旭川市内で見たバス２０２５（道北バス編その１）

６月に旭川へ出かけました。天気がイマイチだったのは残念でしたが、それなりの枚数のバス画像を記録することが出来ました。ということで、「旭川市内で見たバス２０２５」シリーズをスタートします。今回は道北バス編その１として、記録出来た自社発注の一般乗合車の画像を並べていきます。

なお、型式・年式は「道北バス在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル１９２号』（２０２２），ぽると出版 を参照しました。

旭川２００か６８．ＫＣ－ＵＡ４６０ＮＡＮ（００年車）。

まずは、富士７Ｅボディで中扉折戸仕様のＵＡツーステップ長尺車。後面の行先表示は後付けしたのか、細長く見えるサイズのＬＥＤ機を搭載しています。道北バスの一般乗合車で自社発注のツーステップ車はこの車両のみ、いつ代替対象となってもおかしくない古参車です。
さて、道北バスの一般乗合車は白地に緑系帯のデザインを基本に、長距離路線向けの車両は白地に青帯の塗装を採用しています。画像の車両の白地に少々手の込んだ緑系帯が１９８０年代に登場したオリジナルデザインです。

旭川２００か１５８．ＫＬ－ＵＡ４５２ＰＡＮ改（０１年車）。

ノンステップ車は、側面の斜めになった緑系帯を後方だけにしたデザインに変更しました。画像の車両は道北バスノンステップ塗装デザインの完全版といえ、屋根の冷房機器を緑色に塗りわけ、帯も窓上から屋根にかけて延びています。
富士新７Ｅボディ架装で長尺のＵＡノンステップ車は２００１・２００２年に導入しました。同時期にフルフラットノンステップ車も導入しましたが既に姿を消しており、前中扉間ノンステップのＭＴ車が長く活躍しています。

旭川２００か２１９．ＫＬ－ＵＡ４５２ＰＡＮ改（０２年車）。

こちらは２００２年に導入した富士新７Ｅボディ架装で長尺のＵＡノンステップ車。

旭川２００か２２８．ＫＬ－ＵＡ４５２ＰＡＮ改（０１年車）。

富士新７Ｅボディ架装で長尺のＵＡノンステップ車は３台在籍しており、この日は３台とも運用に入っていました。
部品供給にいろいろ言われている日産ディーゼル車で、しかも富士ボディでクーラーも富士重工製を搭載・・・。道北バスでここまで長生きするとは思いませんでした。

旭川２３０い１０．ＢＪＧ－ＨＵ８ＪＭＦＰ（０９年車）。

道北バスの在籍車両は一般乗合車だけでなく、都市間車や貸切車も移籍車中心となっているため、自社発注車は限られた存在です。せっかく新車を買うなら最先端の車を導入しようということか、日野のハイブリッド車「ブルーリボンシティハイブリッド」を２００６年から１０年まで継続して導入しました。※２００６年に導入した車両はメーカーサンプル（カタログ）車といわれているので、厳密には自社発注の新車と言いにくいですが。
２００６年に導入したブルーリボンシティハイブリッドは白一色にハイブリッドのロゴがいくつもあるカタログカラーそのままで登場しました。道北バスはなぜかこのカタログデザインをブルーリボンシティハイブリッドの標準カラーに採用しました。また、ナンバープレートは６から順に１３まで希望番号で取得しました。画像はメーカーカタログデザインな白色塗装の車両ですが、ボディは融雪剤の影響と冬季の過酷な道路環境でだいぶ傷みも見えます。一部のブルーリボンシティハイブリッドはボディ更新にあわせて道北バスノンステップバスカラーに塗り替えられています。

旭川２３０あ３０４．２ＳＧ－ＨＬ２ＡＳＢＰ（１９年車）。

２０１８・１９年は日野ブルーリボンハイブリッド車を導入しました。こちらはカタログカラーではなく、当初から道北バスのノンステップバス塗装デザインで登場しました。屋根はバッテリー部分を緑色に塗り分けています。画像は１９年導入車です。

さて、道北バスはナンバープレートを希望番号で登録することも少なくありませんが、通し番号だったり、語呂合わせ的な番号だったりとバラバラです。日野の自社発注車は２０１７年導入車から一般乗合車・高速車含め３００から連番となっています。

旭川２３０あ３０５．２ＫＧ－ＫＲ２９０Ｊ４（２０年車）。

２０２０年に導入した日野ＫＲ。側面窓上にＨＩＮＯロゴを入れるのはハイブリッド車からの慣わし？となっているようです。９ｍサイズの中型乗合車は少数派の道北バスですが、ここに新車を投入するとは正直意外でした。