6月に旭川へ出かけた際に記録したバス画像のよせ集め、「旭川市内で見たバス2025」シリーズ。今回は道北バス編その2として、記録出来た一般乗合車の移籍車から、「旭川200か708」から「1120」までの画像を並べていきます。
なお、型式・年式は「道北バス在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル192号』(2022),ぽると出版 を参照しました。
旭川200か708.U-RJ3HJAA(95年車)。
2000年代後半から閑散路線向けに中型車の導入を開始した道北バス。ちょうど神奈川中央交通が1995年頃に大量導入した中型車を廃車していたタイミングということもあり、三菱ふそうMKや画像の日野RJ移籍車が登場しました。神奈川中央交通時代から後付け感マシマシだった正面の運賃支払い表示部は移籍時に撤去していますが、側面の出入口表示窓と幕はそのまま活用しています。
道北バスに移籍してから10年以上経ち、ボディはそこかしこにサビと補修の跡がありますが、この日は旭川市内の路線の運用に入っていました。
旭川200か856.KC-MP717M(98年車)。
神奈川中央交通が1997~98年にかけて貸切・路線兼用車としてまとまった台数導入した三菱ふそうMPツーステップ車。ハイバックのリクライニングシートを装備した仕様が道北バスの長距離路線に丁度良かったようで複数台が移籍し、白地に青系帯の長距離路線カラーの塗装で登場しました。画像の車両は正面の運賃支払い表示窓だけでなく、側面の出入口表示窓も埋めています。
こちらも移籍から10年以上経ち既に廃車となった車両も多くなりましたが、画像の車両は名寄駅への長距離路線運用に入っていました。
旭川200か896.KC-MP747M(00年車)。
道北バスは2010年代初め頃からノンステップバスの移籍車導入を開始します。
画像の三菱ふそうMPノンステップ車は独特なテールライト配置が特徴だった名古屋市営バスからの移籍車です。前中扉ともグライドスライドで、後タイヤハウス上は評判の悪い向かい合ったシート配列と、これぞ初期型ノンステップバスという車両です。冷房は三菱重工製で、屋根上機器は車体中央部に配置しています。
旭川200か918.KC-MP747K(99年車)。
尼崎市営バスから移籍した三菱ふそうMPノンステップ車。冷房はデンソー製で屋根上機器は前載せ配置です。こちらも前中扉ともグライドスライドで、後タイヤハウス上の向かい合ったシート配列という初期型ノンステップバスという車両です。
旭川200か952.KC-UA460HAN改(00年車)。
尼崎市営バスからは、日産ディーゼルUAノンステップ車も複数台移籍しています。日産ディーゼルは大型ノンステップバスをZF製ATを搭載したフルフラットタイプのみ販売していましたが、ワンステップバスの駆動系を採用し前中扉間をノンステップとした廉価モデル「簡易型ノンステップバス」を2000年から販売開始しました。「簡易型ノンステップバス」の初期ロットとなるKC規制車は横浜市営バスと尼崎市営バスに納められ、両方の車両が道北バスに移籍しました。ちなみに横浜市営バスからの移籍車は中扉に明かり窓を装備しています。
旭川200か967.KC-UA460HAN改(00年車)。
尼崎市営バスから移籍したUAノンステップ車の後面側はこんな感じです。後面窓は3分割ガラスを採用しています。ノンステップ車の移籍導入を始めたころなので、塗装は側面窓上にも帯が延び、屋根上機器も塗り分けたノンステップ車オリジナルデザインで登場しています。
旭川200か1075.KL-UA452KAN(04年車)。
ノンステップ移籍車が中心となり、緑系帯は窓下まで・屋根上機器の塗りわけ無しの簡素化塗装デザインで登場する車両が増えてきました。
西武バスから移籍した西工ボディ架装でデンソー製クーラーを搭載したUAノンステップ車。
旭川200か1120.ADG-RA273KAN(05年車)。
後面側からの画像だけですが、こちらも西武バスから移籍したRAノンステップ車。シビリアンテールライトを装備したRAの初期モデル車です。