「右斜め後からの1枚」。
表題通りバス車両を右斜め後から記録したものを並べるというチンケな企画です。
沖縄ネタ終了で、このブログの処遇を考えているのですが、とりあえず結論は先送り。
愛媛22か1558.2010年10月松山市駅付近にて記録。
伊予鉄道で活躍する日野レインボーRJ。伊予鉄道のバスはグループにディーラー
を擁する関係で日野車オンリーとなっています。一般乗合車は中型車メインで、大型
車は限られた路線用に在籍するだけとなっています。
画像は他所でもそろそろ見かけることが少なくなってきたボディですが、伊予鉄道で
はまだまだ現役。さすがに松山市中心部の路線はノンステップ車をよく見かけますが、
郊外ローカル線や分離子会社の伊予鉄南予バスなど、まとまった台数が活躍してい
ます。
愛媛22か1558.2010年10月松山駅前にて記録。
左斜め前からの画像。伊予鉄道の前後扉車には奈良交通など近畿地方のバス事
業者で事例の多い「巻き込み防止カバー」を装備しています。
さて、このボディの特徴といえば何と言っても片側1つの丸目ライト。小生を含めた
マニアから「元祖1つ目」と称される所以でもあります。まあ厳密に「元祖」を辿ると楕
円のオーバルライトを装備した初期REや古くはセンターアンダーフロアのブルーリ
ボン、さらにはボンネットバスだって1つ目ということになりますから、あくまでも現行
レインボーⅡ、ブルーリボンⅡのライト形状からみてという話。
伊予鉄道のバスは元々車両を長く使うこともありますが、P規制車とKK規制車以降
が集中する極端な陣容。これはK・P規制のスケルトンボディを大量に導入したもの
の、90年代に入ると乗客数の減少・路線の縮小で導入台数が減り、特にKC規制車
は数えるほど。再び車両導入が活発となったのは伊予鉄のサービス向上策の一環
と交通バリアフリー法施行を見据えた取り組みから、ノンステップバスの導入が進め
られた2000年以降から。
この結果、市内主要路線はノンステップバスとなり、K規制車あたりまでを代替した
ようです。とはいえ、現在の導入ペースでは、84・86年に景気良く大量導入した1つ
目レインボーの置き換えるにはまだまだ時間がかかりそうな状況。移籍車導入の様
子もないことから、もうしばらく松山市中心部でも活躍が見られそうです。
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