川崎で見たバス2025(川崎市バス編その2)

「川崎で見たバス2025」と題したバス画像のよせ集めシリーズ。
今回は川崎市バスこと川崎市交通局の車両から、記録出来た三菱ふそう車・日野車・EVモーターズ・ジャパン車の画像を並べていきます。

なお、型式・年式は『BJハンドブックシリーズX117 横浜市交通局 川崎市交通局』(2025), BJエディターズを参照しました。

<三菱ふそう車>

局番:S-2807.LKG-MP37FK(11年車)。
かつての川崎市交通局は市内に製造工場があったいすゞ車と三菱ふそう車をメインに導入してきました。しかし気づけば、三菱ふそう車は少数派、最古参車が2011年に導入したMPノンステップ車となります。三菱ふそう製エンジンを搭載したAT車で、サッシは既存の三菱ふそう車にあわせたためか、銀色サッシを採用しています。また、冷房機器は当時メーカー標準だった三菱重工製を搭載しています。側面行先表示は窓サッシの配置・構造の関係で、前扉のすぐ後の窓ではなく、ひとつ後(戸袋窓の隣)に設置しました。川崎市交通局はこの位置を評価したようで、以後他メーカー車にも波及しました。


局番:S-2822.2PG-MP38FK(19年車)。
ヘッドライト周りをモデルチェンジした現行マスクのMPは2016年に登場。冷房機器は新たにメーカー標準となったデンソー製を搭載、サッシも黒色に変わりました。画像はEDSSが標準搭載となった2019年導入車です。


局番:H-2845.2PG-MP38FK(21年車)。
2000年代半ばのリコール関連問題でしばらく導入が無かった三菱ふそう車ですが、2016年以降のディーゼル車の入札では勝つ金額を出し続けています。2022・2024年はハイブリッド車大量導入のため、入札に参加することは出来ませんでしたが、2025年はディーゼル車をまとまった台数導入する模様。まもなく入札の結果が分かりますが、はたして三菱ふそうが落札するのか、いすゞがうっちゃるのか、気になるところです。

<日野車>

局番:A-3029.LJG-HU8JLGP(12年車)。
川崎市が環境への取り組みに積極的ということもあり、1990年代から川崎市交通局は低公害車の導入を開始しました。なかでもハイブリッド車の導入は早く、日野の電気式ハイブリッドバスHIMRは1991年に先行導入事業者にもなりました。低公害車の導入は、ハイブリッド車からCNG車の導入にシフトしましたが、燃料タンクの使用期限など諸々の事情から2008年の導入で終了。2009年から日野ブルーリボンシティハイブリッド車を導入し、ハイブリッド車導入に回帰しました。初期に導入した日野ブルーリボンシティハイブリッドはすでに代替で姿を消し、現在は2011・2012年に導入したLJG規制車がハイブリッド車の古参格となっています。


局番:S-3038.2SG-HL2ANBP(19年車)。
モデルチェンジしたブルーリボンハイブリッドは2017年から導入を開始しました。いすゞブランドの車両も含めると67台在籍しています。それだけの台数が在籍しているので変り種も見られ、画像は塩浜営業所の配置車両のごく一部に見られる屋根上のバッテリー搭載部のカバーが水色になった車両です。もともと標準カラーで登場しているので、なんらかの目印?理由があって塗り替えられたようです。


局番:S-3040.2SG-HL2ANBP(20年車)。
こちらは2020年に導入したブルーリボンハイブリッド。バッテリー搭載部のカバーは標準カラーで、日野の「Hybrid」ロゴを貼っています。


局番:A-3090.2SG-HL2ANBP(24年車)。
川崎市は1944年に路面電車の営業を開始し、交通事業をスタートしました。交通事業開始80周年を記念した2024年はブルーリボンハイブリッドを43台導入しました。
この年導入したブルーリボンハイブリッドの多くは「川崎市交通事業80周年記念事業」の一環としてボディに記念ロゴマークの貼付、ナンバープレートの頭数字を80からはじまる希望番号を採用しました。


局番:S-3088.2SG-HL2ANBP(24年車)。
「川崎市交通事業80周年記念事業」では、川崎市の交通事業の始まりとなる市電の塗装を再現したラッピング車も1台登場しました。塩浜営業所配置で、市電代替路線ともいえる渡田線の運用をメインにしています。


局番:S-3098.2SG-HL2ANBP(24年車)。
2024年に導入したブルーリボンハイブリッドのうち、最後に登場した4台は80周年記念ロゴマークは無く、ナンバープレートは頭数字80の希望番号にもならず。側面や屋根上バッテリーカバーにハイブリッドのロゴも無いのですっきりしています。


局番:H-3406.PKG-KV234L2(10年車)。
ここからごく普通のディーゼル車の画像を並べていきます。2010年に導入したPKG規制車のKVノンステップ車。


局番:H-3417.PKG-KV234L2(10年車)。
短尺ノンステップバスが主力の川崎市交通局ですが、2009~2011年には混雑路線むけにワンステップバスも少数導入しました。後面側からの画像のみで失礼します。


局番:S-3450.LKG-KV234L3(12年車)。
2012年導入のKVノンステップ車。日野車の側面行先表示位置は2012年導入車から前扉のすぐ後の窓から、ひとつ後(戸袋窓の隣)に変わりました。

<EVモーターズ・ジャパン車>

局番:S-E003.
2025年にEVモーターズ・ジャパンの電気バスF8シリーズ2を4台導入。全車充電施設を先行整備した塩浜営業所に配置となっています。塗装は「青い空と白い雲」カラーを基本に、グラデーションを多用した電気バスオリジナルデザインで登場しました。局番はメーカーを表す頭数字部分を「E」に区分していますが、今後複数メーカーを採用したときどうするのか気になるところです。

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