今年4月に沖縄県那覇市で記録したバス画像のよせ集め、「那覇市内で見たバス2023」シリーズ。
今回から沖縄バス編がスタート。その1では、記録出来た沖縄バス自社発注乗合車から、ツーステップ車とワンステップ車の画像を並べていきます。
なお、型式・年式は「沖縄本島4事業者 在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル 150号』(2015),ぽると出版 を参照しました。
沖22か1064.MP117K(78年車)。
まずは、沖縄バスの動態保存車となっているMP。1978年7月30日の交通方法変更のため登場した、いわゆる「ナナサンマル車」です。沖縄バスは「ナナサンマル車」を後世に残すべく保存対象となった1台を徹底的に補修、2016年には登場時の塗装に復元しました。
現在(※2023年4月時点)も日曜日午前中の南城市方面路線の運用に入っているので、乗車も可能です。終点の南城市役所へ向かう急坂を登っていくところが見所・エンジン音の聴き所です。
沖縄200か305.KL-MP35JK(04年車)。
傘下に三菱ふそう販社を擁することから、在籍車両はほぼ三菱ふそう車となっている沖縄バス。2000年代初めに本島4社の路線バスを統合する動きがあったため、沖縄バスは一般乗合車へ大きな投資をすることが難しい状況でした。4社統合計画が頓挫したことにより、沖縄バスは2004年から年1台ペースで一般乗合車へ新車導入を開始しました。
画像の車両が沖縄バス初の交通バリアフリー法適合のワンステップ車となった04年導入車。自社発注の低床車は塗装を青系のカタログカラーデザインを採用しました。
沖縄200か376.KL-MP35JK(05年車)。
こちらは05年導入のKL規制車。
ちなみに06年導入からPJ規制車となり、側面裾部に反射板が取り付けられるようになりました。
沖縄200か717.PKG-MP35UK(10年車)。
08年導入からUD製エンジンを搭載したPKG規制車を導入開始。10年導入車から、ボディの表記がこれまでの「ワンステップ低床バス」から「ワンステップバス」に変更しました。
沖縄200か858.LKG-MP35FK(11年車)。
10年後半導入車から10穴ホイールのLKG規制車となります。導入台数が年1台から増えてくるのもこのあたりからです。
沖縄230い385.LKG-MP35FK。
LKG規制車のうち1台が「サンエー浦添西海岸パルコシティ」のラッピングバスとなっています。
ラッピングバスは、那覇バスターミナルとサンエーパルコシティを結ぶ385番サンエーパルコシティ線の専属車となっており、ナンバープレートは系統番号にあわせた「385」に変更しています。
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