2023年9月と2024年1月に記録した宮崎交通のバス画像よせ集めシリーズ。
今回のその7では、記録出来た移籍車の画像を並べていきます。
なお、型式・年式は「注目事業者・車両一覧表 宮崎県 宮崎交通」『バスマガジン101号』(2020),講談社ビーシー/講談社 を参照しました。
宮崎230あ338.KC-LV380L(98年車)。
自社発注車で揃えてきた宮崎交通ですが、景気悪化と経営悪化のWパンチにより90年代前半まで景気良く導入してきた車両代替は重荷だった模様。2000年代後半から移籍車導入を開始し、新車とあわせて古参車代替を進めていくことになりました。
画像の車両は立川バスから移籍した富士7EボディないすゞLVツーステップ車。KL規制車の移籍が多くなっていたなか、立川バスで排ガス低減装置を取り付けて長く乗り続けていたKC規制車、しかもツーステップ車を導入するとは・・・。とはいえ、この車両の導入で代替したのが84年車あたり。98年車でも、だいぶ新しい車両となってしまうのがなんともいえませんでした。
ナンバープレートは希望番号で取得していますが、これは2010年から一般乗合車のナンバーを希望番号で301から連番を採用していたため。このあたりの車両まで移籍車も希望番号の連番対象となっていました。
宮崎200か383.KK-LR333J1(00年車)。
神奈川中央交通から、まとまった台数の移籍車が登場。
中型車は画像のいすゞLRツーステップ車。大型車は三菱ふそうMPノンステップ車を導入。移籍にあたりどちらも最小限の改造工事で済ませたようで、前面に特徴的な運賃窓が残るなど、神奈川中央交通時代の名残がそこここに見られます。
宮崎230あ400.PJーMS86JP(06年車)。
都城から宮崎市内中心部を結ぶ路線など、長距離路線向けに貸切転用のハイデッカー車も使用している宮崎交通。貸切転用のハイデッカー車も古参車だらけとなってきていたため、移籍車導入が行われています。画像は折戸仕様でPJ規制車の三菱ふそうMS。ナンバープレートは希望番号で400を取得しています。400番台を移籍車の連番にするつもりだったのか、登録番号を払い出しナンバーにあわせたかったのか、詳細は分かりません。
宮崎200か403.KK-LR233J1改(02年車)。
サーモキング製クーラーの屋根上機器を中央部に搭載していることから、KK規制車初期製造と分かるいすゞLRノンステップ車。立川バスからの移籍車で、側面行先表示が中扉より後に装備しています。
宮崎200か407.KL-MP35JM(01年車)。
神奈川中央交通から移籍した三菱ふそうMPワンステップ車。前面の運賃表示窓は利用可能な「SUNQパス」を表示しています。九州の事業者ならではの再活用法です。
宮崎200か412.KK-RM252GSN(01年車)。
自社発注車でも見られる富士8Eボディ架装なRMワンステップ車も移籍車として登場。クーラーはデンソー製で自社発注車と同じですが、換気扇の装備はありません。岐阜県の「とうてつバス」こと東濃鉄道からの移籍車です。
宮崎200か426.KK-LR233J1改(03年車)。
クーラーの屋根上機器が前方搭載となったKK規制車でも後期モデルとなったいすゞLRノンステップ車も登場。
川崎鶴見臨港バスからの移籍車で、カマボコ形の屋根状換気機器が特長です。
宮崎200か429.KK-LR233J1改(03年車)。
川崎鶴見臨港バスからは、まとまった台数のいすゞLRノンステップ車を導入しています。
宮崎200か431.KK-LR233J1改(03年車)。
こちらも川崎鶴見臨港バスから移籍したいすゞLRノンステップ車。
宮崎200か432.KL-MS86MS(02年車)。
川崎鶴見臨港バスからは三菱ふそうMSのスタンダードデッカーも移籍しています。後面側からの画像のみで失礼します。
宮崎200か452.KL-LV280L1改(04年車)。
よほど川崎鶴見臨港バス移籍車が気に入ったのか、大型ノンステップ車も導入。V8エンジンを搭載したKL規制車のいすゞLV。
宮崎200か486.KL-RU4FSEA(05年車)。
直結クーラー3本トランク仕様の日野セレガRは名鉄バスからの移籍車。
宮崎200か492.PJ-LV234L1(05年車)。
川崎鶴見臨港バスからはPJ規制車のいすゞLVノンステップ車も移籍しています。
かつて中型車が主力だった宮崎交通ですが、移籍車導入(と大幅な減便)により大型車を見かけることが多くなりました。
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