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熊本で見たバス2016-2017(その1)

先日発売された『バスグラフィック Vol.35』では、熊本電気鉄道、熊本都市バス、熊本バスの路線バス全車種紹介に挑戦という形で特集記事が組まれました。交通バリアフリー法に対応した低床車が随分と増えた印象をもちました。一方、古参車両の中には掲載が無かったものも少なくありませんでした。
在籍車両のリストが無いので詳細は分かりませんが、ここ2年くらいの間におそらく姿を消したであろう未掲載だった古参車両の画像を「熊本で見たバス2016-2017」と題し並べていきます。今回のその1では、熊本電気鉄道と熊本都市バス編です。なお、あくまでも『バスグラフィック Vol.35』未掲載だった車両ということで、実際に廃車となっていない可能性があることをあらかじめおことわりさせていただきます。
 
<熊本電気鉄道>


熊本22か2946.2017年3月に記録。
まずは中扉にリフトを装備した西工スペースランナー顔のJP。熊本市内に路線をもつ4事業者はこの頃リフトバスをそろって導入しました。行先表示はいつのまにかLED式に改造されていました。ちなみに拙ブログでは2011~12年に記録した画像もありますので、よろしければどうぞ。


 
熊本22か3062.2017年4月に記録。
 『バスグラフィック Vol.35』によれば、現在11台在籍している黄色をベースに「アイミーくん」キャラクターをデザインした車両。2017年時点では、西工スペースランナー顔のJPも在籍していました。今回未掲載だったことから姿を消したのでしょう。
ちなみに、2011~12年編では大きなサイズの後面の系統幕(故障中)など幕式行先表示器を装備していましたが、後年LEDに改造されています。



熊本22か2954.2017年4月に記録。
いすゞLVは西工ボディと純正キュービックボディを並行導入していましたが、『バスグラフィック Vol.35』によれば自社発注車で残るのは1台のみとか。西工ボディの同年式車は残っているようですが、こちらの車両は姿を消したようです。
ちなみに画像の車両は95年導入車ですが、方向幕式の行先表示器時代は経由地と行先を別表示にした側面幕、後面は特大サイズの系統幕と行先表示幕を設置した最初のグループでした。残念ながら後年LED式に改造されてしまいましたが。 
 


熊本200か745.2017年4月に記録。
移籍導入車も代替が進んでおり、結構な台数が在籍していた印象のU規制車な日野HTは姿を消した模様。東武バスから移籍した日野HTツーステップ車は、十数年後熊本で再び日野HR10.5mサイズに代替されることになるとは。
<熊本都市バス>
 
 
熊本22か3301.2016年5月に記録。
続いて熊本市交通局のバス事業を引き継いだ熊本都市バスから、フルフラットAT仕様の日野HUノンステップ車。この車両よりも古い年式の車両がまだまだ在籍している中で姿を消しているというのは、やはりというかなんというか。

 

熊本200か292.2016年3月に記録。
当時の熊本市営バスは90年代後半からノンステップバスの新車と並行して、都営バスからの移籍車も導入していました。都営バスからの都市新バスな日野HU移籍車が現役ですが、少数在籍した一般仕様車の日野HTは姿を消したようです。

 

熊本200か312.2016年3月に記録。
都営バスからの都市新バス移籍車は純正キュービックボディのいすゞLVも在籍していました。都営バス時代正面にあった愛称行灯は動物看板掲示枠設置の為撤去されましたが、ヘッドライトからターンシグナル部にかけて中途半端に部品が残っていました。画像の車両は記録時点で教習車となっており、前扉の後に指導担当者用のサイドミラーを設置していました。
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