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那覇市内で見たバス2023(東陽バス編その2)

今年4月に沖縄県那覇市で記録したバス画像のよせ集め、「那覇市内で見たバス2023」シリーズ。
今回の東陽バス編その2では、2015年(平成27年)から2019年(平成31年)にかけて導入した自社発注車・移籍車の画像を並べていきます。なお、内容は昨年更新したものと全く同じ、強いて言えばラッピング広告スポンサーが変わった程度であることをあらかじめおことわりしておきます。

なお、自社発注車の型式・年式は、『バスラマインターナショナル』各号掲載の「ノンステップバス導入一覧」及び「各地の新車から」 を基に記載しています。


沖縄230あ2712.
現在の東陽バスは、経営破たんした旧東陽バスの事業を引き継ぐため2012年に設立された事業者です。旧東陽バスは厳しい経営状況から730車の代替がほぼ完了したあたりで一般乗合車の車両代替(移籍車導入)を中止。現在の東陽バスとなってからも経年ツーステップ車を大事に使わざるを得ない状況が続きました。2015年から一般乗合車の車両代替を再開し、東急バスから中扉4枚折戸仕様で長尺の日野ブルーリボンシティワンステップ車が移籍して来ました。車内にカーテンを取り付ける代わりに、ガラスに濃色の遮光フィルムを貼っています。
塗装は白地に朱・緑・紺の3色を太い帯にしたデザインを新たに採用しました。また、運転席側ミラーは東急バス時代のまま、わざわざ「ユーレイミラー」に改造しなくなったことも新生東陽バスの変更点といえます。画像の車両を昨年見たときは運転席側と後面にラッピング広告がありましたが、いまはまっさらの状態でした。


沖縄230あ2911.QRG-KV290Q1(17年車)。
2013年あたりから沖縄本島各社は「沖縄振興特別推進交付金事業」いわゆる一括交付金とよばれる補助金を活用し一般乗合車にノンステップの新車を導入するようになりました。経営状況から当初新車導入を見送っていた東陽バスですが、2017年から補助金を活用した新車導入を開始しました。2017年は日野KVの長尺車を2台導入、旧東陽バス時代以来久々の自社発注乗合車となりました。運転席側の側面窓はメーカー標準の中央固定窓にせず、上部開閉仕様を採用しています。
東陽バスはいつの頃からか新旧エルガボディの正面窓下パネル下部を黒色に塗るようになり、当初塗っていなかった車両にも波及しています。引き締まって見えるのが東陽バス的にアリと考えたのか、それともディーラーから何かしらのお勧めがあったのかもしれません。


沖縄230あ2913.
もちろん新車導入と並行して移籍車導入も継続しています。中扉引戸仕様でビルトインクーラーの日野ブルーリボンシティワンステップ車は京成グループ事業者からの移籍車です。


沖縄230あ3011.2TG-KV290Q2(18年車)。
2018年は日野KVの長尺車を3台新車導入。こちらも現在は前面パネル下を黒色に塗っているので引き締まって見えます。


沖縄230あ3013.2TG-LV290Q2(18年車)。
こちらは「そらとぶピカチュウプロジェクト」の一環として、沖縄本島4社に登場したピカチュウデザインのラッピングバス。プロジェクト公式HPによると、東陽バスに在籍する画像の車両は「森とポケモンたち」と題したデザインとのこと。


沖縄230あ3111.2TG-LV290Q2(19年車)。
2019年も日野KV長尺車を3台新車導入。

沖縄230あ3113.2TG-LV290Q2(19年車)。
2019年導入の日野KVをもう1台。
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