バスに関する書籍を買ったら感想めいたものをブログに書くシリーズ。
今回は奥付によると5月下旬に刊行されたという『BJハンドブックシリーズV106 西日本JRバス 中国JRバス』です。
社番:331-18990.2KG-LR290J3(18年車)。2019年5月記録。
BJハンドブックスシリーズで西日本ジェイアールバス・中国ジェイアールバスをとりあげたのは、20年以上前の初代ハンドブックス時代以来となります。初代ハンドブックスでは両社それぞれ単独作として刊行されましたが、本作ではJR西日本グループ傘下のバス事業者を1冊にまとめています。1冊にまとめられるくらい、事業エリアの縮小と在籍車種の統一が進んだということなんでしょう。
ちなみにBJハンドブックスでは久々となりましたが、BJエディターズが編集に大きく携わり2019年に刊行されたマガジン大地MOOK『JRバス30年の軌跡』で両事業者とも詳しく取り上げており、本作掲載写真の一部は同じものを活用しています。
本作は2021年2月1日現在の在籍車両をもとに編集しており、掲載事業者はタイトルになっている西日本ジェイアールバスと中国ジェイアールバスに加え、グループ子会社の西日本ジェイアールバスサービスと西日本バスネットサービスとなっています。
内容は、安定の車両編・歴史編・紀行編というおなじみの3部構成。「終点の構図」は中国ジェイアールバスの路線から山口県光市の「室積公園口」。紀行編は「富山・岐阜・広島の世界遺産」と題し、金沢と広島での定期観光バスをメインに、金沢と広島間は都市間夜行高速バスを利用するという車中1泊の観光ルポとなっています。
車両編では、いすゞ車が中心となりつつある現有車両を紹介しています。掲載写真は窓形状など多少わかりにくいものはあるものの、かつてのようなコントラストの調整ミスと思われるようなものはほとんどなくなりました。
歴史編は国鉄時代と民営化後に大きく分け、民営化後は事業者毎に近年の動きまでをまとめています。
いつもであれば小生手持ち画像を無駄に並べているのですが、緊急事態宣言下で外出の自粛が求められているのが日常となりつつある状況下では、画像確保もままなりません。今回はHDDから掘り起こした画像を中心に並べていきます。なお、本文中の「斜字 」部分は本作からの引用部分、型式・年式は掲載の車両リストを参照しました。