７月発売のバスマガジンの掲載内容まとめ。あの事業者の特集掲載は何号だったかな？ということをのちのち調べるかもしれない、ただそれだけのために更新している小生的メモ帳更新。たいしたことは書いていない拙ブログですが、それでも２９日の発売では月内の更新は出来ず。月内の更新が出来なければ、後回し後回し・・・。ということで、奇数月の発売はバスマガこと、『バスマガジン ９６号』です。
まずは恒例の前号の予告と実際に最新号で掲載されたタイトルと内容をチェック。
前号の予告では、「徹底試乗＆詳細解説 国産連接バスがジェイバスよりハイブリッドでついに登場！！」、「１０年前とは比べものにならないテクノロジー！！[バスラッピング]の現場を見に行く 」、「バスのタイヤ最前線！！いまどきのバスタイヤの凄さを体感」、「おじゃまします！！バス会社潜入レポートｖｏｌ．９６『奈良交通』」、「都道府県別地域別路線バス全方位レポート『富山県』」ほかとなっていました。ラッピングの記事は予告にあった１０年前要素が完全に抜け落ちていましたが、今号はほぼ予告通りの掲載となりました。まあバスマニア向けと思われる記事が予告に無かったから当然の結果かもしれませんが。
バス会社潜入レポートは「奈良交通」。今回もＢＪエディターズの加藤氏が執筆を担当。バスマガジンの潜入レポートでは創刊間もない２００４年３号以来となる２度目の登場です。ちなみにＢＪハンドブックシリーズでは２０１６年に『ＢＪハンドブックシリーズＳ９２ 奈良交通』を刊行しています。
カラーページ部は、２０１７年からけいはんな学研都市で運行を開始した連接バスをはじめとした奈良交通のバス車両のある風景を中心に、「八木新宮特急バス途中下車の旅」と題した写真ルポもあります。
奈良２００か１１６１．２ＰＧ－ＬＶ２９０Ｑ２（１９年車）。２０１９年８月記録。
「
一般乗合車の主力は長尺大型車 」となっている奈良交通。「
１１年からは中間尺ノンステップバスが標準となり 」、日野ＫＶ／いすゞＬＶが現行ボディへモデルチェンジしてからはＱ尺車を標準採用しています。
奈良２２き５１８．ＫＣ－ＨＵ２ＭＰＣＡ（９６年車）。２０１９年８月記録。
長尺大型車では９７年まで市街地路線向けに３扉車を９７年まで導入していました。３扉車の最終導入グループとなるＫＣ規制車も既に古参車となっており、台数は激減しています。
それでも、学園前駅発着路線では少し待てばやってくる存在。画像の車両は銀サッシの日野ＨＵ３扉車。
奈良２２き６６０．ＫＣ－ＬＶ２８０Ｑ（９８年車）。２０１９年８月記録。
９７年からワンステップ車の導入を開始し、当初は市街地路線用車に中扉４枚折戸仕様を採用。画像はキュービックボディのいすゞＬＶワンステップ車。
奈良２００か６７６．ＬＫＧ－ＬＶ２３４Ｎ３（１１年車）。２０１９年８月記録。
「
１１年からは中間尺ノンステップバスが標準 」となった頃のいすゞＬＶノンステップ車。前乗り路線向けの車両は、画像のように「
側面表示器が前扉の横 」に設置していました。
奈良２００か９６３．ＱＳＧ－ＬＶ２３４Ｎ３（１５年車）。２０１９年８月記録。
ＪＲ奈良駅をはじめ２０１３年に「奈良市内循環線のカラーをイエローに変更 」し、翌２０１４年以降、ハイブリッド車を継続的に投入中。画像の車両はいすゞＬＶハイブリッド車で、行先表示はフルカラーＬＥＤを装備しています。
「奈良市内循環線」はＪＲ・近鉄の奈良駅と東大寺や春日大社などを結ぶ循環路線で内回り・外回りそれぞれ運行する高頻度路線です。
奈良２００か９７５．ＱＰＧ－ＫＶ２９０Ｑ１（１６年車）。２０１９年８月記録。
２０１５年に日野ＫＶ／いすゞＬＶが現行ボディへモデルチェンジしてから側面行先表示は運賃支払い方法に関係なく戸袋窓前に設置しています。
奈良２００か９７８．ＱＰＧ－ＬＶ２９０Ｑ１（１６年車）。２０１９年８月記録。
現行ボディへモデルチェンジにより、外観から日野ＫＶ／いすゞＬＶの判別が困難になりました。奈良交通はメーカー毎の社番など無いため、判別するには実車乗車しかないと思っていました。
奈良２００か１０１３．ＱＰＧ－ＬＶ２９０Ｑ１（１６年車）。２０１９年８月記録。
なにか不便なことがあったのか、１６年途中からの導入車から外観から判別できるよう、メーカーロゴが貼り付けられるようになりました。
奈良２２き５７２．ＫＣ－ＲＵ１ＪＪＣＡ（９７年車）。２０１９年８月記録。
続いては９ｍ尺大型車。９７年までそこそこの利用者がある狭隘路線向けに導入していました。画像の車両は現在「
７台が在籍する 」日野ＲＵ。
奈良２００か６００．ＰＤＧ－ＫＲ２３４Ｊ２（０９年車）。２０１９年８月記録。
「
９ｍ尺大型車に代わり、００年から中型ワンステップバスの増備を開始し 」、「
０９年からはノンステップバスが主力 」となっています。画像の日野ＫＲは「
中型のワンステップバスとしては最後のグループとなる 」１台です。
奈良２００か１０６２．ＱＲＧ－ＲＵ１ＥＳＢＡ（１７年車）。２０１９年８月記録。
都市間高速バスは「３本の太いラインが曲線を描く 」塗装デザインを採用。
画像の車両は後部トイレ付きの日野セレガハイデッカーで、この日は名古屋線の運用に入っていました。
「帰ってきた 路線バス全方位レポート」は「富山県」。
富山２３０い３６．２０１９年５月記録。
前シリーズでは、２０１０年９月刊行の４３号で取り上げており、加越能鉄道をはじめ、現在と社名が異なっている事業者も見られます。画像のは２０１２年に社名変更した加越能バス在籍の三菱ふそうＭＫノンステップバス。
今回はコミュニティバス運行事業者を取り上げているほか、前シリーズでは非掲載だった厚生連高岡病院も無事掲載されています。
注目事業者の車両一覧表は「富山地方鉄道」の一般乗合車。
富山２３０あ５４５．ＱＫＧ－ＭＰ３８ＦＫ（１５年車）。２０１９年５月記録。
１５年導入の三菱ふそうＭＰノンステップ車。自社発注車は登場順に５００番台の登録番号を希望ナンバーで取得しています。
現在の標準塗装は「
ノンステップ車が導入される前の都営バスの「ナックルカラー」と呼ばれるカラーリングに酷似 」したデザインを、「
１９９６年の導入車から採用 」しています。
富山２３０あ５３６．ＰＫＧ－ＡＡ２７４ＫＡＮ（１０年車）。２０１９年５月記録。
「富山市公共交通活性化計画により運行頻度が高く利用者が多い路線、主要施設へアクセスする路線を「イメージリーダー路線」と設定 」。この路線向けに「
立山の新緑と若い樹木をイメージしたデザイン 」のノンステップバス「イメージリーダーバス」を導入しています。イメージリーダーバスには登録番号とは別に導入順の車番を採用しているようで、画像の車両は「ＴＩＬＢ００４」の三菱ふそうＡＡ。
富山２３０あ７００６．２０１９年５月記録。
一覧表には残念ながら子会社の富山地鉄北斗バスは掲載無し。リストをもらうのも大変なのは分かるのですが、編集サイドにもう一粘りがあればなぁ。
「鈴木文彦が斬る、バスのいま」は高齢者の運転免許自主返納に注目が高まる今、バスが出来ることを考えています。
「編集長指令！！「しばり」のバス旅ミッション」は韓国釜山経由で福岡へ行き「公営競技の無料バス」に乗るという記事の後編。今回乗車した無料バスは山口県の下関競艇場と福岡県の若松競艇場だけですが、福岡競艇場に連接バスの路線バスで行ったことや関門自動車道の壇ノ浦ＰＡの話、ＬＣＣを利用してまた釜山に戻った道中記など内容が今回も大渋滞しています。
前号から連載がスタートした「バスマガジン１００号まであと５号！！バスマガ１７年の軌跡」は２００７年１月の２１号から２０１０年３月の４０号までを取り上げつつ、内容は２００８年１１月当時の大阪市交通局の在籍車両のまとめが中心。執筆は引き続きＢＪエディターズの加藤氏が担当しており、今回もバスマガジンよりも当時刊行したＢＪハンドブックシリーズの中からピックアップしたアーカイブ企画です。ちなみに『ＢＪハンドブックシリーズＲ６６ 大阪市交通局』は２００９年の刊行。
一方同じく前号で連載がスタートした「～新元号令和がスタート！～平成初期のバスを振り返る」記事は見当たらず。早くも休載のようですが、特におことわりもないので、連載だったのかさえ疑問。そのほかいくつかの連載も掲載がありませんが、今後調べることが無さそうということで割愛しているものばかりなので省略。
次号予告は、「三菱ふそうニューローザ 装いも新たにデビュー！？」、「ジェイバスの連接ハイブリッドバス 導入事業者の仕様、詳細解析 」、「バス用品探訪 バス用機器総合メーカー・ＬＥＣＩＰの製品群」、「１００号カウントダウン、スペシャル編集！！おじゃまします！！バス会社潜入レポートｖｏｌ．９７『小田急バス』」、「都道府県別地域別路線バス全方位レポート『東京都ＰＡＲＴ１』」ほかとなっています。
フロント周りをいじくったばかりのローザですが、タイトルを見る限りモデルチェンジするということなんでしょう。まさかモデルチェンジをこんなところで知ることになるとは。あとジェイバスの連接ハイブリッドバスも２ヵ月後には導入事例がある模様。潜入レポートはスペシャル編集と銘打たれていますが、取り上げるのが小田急バス！いつものＢＪハンドブックシリーズ焼き直しじゃないですか。
なお、本文中の「
斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照しています。
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