2025年6月に苫小牧で記録した道南バス画像のよせ集め、「苫小牧で見た道南バス2025」。今回のその2では、記録出来た移籍車の画像を車番順に並べていきます。
なお、型式・年式は「道南バス在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル210号』(2025),ぽると出版 を参照しました。
車番:78.PJ-LV234N1改(06年車)。
道南バスは新車と並行して移籍車も導入しています。移籍車は首都圏事業者からの車両が中心となっており、なかでも東急バスと関東バスからはコンスタントな移籍が続いています。画像の中扉4枚折戸仕様のいすゞLVワンステップ車は東急バスからの移籍車です。
ちなみに型式を参照した『バスラマインターナショナル210号』によれば、車番「1~299:室蘭・登別方面 」の区分となります。営業所間の異動などによる改番は行われないので、実際のところ道南バス社内で車番区分が意味あるものとして使われているのか正直気になるところです。
車番:136.KL-UA452KAN改(04年車)。
こちらは関東バスから移籍したKL規制車で西工ボディのUAノンステップ車。日産ディーゼル車は部品の金額や供給面などから愛用してきた事業者でも移籍車導入を中止しているところもありますが、道南バスは積極的な導入を続けています。

車番:603.PJ-MP35JK(06年車)。
東急バスから移籍したPJ規制の三菱ふそうMPワンステップ車。
『バスラマインターナショナル210号』によれば、600番台の車番は「苫小牧・静内・平取方面 」の区分とのこと。
車番:625.QRG-RU1ASCA(14年車)。
都市間路線のハイデッカー車にも移籍車が在籍しています。画像の日野セレガは側面の行先表示が窓上部にあるという特徴的な仕様で、さらに全固定窓という車両です。
車番:805.PJ-MP35JK(06年車)。
同じく東急バスから移籍した三菱ふそうMPワンステップ車ですが、こちらは車番800番台。またまた『バスラマインターナショナル210号』からの参照ですが、車番:800・900番台は「苫小牧方面(苫小牧市営バス移譲後) 」の区分とのこと。
車番:814.PJ-LV234N1(05年車)。
西武バスから移籍した、いすゞLVのN尺ワンステップ車。北海道いすゞ自動車がスポンサーで取り扱いトラックのラッピング広告車となっていました。
車番:822.PJ-LV234L1(06年車)。
こちらは東急バスから移籍した、いすゞLVワンステップ車。無料シャトルバスの運行も行っているイオンモール苫小牧のラッピング広告車となっていました。
車番:824.PJ-MP35JM(04年車)。
特徴的な仕様から分かる通り、神奈川中央交通から移籍した三菱ふそうMPワンステップ車。
2020年から交付を開始した、ご当地「苫小牧」ナンバープレート。道南バスでも着々と台数を増やしています。
車番:851.PJ-MP35JK(05年車)。
東急バスから移籍した三菱ふそうMPワンステップ車。
車番:856.KL-HU2PMEA(04年車)。
ブルーリボンシティな日野HUワンステップ車も移籍しています。後面側からの画像のみで失礼します。
車番:860.KL-UA452KAN改(05年車)。
関東バスから移籍したUAノンステップ車。
車番:892.KC-HU2MLCA(99年車)。2025年6月記録。
KC規制の移籍車も少なくなりましたが、2台ほど見ることが出来ました。
画像の日野HUワンステップ車は横浜市交通局からの移籍車。横浜市交通局の同型車は道内事業者へ多く移籍しました。
車番:895.KC-HU2MPCA改(99年車)。
同じく日野HUワンステップ車ですが、こちらは長尺車で千葉海浜交通からの移籍車。ワンステップ車ですが中扉に車椅子用スロープを装備していません。
車番:904.PKG-RA274KAN(07年車)。
2000年代以降、規模の大きい公営バス事業者は車両導入に際しまとまった台数を一括入札するようになりました。ここで日産ディーゼルは攻勢をかけ、なかでもRAは相当な台数の落札に成功しました。そんなRAが代替時期となり、道南バスはまとまった台数を買い集めました。まずは東京都交通局からの移籍車で、サーモキング製クーラー搭載車。車内は「みんくる柄」モケットそのままとなっています。
車番:906.PKG-RA274KAN(08年車)。
こちらも東京都交通局からの移籍車で、クーラーはデンソー製を搭載。

車番:909.PJ-LV234L1(06年車)
屋根まで塗装せずコストを削減して登場した移籍車も増えてきています。関東バスから移籍したいすゞLVノンステップ車。
車番:948.PKG-RA274MAN(07年車)。
RAは名古屋市交通局からも相当な台数移籍しています。
東京都交通局からの移籍車がしっかりと道南バス塗装に塗り替えたのに対し、名古屋市交通局移籍車は改造日数短縮をねらってなのか、塗り替えは最小限&ラッピング広告車で登場しています。