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松江で見たバス2023(松江市交通局編その1)

5月に島根県松江市へ出かけた際に記録したバス画像のよせ集め「松江で見たバス2023」シリーズ。今回から松江市交通局の車両画像を複数回に分けて並べていきます。今回のその1では、松江市交通局在籍車両でも古参格となる記録出来た「島根22き」ナンバーの車両と、「島根200か201」までの車両画像を並べていきます。

なお、型式・年式は「松江市交通局 在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル59号』(2000),ぽると出版、及び『バスラマインターナショナル』掲載の「ノンステップバス導入一覧表」を参照しました。


島根22き1863.KC-MK219F(97年車)。
松江市交通局は長らく一畑バス(一畑電気鉄道直営時代含む)と競合していました。2000年代以降一畑バスは松江市交通局へ広域合併前の松江市内完結路線を段階的に移管し、松江市内路線を松江市交通局、中心部と郊外エリアや周辺自治体への路線を一畑バスと役割分担が明確になりつつあります。
さて、松江市交通局の路線車も中型車がメインとなっており、多客路線向けに大型車が若干数在籍する陣容となっています。まずは最古参格といえるKC規制車の生え抜き車両から、97年に5台導入した三菱ふそうMK短尺車。中扉折戸仕様のワンステップ車で、車椅子対応のスロープ等は装備していません。ボディの赤と黄色のアクセントラインにツバキのイラストは、南北循環路線専用車をあらわしていたことの名残です。南北循環路線専用車という概念はいつのまにか無くなったようで、アクセントラインなど剥がすこともせず色あせるがままという感じです。


島根22き1864.KC-MK219F(97年車)。
同じくMK短尺ワンステップ車。こちらはラッピング広告車となっている関係からか、先ほどの車両と比べるとボディ塗装の状態が良さそうに見えます。


島根22き1865.KC-MK219F(97年車)。
こちらはラッピング広告も無ければ、ボディにアクセントライン&ツバキもないMK短尺ワンステップ車。ボディは年式相応にくたびれています。


島根22き1864.KC-MK219F(97年車)。
かつてラッピング広告車だったことから、窓部に出入口表示があるMK短尺ワンステップ車。
この日はMK短尺ワンステップ車を4台見ることが出来ました。MK短尺車は運用に入ることが多いのか、この日はたまたまだったのか分からず。


島根200か208.KK-LR233J1改(00年車)。
00年冬に、2台導入したいすゞLRノンステップ車。中扉がグライドスライド仕様となっているのが、初期のノンステップ車という感じです。画像の車両は何らかの事情で登録番号を現在の番号に変更したため、年式と番号にズレがあります。それにしてもラッピング広告が長期契約のせいか、だいぶ剥がれるなど気になる状態です。


島根200か77.KK-LR233J1改(01年車)。
松江市交通局は市内中心部の観光スポットをめぐる循環バス「ぐるっと松江レイクライン」を95年から運行しています。画像の車両は01年に導入したいすゞエルガミオノンステップ車のレトロ風改造車です。
ルイス・C.ティファニー庭園美術館と松江駅を結ぶ第二のレイクライン専用車として導入した車両ですが、路線廃止により「ぐるっと松江レイクライン」に転用しました。21年頃に現在のシックな感じの塗装に塗り替えられたようです。後面側からの画像のみで失礼します。
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