拙ブログでは今年1月から「下関市内で見たサンデン交通2023」と題したバス画像のよせ集めを更新しました。今年10月また下関へ行く機会がありましたので、2023年に見られなかった車両の画像を中心に並べていきます。
下関200か15.
まずはサンデン交通ではレアな存在といえる「下関200か」払い出しナンバー車から、三菱ふそうMK10.5mサイズノンステップ車。PA規制車の自社発注車で、屋根に載っているのは冷房機器のみというのがコロナ禍前のサンデン交通標準仕様です。
さて、画像の車両を導入した頃のサンデン交通ノンステップ車は正面にも「人と地球にやさしい ノンステップバス」という標記を貼っていました。いつの時期か分かりませんが、なんらかの整備を行った際に標記を剥がしたようです。
下関230あ5077.
ご当地「下関」ナンバー誕生により旧来の山口ナンバーとの番号被りを避けるため、2007年頃から新たに5000番台を希望番号で取得するようになりました。車種や用途、生え抜き車両と移籍車で番台を分けることなく、ただただ導入順の連番で登録しているのが特徴といえます。
画像の車両はPKG規制車のいすゞLVノンステップ自社発注車です。
下関230あ5117.
こちらは10穴ホイールとなった、LKG規制車のいすゞLVノンステップ自社発注車。
下関230あ5160.
2013年にツーステップ・ワンステップ車に新塗装デザインを採用したサンデン交通。ノンステップ車は引き続き青色一色塗装を継続しましたが、2014年あたりから「人と地球にやさしいノンステップバス」標記はやめた模様。日野KRノンステップ自社発注車。
下関230あ5218.
後部に丸型換気機器を搭載した日野HR10.5mサイズ。阪神バスからの移籍車ですが、もともと尼崎市営バスが導入した車両です。屋根に換気機器のカバーはありますが、換気扇などの機器本体はそっくり撤去&機器を撤去した車内天井部分は新たに作成したパーツで塞いでいます。シートモケットなど元事業者の名残が多いサンデン交通移籍車ですが、換気機器撤去は念入りです。
下関230あ5232.
移籍車もノンステップ車の導入が続いていたサンデン交通ですが、久しぶりにワンステップ車を複数台導入。導入したのは相鉄バスからKL規制車のいすゞLVワンステップ車です。特筆すべきは2013年に採用した新塗装ではなく旧来の塗装で登場したこと。後面側の「S.D.K」標記が令和に復活しました。2023年下関訪問時は前面側からの画像だけでしたが、2024年はこの画像だけ。前面・扉側を記録できなかったのが残念でなりません。
下関230あ5289.PJ-KV234L1※1。
東京都交通局が移籍車としての車両売却を再開し、再びサンデン交通に都営バス移籍車がやってくるようになりました。以降毎年まとまった台数の都営バス移籍車を導入しており、待機車両少な目な休日昼の下関駅のバスターミナルでも必ず見かける存在となっています。
画像の車両は外観からいすゞか日野か判別出来ないPJ規制車のジェイ・バス製大型ノンステップ車。ここで頼りになるのがバスマガジン誌の「~各地へ旅立ったバスたち~移籍バスの行方を追跡」。掲載の「再登録一覧」を参照したところ、05年度に導入した日野KVとのこと。
下関230あ5291.PJ-KV234L1※1。
こちらのPJ規制車なジェイ・バス製大型ノンステップ車はバスマガジン誌「~各地へ旅立ったバスたち~移籍バスの行方を追跡」掲載の「再登録一覧」によると、同じく05年度に導入した日野KVとのこと。同時期にいすゞLVも移籍しているので、資料が無ければ判別出来ません。
下関230あ5304.PKG-KV234L2※2。
都営バスからはPJ規制車だけでなく、いよいよPKG規制車も移籍する時代となりました。PKG規制車以降の旧モデルはヘッドライト形状でいすゞLVと日野KVの判別が可能となったので助かります。バスマガジン誌「~各地へ旅立ったバスたち~移籍バスの行方を追跡」。掲載の「再登録一覧」によれば、こちらは07年度導入車とのこと。
なお、都営バス移籍車の型式等は下記を参照しました。
※1)「~各地へ旅立ったバスたち~移籍バスの行方を追跡 第12回東京都交通局:編」『バスマガジン119号』(2023),講談社ビーシー/講談社
※2)「~各地へ旅立ったバスたち~移籍バスの行方を追跡 第16回東京都交通局:編」『バスマガジン125号』(2024),講談社ビーシー/講談社
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