小生がのちのち調べるかもしれない『バスマガジン』事業者特集などを書き記しておく、それだけのために更新しているメモ帳更新。前回に続き、今回は9月に刊行された『バスマガジン 126号』です。
まずは、前号の予告をチェック。125号の予告では、「 おじゃまします!!バス会社潜入レポート [東急バス]」、「右ハンドル車が入ってきた!!ヒョンデの9m電気バス [ELEC CITY TOWN] 試乗っ!!」、「着々と進むバスの自動運転技術。自動運転=無人運転じゃないけれどいまってどのあたり?」、「連節バスや2階建てバスじゃ追いつかない・・・バス業界人手不足を何とかしないと!!」、「街でだいぶ見かけるようになった電気バス 車種や走っている場所をいったん整理してみよう!!」、このほか、バス情報・企画満載!!となっていました。
予告通り掲載されたのは、バス会社潜入レポートとヒョンデの9m電気バス試乗記事だけ。季刊誌となっても予告詐欺は健在です。
バス会社潜入レポートは旧編集体制だった2013年刊行の57号以来、2度目の登場となる「東急バス」。BJエディターズの加藤氏が今回も執筆を担当しています。ちなみにBJハンドブックシリーズの直近作は2022年の『BJハンドブックシリーズV109 東急バス』となります。今回の事業者潜入レポートの保有車両紹介の写真の一部には『BJハンドブックシリーズV109 東急バス』と同じものを掲載していますが、パスモ加盟事業者が2022年から一斉に装着した「のりかえよう、モバイルヘ。」バスマスクを装着した写真というのは正直いただけません。せっかくの機会なので、バスマスク無しの状態で撮り直してほしかったものです。バスマガジンの原稿料では撮影しなおすと取材コストすらペイできないのかもしれません。
記事は、2024年7月1日現在の在籍車両をもとに編集。沿線風景と車両紹介をカラー頁・白黒頁に営業所の外観写真と歴史編をまとめた、いつも通りの構成となっています。
社番:M1077.PKG-MP35UK改(10年車)。2024年9月記録。
「
一般路線車は大型ノンステップバスが中心 」となっている東急バスですが、路線環境や利用状況に合わせ、小型車・中型車、さらには連節バスも在籍しています。
ここでは手持ちの東急バス画像を何枚か並べていきます。まずはUD製エンジンを搭載したPKG規制車の三菱ふそうMPノンステップ車。目黒営業所と弦巻営業所の車両はバイオ燃料を使用しているので、前面と側面にステッカーを貼りPRしています。
社番:M1808.2SG-HL2ANBP(18年車)。2024年9月記録。
現行モデルの日野ブルーリボンハイブリッド。OEM車となるいすゞエルガハイブリッドも2023年度に導入しています。
社番:TA955.PKG-LV234L2(09年車)。2024年2月記録。
1998年に「
新しい雇用形態ときめ細かなサービスを旗印 」に東急バス100%出資で設立した東急トランセ。のちに路線の受委託の受け皿となりいくつかの営業所の管理も担当、さらに東急バスでは不採算となっていた貸切バスの移管先となるなど業容を拡大していきました。しかし「
さまざまな状況変化から事業の効率的な展開を行うべく、2024年4月に東急バスが東急トランセを吸収合併 」し姿を消しました。東急トランセが管理していた営業所の車両は正面にトランセのステッカーを貼っていました。画像は東急トランセ健在だった頃に記録したいすゞLVノンステップ車。
社番:TA8719.PKG-RA274KAN(07年車)。2024年8月記録。
こちらは「
2006~2009年度に21台新製された短尺スペースランナーRAワンステップバス 」。代替により「
現在は13台 」在籍しています。
社番:M6393.J6(24年車)。2024年9月記録。
東急バスは複数の自治体からコミュニティバスの運行を受託しています。画像は「
2024年3月から実証運行が開始された「さんまバス」 」専用車として3台導入した中国BYD製小型電気バスのうちの1台。
「鈴木文彦が斬る、バスのいま」は「戻りつつある観光に特化したバスの形態」と題し、北陸新幹線敦賀延伸にあわせ福井県内で運行を開始した定期観光バスや周遊バスの話題と京都市内のオーバーツーリズムへの対応にについてまとめています。
「~各地へ旅立ったバスたち~移籍バスの行方を追跡」は残念ながら休載でした。
そのほかの連載や記事は広告臭がキツ過ぎるもの、今後調べることが無さそうなものなので省略します。
次号予告は、「 おじゃまします!!バス会社潜入レポート [岩手県交通]」、「アルピコ交通のレッドリスト 登山が得意だったパワフルなバスたちが続々退役か!?」、「バスの“後付けパーツ”の製品開発 流通が盛り上がっているので見に行ってきた!?」、「送迎・貸切がメインの事業者や運転士はどんな形態で勤務している?その安全思想とともにレポートする」、このほか、バス情報・企画満載!!となっています。
どうせ予告詐欺で載らないとはいえ、もう少し掲載が楽しみになるような記事の予告をしてほしいものです。
なお、本文中の「
斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧等を参照しました。
PR