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別府で見たバス2023(亀の井バス編その1)

今年4月に沖縄県那覇市へ行き、このブログで「那覇で見たバス2023」シリーズをダラダラと更新していますが、実は4月に大分県にも出かけました。あとは那覇バスの画像を並べるだけの「那覇で見たバス2023」シリーズですが、完結をまた先延ばしにして、新たに「別府で見たバス2023」シリーズをスタートしていきます。
シリーズ初回は亀の井バス編その1として、記録出来た「大分200か285」から「大分200か683」までの中型乗合車画像を並べていきます。


大分200か285.PB-RM360GAN(06年車)※1。
亀の井バスは温泉で有名な別府市内を中心に路線展開している事業者です。かの油屋熊八氏が創業した「亀の井旅館」の自動車部を祖とするという歴史ある事業者で、現在は西鉄グループに属しています。
路線バスは中型車をメインに、自社発注車と移籍車が在籍するバラエティに富んだ陣容となっています。まずはPB規制車のRMワンステップ車。PB規制車のRMは日野のエンジンを搭載しており、テールライトは日産シビリアンと共通のものを装備したある意味特徴的なモデルといえます。


大分200か343.


大分200か341.
同じくPB規制車のRMですが、こちらは西工ボディ側の設計変更で扉周りの角にゴムのモールを取り付けたタイプとなります。前後で車両が異なり失礼します。
ちなみに亀の井バスの塗装は後面側も正面同様金太郎塗り風の帯デザインとなっていますが、多くの車両が広告で隠れてしまっています。


大分200か473.
こちらは西工ボディ架装のいすゞLRワンステップ車。後面窓はLRも3分割タイプを採用していました。


大分200か502.PDG-LR234J2(10年車)※2。
西日本車体解散により、以後の新車はメーカー標準ボディとなります。画像は2010年に登場した中扉4枚折戸仕様のいすゞLRワンステップ車。中扉部にリフトを装備しているのが特長ですが、これは1990年代に導入した中型リフトバスの代替として登場したため。
2000年代後半以降、一般乗合車のバリアフリー対策としてリフトバスを導入するのは、構造的にスロープ設置が難しいマイクロバスを除くと非常に珍しい事例となりました。


大分200か684.SKG-KR290J1(15年車)※3。
2015年3月に亀の井バス初のノンステップバスとして日野KRを3台導入。運転席側中央はメーカー標準の固定窓仕様となっています。窓ガラスに貼られた大きな「ノンステップバス」の表示が目立ちます。坂の多い別府市内の道路環境からワンステップ車や特注のリフトバスを導入してきた亀の井バスですが、ようやく道路整備が追いついたということなのでしょう。まだスロープ利用不可の停留所が数箇所残っているので、リフトバスは必要といえますが。
ちなみに型式を参照したバスラマによれば、亀の井バスが一般乗合車に日野車を導入したのは15年ぶりとのことだとか。てっきり日野車をコンスタントに導入していたと思っていたので、15年ぶりとはビックリです。

なお、型式・年式は下記文献を参照しました。
※1)「亀の井バス 在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル102号』(2007),ぽると出版
※2)「亀の井バス,リフト付路線バスを新造」『バスラマインターナショナル 123号』(2011),ぽると出版
※3)「各地の新車から」『バスラマインターナショナル150号』(2015),ぽると出版
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