５月に島根県松江市へ出かけた際に記録したバス画像のよせ集め「松江で見たバス２０２３」シリーズ。シリーズ最終回となる今回の松江市交通局編その４では、記録出来た２０１９年以降に導入した車両画像を並べていきます。
なお、型式・年式は『年鑑バスラマ』・『バスラマインターナショナル』各号掲載の「ノンステップバス導入一覧表」、および「各地の新車から」ページを参照しました。
島根２３０あ９０．２ＫＧ－ＫＲ２９０Ｊ４（１９年車）。
松江市交通局は２０１９年度に日野ＫＲを４台導入し、このうちの１台が１９７０年代の塗装デザインを施した復刻塗装車で登場しました。これは２０２０年に松江市営バスが創業９０周年を迎えることを記念したもので、ナンバープレートも希望番号で「９０」を取得しています。
島根２００か８３３．２ＫＧ－ＫＲ２９０Ｊ４（１９年車）。
のこり３台は標準塗装デザインで登場しているので、ラッピング広告車となっています。
ちなみに２０１９年導入車からＥＤＳＳを装備したＫＲ２９０Ｊ４となり、ＬＥＤのテールライトを標準装備しています。
島根２００か８３４．２ＫＧ－ＫＲ２９０Ｊ４（１９年車）。
こちらもラッピング広告車となっていた１９年導入の日野ＫＲ。
島根２００か８６０．２ＫＧ－ＫＲ２９０Ｊ４（２０年車）。
２０２０年度は中型車３台・大型車１台、合計４台新車導入しました。中型車３台は引き続き日野ＫＲを導入。画像の車両は松江内燃機工業を祖とするヤンマーキャステクノのラッピング広告車となっていました。運転席側のラッピングはエンジンを中央にドーンと配した、迫力あるデザインです。
島根２００か８６１．２ＫＧ－ＫＲ２９０Ｊ４（２０年車）。
こちらは珍しく？全面ラッピング広告車となっていなかった日野ＫＲ。
島根２００か８６２．２ＫＧ－ＫＶ２９０Ｎ３（２０年車）。
大型車は日野ＫＶを採用。収蔵品の葛飾北斎作品を中心にデザインした島根県立美術館の全面ラッピング車となっています。後面側からの画像しか記録できなかったのが残念です。
島根２００か８８１．
登録番号から２０２１年度導入車となるジェイ・バス製ボディの中型ノンステップ車。『バスラマインターナショナル』誌でノンステップバス採用一覧の掲載が終了してしまい、かつ読者からの情報が中心の「各地の新車から」未掲載だと型式判別はお手上げです。
ネットによれば２０２１年度は大型ノンステップ車も１台導入しているようですが、見ることは出来ませんでした。
島根２００か８９４．
側面窓は濃色ガラスで正面行先表示横にベビーカーマーク、さらに後面側ナンバープレート取り付け位置も異なるなど、どこか松江市営バスらしくないジェイ・バス製ボディの中型ノンステップ車。なんとびっくり東京大阪バスグループからの移籍車とのこと。積極的な路線開設（と撤退）でおなじみの東京大阪バスグループは、在籍車両の売却も早いことで有名です。とはいえ、現行ボディの中型ノンステップバスも既に売却を行っているとは知りませんでした。
松江市交通局は経営再建のため乗合車に横浜市交通局などから移籍車を一時期導入していましたが、２０年超えの在籍車両が多くなりすぎたため２０１１年度から新車導入に方針転換。貸切車は引き続き移籍車導入も並行して行っていますが、年式が新しい車両なら乗合車にも移籍車導入するということが分かりました。
島根２００か８９７．２ＫＧ－ＬＲ２９０Ｊ４（２２年車）。
２０２２年度は移籍車だけでなく、もちろん新車も導入しています。中型ノンステップ車４台を導入し、いすゞＬＲを採用。今回記録出来たジェイ・バス製の現行ボディ車で正面涎掛け＆側面ラッピング広告無しだった数少ない車両のうちの１台。塗装デザインが良く分かります。
島根２００か８９８．２ＫＧ－ＬＲ２９０Ｊ４（２２年車）。
島根２００か９０１．２ＫＧ－ＬＲ２９０Ｊ４（２２年車）。
２２年導入のいすゞＬＲ画像を２台ほど。どちらも正面に島根県立美術館の特別展を知らせる涎掛けを装着していました。
島根２００か９０４．２ＫＧ－ＬＲ２９０Ｊ４（２３年車）。
市内中心部の観光スポットをめぐる循環バス専用車に０１年以来となる新車が登場。専用車はこれまでレトロ風に改造した車両を採用してきましたが、とうとう「レイクライン」の塗装を施しただけの標準車両となってしまいました。この車両の導入もあり、「ぐるっと松江レイクライン」は２０２３年４月から全便ノンステップバスでの運行となっています。後面側からの画像のみで失礼します。
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