2020年から2021年に熊本市内で記録したバス画像のよせ集めシリーズ。
九州産交バスグループ編その3では記録できた自社発注の都市間高速車から、KC~KL規制車の記録できた車両の画像を並べていきます。
並べている画像は九州産交バス所属車と地域子会社の産交バス所属車が混在していることをあらかじめ御理解・御了承願いします。
なお、型式・年式は「九州産交バスグループ 所有車両一覧表」『バスマガジン72号』(2015),講談社ビーシー/講談社 を参照しました。
熊本22か3183.KC-MS829P(97年車)。
九州産交グループの都市間高速車は都市間夜行高速バス「サンライズ号」専用車に登場した、白地に虹のような帯ラインの入った塗装デザインを採用しています。
まずはスイング扉+側面固定窓で偏心3列シート仕様の三菱ふそうMS。ハイデッカーのエアロバスで、行先表示は方向幕式からLED表示機に改造しています。トイレが車内の中央部に設置しているため通常2本のトランクを3本としているのが特徴です。この日は宮崎行「なんぷう号」の運用に入っていました。
熊本22か3184.KC-MS822P(97年車)。
こちらは3列シートでトランク部に仮眠室を装備している三菱ふそうMS。スーパーハイデッカーのエアロクィーンⅠで、この車両も「なんぷう号」の運用に入っていました。
熊本22か3288.KC-MS829P(98年車)。
4列シートの汎用高速車は折戸に側面T字窓仕様を採用しています。三菱ふそうMSハイデッカーのエアロバスで、行先表示は方向幕式のままとなっています。こちらも車内の中央部にトイレを設置しているため、トランクが3本となっています。古参車の運用が多い大分行「やまびこ号」の運用に入っていました。
熊本22か3296.KC-RU3FSCB(98年車)。
かつてはそれなりの台数が在籍していた西工ボディ架装の高速車も、現在残るのはC-Ⅰボディの日野車だけとなりました。トイレと非常口は運転席側中央部に装備しているのが特徴。また、トランクは東京空港交通など空港リムジンバス用途で多く見られる左右開閉式を採用しています。現在は高速車の運用から外れ、イルカのステッカーを貼り「あまくさ号」の専用車となっています。
熊本200か60.KC-MS829P(00年車)。
00年導入車から「熊本200か」ナンバーとなります。4列シートの三菱ふそうMSハイデッカーで、この車両はフロントガラス下中央に担当ドライバーさんカスタマイズと思しき立派なスリーダイヤを貼り付けています。
トイレは運転席側中央部に設置しているので、運転席側面のトランクは独特の配置となっています。
熊本200か195.KL-MS86MP(02年車)。
02年導入の三菱ふそうMSハイデッカー。4列シート車もこのあたりからトイレを後部設置にしたことから、トランクはオーソドックスな2本トランクとなっています。
熊本200か194.KL-MS86MP(02年車)。
登録番号が前後しますが、後面はこんな感じ。
熊本200か256.KL-MS86MP(02年車)。
02年は4列シート仕様の三菱ふそうMSをまとまった台数を導入しました。
熊本200か256.KL-MS86MP(02年車)。
枚数稼ぎで02年導入の三菱ふそうMSをもう1枚。
熊本200か258.KL-LV781R2(02年車)。
02年は三菱ふそうMSばかりのなか、純正ボディのいすゞガーラ高速車も1台導入。前扉折戸で4列シート仕様の汎用高速車で、「ひのくに号」を中心に活躍してきました。コロナ禍で運休が相次いだことが関係したのか、経年車だからなのか、2021年は「やまびこ号」の運用に入っているところよく見かけました。
熊本200か330.KL-MS86MP(04年車)。
04年に導入した高速車は前年と同じ。まずは三菱ふそうMS。
熊本200か258.KL-LV781R2(02年車)。
純正ボディのいすゞガーラ高速車も1台導入。こちらの車両も「やまびこ号」の運用に入っているところを見ることが出来ました。
熊本200か417.KL-RU1FSEA(05年車)。
05年導入のセレガRのスーパーハイデッカーGD。九州産業交通は日野の高速車をKC規制車までまとまった台数導入していましたが、KL規制車の自社発注車はこの1台のみでした。
3列独立シートに床下仮眠室を装備した仕様で、大阪・神戸を結ぶ「サンライズ号」など夜行線で活躍してきました。近年は夜行路線から外れ、「なんぷう号」の運用が中心となっている模様。
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