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バスマガジン 110号

バスマガジンの最新号で、のちのち調べるかもしれない事業者特集などを書き記しておく、それだけのために更新している小生的メモ帳更新。今回は11月27日に発売された『バスマガジン 110号』です。


まずは、前号の予告と実際に最新号で掲載されたタイトルと内容をチェックしておきます。
前号の予告は、「 おじゃまします!!バス会社潜入レポート  vol.110『京成バス』」、「帰ってきた!都道府県別地域別路線バス全方位レポート『千葉県PART2』」、「三菱ふそうの大と小の中身がいろいろ変わった!?テストコースでエアロスターとローザ、ダブル試乗」、「バスオーナーさんバス愛を語る 自己保有のバスをとことん自慢していただきましょ」、「こんどこそ試乗するゾ!! オノエンスターEV9.0の実力を詳細チェック!!」 となっていました。
掲載記事で違っていたのはテストコースで試乗したのがローザだけだったくらい、今号はほぼ前号の予告通りでした。

バス会社潜入レポートは旧編集体制だった2007年刊行の22号以来、2度目の登場となる「京成バス」。執筆担当はBJエディターズの加藤氏で、BJハンドブックシリーズの直近作は2019年刊行の『BJハンドブックシリーズV102 京成バス』となります。 
記事は2021年9月30日現在の在籍車両をもとに編集し、沿線風景と車両紹介をカラー頁・白黒頁に営業所の外観写真と歴史編をまとめた、いつも通りの構成となっています。


社番:5272.2DG-LV290N3(20年車)。2021年4月記録。
京成バスの保有車両は「京成電鉄時代から主力だったいすゞ車が現在も約半数を占めている 」状況です。次に多いのが日野車なので、三菱ふそう車の配置が多い松戸営業所エリアを除けばジェイ・バス製の車両ばかりとなります。
画像はEDSSを搭載した20年導入のいすゞLV。


社番:4515.QKG-KV234Q3改(12年車)。2021年10月記録。
「カモメカラー」は当時の茜浜車庫所属車両に採用した塗装デザインで、幕張新都心エリアの特別塗装として定着しています。幕張新都心エリアの大型車は通勤・通学ラッシュ対策として長尺車を採用しており、画像の車両は中扉4枚折戸仕様の日野KVワンステップ車です。


社番:4560.2PG-KV290Q2(19年車)。2021年10月記録。
現行モデルの「カモメカラー」車。3扉車で始まった「カモメカラー」も、いまやノンステップ車が主流となりました。


社番:4832.ベンツCITARO-G(10年車)。2021年10月記録。
幕張新都心では1998年から連節バスの運行を開始しました。運行開始時に導入した富士ボディ架装のボルボを代替したのが画像のベンツシターロ。塗装はメーカーカラーの「シャディットグリーン」に、アクセントとして側面窓上に車両ごとに異なる配色の帯をデザインしています。15台導入しましたが、「国産車の新製により2台が除籍 」したとのこと。


社番:4002.KX525Z1(21年車)。2021年10月記録。
2021年に2台導入した日野車のハイブリッド連節バス。塗装はベンツシターロのカラーを踏襲し、側面窓上の帯は京成グループカラーの青と赤に統一しています。ベンツシターロの代替モデルとして大量導入するのか、気になるところです。


社番:5405.BJG-HU8JMFP(10年車)。2021年10月記録。
京成バスはハイブリッドのノンステップバスをコンスタントに導入しています。初期タイプのBJG規制車は13台在籍しています。


社番:5408.LJG-HU8JMGP(12年車)。2021年10月記録。
LJG規制車は6台導入しましたが、フロント周りにメッキパーツの装飾があった「「シャトル☆セブン」用だった3台はすでに除籍 」したとのこと。


社番:1007.2PG-LV290Q3(20年車)。2020年10月記録。
京成バスは「東京の都心と臨海部を結ぶBRTを営業する事業者 」として東京BRTを設立しました。2020年にプレ運行を開始しましたが、今のところ親会社の京成バスが運行を担当しています。このため、所有車両の紹介に東京BRTカラーの車両も掲載しています。
いすゞのハイブリッド連節バスとトヨタの燃料電池バスは写真の掲載があったので、ここではいすゞLV長尺車を再掲しておきます。


社番:1319.2TG-MS06GP(19年車)。2020年9月記録。
京成バスは銚子や鹿嶋への都市間高速バスをはじめ、成田・羽田空港へのリムジンバス、東京ディズニーリゾートへの高速バス、さらには沿線住宅地の通勤需要を目的とした「マイタウン・ダイレクトバス」など、「数多くの高速バスを運行 」しています。
昼行路線用の高速車は、後部トイレつきのハイデッカーに統一 」しており、ジェイ・バス製の日野セレガ・いすゞガーラのほか、三菱ふそうMSもそれなりの台数が在籍しています。画像はいわゆる令和顔のエアロエース。


社番:0101.KL-LV280L1(04年車)。2021年9月記録。
京成バスの貸切事業は契約輸送中心となっています。画像は貸切登録となっている、いすゞLVワンステップ車。路線転用車と思いきや、もともと学校送迎専用車として導入した生粋の貸切車です。ボディ後方に学校送迎車時代のシールを剥がした跡が残ります。

「帰ってきた 路線バス全方位レポート」は「千葉県Part2」。「千葉県の北端、茨城県との県境付近を走るJR成田線沿線(我孫子市~銚子市)から、千葉県の大部分を占める房総半島一帯までとかなり広範囲に及ぶ 」エリアの路線バス事業者を取り上げているとのことですが、要は前号掲載のPART1で取り上げられなかった事業者になります。


社番:6447.2021年10月記録。
何らかの形で京成との資本関係を持っている 」事業者と、そうでない事業者とで、掲載ページを変えて紹介しているのが分かりやすくて良かったです。
画像のちばフラワーバスは「京成電鉄直営の自動車営業所であったが、経営合理化のために地域子会社化されたケース 」ですが、他の地域子会社と異なり「1991年に冷熱サービスという事業社名で設立 」した子会社を「1994年に現商号に変更 」した不思議ないきさつをもつ事業者です。
また、注目事業者の車両一覧表は、「千葉交通」を掲載。今回の一覧表には一般乗合車だけでなく、高速車や貸切車も含まれています。

 「鈴木文彦が斬る、バスのいま」は「スケールダウンしつつも持続的な経営体質を模索するするバス事業」。表題に「する」がダブル誤記があるのはバスマガジンらしさですが、コロナ禍で厳しい状況にあるバス事業者を取り巻くシビアな状況を報告した硬派な記事となっています。

残念ながら今号に「~各地へ旅立ったバスたち~移籍バスの行方を追跡」の掲載はありませんでした。そのほかの連載は今後調べることが無さそうなので省略します。

次号予告は、「 おじゃまします!!バス会社潜入レポート vol.111『静鉄グループ』」、「帰ってきた!都道府県別地域別路線バス全方位レポート『鳥取県』」、「増ページ仕様でついに神奈中が登場!!移籍バスの行方を追跡SPECIAL」、「理系のバスマガ始動!?不定期連載 バスのメカと構造 第1回 [蓄圧式ハブリッドってなんだ?]」、「えっ?もう実戦配備ですか? オノエンスターEV9.0、街を走り出す」、ほかとなっています。バス会社潜入レポートが静鉄グループと予告されていることから、掛川や秋葉などの分離子会社も掲載対象となる模様。

なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧等を参照しています。
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