参照しました。
鹿児島22き931.KC-HU2MMCA(97年車)。
いわさきグループは1990年代後半から2010年代半ばまで傘下の交通事業者を幾度と再編・整理を行い、鹿児島市内の路線バスは2016年3月に鹿児島交通に一本化しました。
いわさきグループのバス事業者の乗合車は今でこそ移籍車ばかりとなってしまいましたが、2000年まではまとまった台数の新車導入を行っていました。乗合車は90年代まで長距離路線はトップドア、市内路線は南国交通同様中扉4枚折戸と運用路線に合わせた仕様のハイグレードな自社発注車を導入していました。90年代に導入した自社発注車もいまや古参車となり、移籍車導入で台数を減らしています。
まずは純正ボディの日野HU。行先表示機周りを白色にしているのが当時のいわさきグループ事業者の標準仕様でした。
鹿児島22き946.KC-LV280N(97年車)。
純正キュービックボディないすゞLV。
いわさきグループ事業者の標準塗装は白地に「ヤシの木」をちりばめたデザインで、鹿児島交通は「ヤシの木」に水色・赤色・橙色・黄色・緑色の5色を採用。どの位置に何色を塗るかは決めていないという、おおらかさが特徴です。
鹿児島22き1051.KC-HU2MMCA(99年車)。
99年に導入した純正ボディな日野HU。
さて、いわさきグループ企業がスポンサーの広告バス車両が結構在籍している鹿児島交通。いわさきグループ企業の広告バスデザインは無骨というか、やっつけというか、見易さとかを超越しているのが特徴です。画像の車両のスポンサーとなっている「キッチンさつま」と「米米麦麦」はいわさきグループが鹿児島空港ビルで営業する飲食店です。
鹿児島22き1052.KC-HU2MMCA(99年車)。
日野HUの後面側はこんな感じ。ラッピングスポンサーは最初に並べた鹿児島200か931と同じ「歌謡ポップスチャンネル」です。
鹿児島22き1064.KC-MP717M(99年車)。
緑色のみの「ヤシの木」カラーは、2016年に鹿児島交通と合併した「いわさきバスネットワーク」からの引継ぎ車。もともとは、林田産業交通を引き継いだ林田バス向けに導入した三菱ふそうMPです。
鹿児島22き1065.KC-MP717M(99年車)。
緑ヤシの木カラーの車両は徐々にですが、カラフルなヤシの木の鹿児島交通カラーへの変更が進んでいます。後面側からの画像のみで失礼します。
鹿児島22き1066.KC-MP717M(99年車)。
同じく三菱ふそうMPですが、こちらは西工ボディ。純正ボディと並行して、西工ボディの車両も少数導入するところがいわさきグループらしい感じです。
鹿児島200か434.KL-RU4FSEA(04年車)。
04年に空港連絡バス向けに4台導入した日野セレガRのFS。フロントガラス2枚・前扉折戸ながら、側面窓は下部開閉のT字窓でリヤスポイラー装備と安くしたいのかお金をかけたいのか良く分からない仕様が特徴。画像の車両は、この日鹿児島市内と串木野新港を結ぶ「こしきじま号」の運用に入っていました。
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