2020年から2021年に鹿児島市内で記録したバス画像のよせ集めシリーズ。
今回の南国交通編その2では、記録出来たPJ・PA規制車以降の自社発注乗合車画像を並べていきます。
鹿児島200か664.
南国交通は2000年代前半にローカル部の中・小型車の代替を集中的に行ったため、鹿児島市内路線向け大型車の新車導入はわずか。このためKL規制車のブルーリボンシティは1台のみの導入で、南国交通ではレア車となりました。
大型車の新車導入はジェイバス統合モデルのいすゞLVと日野KVとなった2000年代半ばから再開しました。導入したのは大型車では初となるワンステップ車で、出入口の表記はピクトグラム併記のタイプを貼るようになりました。なお、中扉は引き続き4枚折戸仕様を採用しています。いすゞ・日野の判別が外観から難しいPJ規制車ですが、南国交通はボディのあちらこちらにロゴやエンブレムがあるので判別は容易、画像の車両は日野KVです。
鹿児島200か671.
中型車はローカルエリアを中心に配置していますが、鹿児島市内路線担当の車両も少数ですが在籍しています。なかでもPA規制車のいすゞLRワンステップ車は複数台在籍していることから、そこそこ見ることが出来ます。
鹿児島200か672.
いすゞLRですが、クーラーはデンソー製を搭載しています。それにしても、中型車にも立派なハイバックシートを装備するあたりがさすが南国交通です。
鹿児島200か669.
登録番号が前後しますが、後面側はこんな感じです。
鹿児島200か913.
ヘッドライト周りに販売メーカーの独自性が表れたPKG規制車。いすゞLVは従来通りのヘッドライトを採用しています。
南国交通はPKG規制車のいすゞLVにサーモキング製のクーラーを搭載しています。
鹿児島200か914.
PKG規制車のいすゞLVワンステップ車をもう1台。
鹿児島200か1248.
10穴ホイールとなったLKG規制車のいすゞLVワンステップ車。クーラーはデンソー製に変更しています。
鹿児島200か1251.
LKG規制車のいすゞLVワンステップ車の後面側はこんな感じ。運転席側の側面窓中央2枚がメーカー標準の固定窓となっています。
鹿児島200か1252.
同時期に導入したLKG規制車の日野KV。南国交通はだいたい日野車といすゞ車を並行して導入しています。
鹿児島200か1684.QKG-MP35FM(15年車)※。
忘れた頃に三菱ふそう車の一般乗合車も導入するのが南国交通。2015年にヘッドライト周りをモデルチェンジしたMPワンステップ車を2台導入しました。クーラーはデンソー製を搭載しています。
鹿児島200か1685.QKG-MP35FM(15年車)※。
もう1台のMPワンステップ車。ちなみにこの2台のMPが南国交通の大型車で初のトルコンAT車とのこと。また、15年導入車から大型車も中扉に引戸仕様を採用しています。
鹿児島200か1689.
こちらはいすゞLVワンステップ車。後面側からの画像のみで失礼します。
鹿児島200か1691.
日野KVワンステップ車。南国交通だと中扉引戸仕様が新鮮に見えてしまうのが不思議です。
鹿児島200か1693.
中扉引戸仕様の日野KVはまとまった台数在籍しています。
鹿児島200か1719.
中扉引戸仕様の日野KVワンステップ車をもう1台。
鹿児島200か1786.QRG-KV290Q1(16年車)※2。
いすゞLV・日野KVはモデルチェンジによりワンステップ車の製造を中止しました。そこで南国交通は2016年に日野・いすゞ・三菱ふそうの国内3メーカーから大型ノンステップ車を導入しました。まずは日野KV、メーカーエンブレム等を取り付けているのはこれまで同様なのでメーカー判別は容易です。
この年新車を3メーカーから導入したのは、実際に運行し燃費やコストを検証するため。さらに日野KVはAMT、いすゞLVはトルコンATを採用し、この検証結果が以後の導入車両の選定に影響を与えたようです。
鹿児島200か1788.QKG-MP38FM(16年車)※。
16年導入の三菱ふそうMPノンステップ車。中扉より後部の側面窓下は黒色に塗るなどの処理をしていないので、段違い感が目立ちます。
鹿児島200か2156.
2019年導入車から側面窓に濃色のガラスを採用。三菱ふそうMPノンステップ車。
鹿児島200か2178.
いすゞLVも側面窓ガラスに色が付きました。
鹿児島200か2181.
こちらは日野KV。モデルチェンジでエンブレムなどが無いと、外観からいすゞか日野かの判別ができなくなりました。記事の冒頭に画像を並べたPJ規制車と同じ状況です。
※2015年導入のMP、2016年導入車の型式については、「最新シティバスの実力を探る 南国交通の新型LV/KV」『バスラマインターナショナル159号』(2016),ぽると出版 を参照しました。
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