今年の5月に旭川市内で記録したバス画像のよせ集め、「旭川市内で見たバス2022」シリーズ。旭川電気軌道編を更新してからだいぶ経ちましたが、ようやく続きとなる道北バス編をスタートします。
今回の道北バス編その1では、記録出来た自社発注の一般乗合車画像を並べていきます。
なお、型式・年式は「道北バス在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル192号』(2022),ぽると出版 を参照しました。
旭川230あ305.2KG-KR290J4(20年車)。
今回は初度登録年が新しい車両から順に画像を並べていきます。まずは20年に導入した日野KR。側面窓上にHINOロゴを入れるのはハイブリッド車からの慣わし?となっている模様。9mサイズの中型乗合車は閑散路線向けの運用ということで、道北バスでは6台だけの少数派です。そんな状況の中型車に新車を投入するとは正直意外でした。
旭川230あ304.2SG-HL2ASBP(19年車)。
道北バスの在籍車両は一般乗合車だけでなく、都市間車や貸切車も移籍車中心となっているため、自社発注車は限られた存在です。そんな自社発注車ですが、一般乗合車には日野のハイブリッド車を06年から積極的に採用しており、新旧モデルあわせて10台導入しています。
2台在籍する現行モデルの日野ブルーリボンハイブリッドは、当初から道北バスのノンステップバス塗装デザインで登場しました。屋根はバッテリー部分を緑色に塗り分けています。
旭川230う301.2SG-HL2ASBP(18年車)。
現行の日野ブルーリボンハイブリッド車をもう1台。こちらは18年導入車です。
さて、道北バスはナンバープレートを希望番号で登録することも少なくありませんが、通し番号だったり、語呂合わせ的な番号だったりとバラバラです。日野の自社発注車は17年導入車から一般乗合車・高速車含め300から連番となっています。
旭川230い13.BJG-HU8JMFP(10年車)。
先代の日野ブルーリボンシティハイブリッドは05年車から10年車まで計9台在籍しています。ただし05年車は川崎鶴見臨港バスからの移籍車で、06年導入車はメーカーサンプルだった車両といわれています。メーカーサンプル車は白一色にハイブリッドのロゴがいくつもあるカタログカラーでしたが、道北バスはなぜかこのデザインをブルーリボンシティハイブリッドの標準カラーに採用しました。時は流れて、一部の車両はボディ更新にあわせて道北バスノンステップバスカラーに塗り替えられています。
旭川230う11.BJG-HU8JMFP(09年車)。
こちらはメーカーカタログカラーとなる白一色塗装の車両。
06年から10年にかけて導入した日野ブルーリボンシティハイブリッドはナンバープレートを6から順に13まで希望番号で取得しています。
旭川230あ9.BJG-HU8JMFP(08年車)。
塗り替えられた日野ブルーリボンシティハイブリッド車を右斜め後から。帯デザインは窓下のみの簡易バージョンとなっているため、屋根上機器の緑色塗り分けは省略しています。
ちなみに道北バスの一般乗合車は運転席側のミラーをステーで前方に設置したいわゆるユーレイタイプを多く採用しています。移籍車は現在もユーレイタイプに交換していますが、自社発注車は08年導入車を最後に採用していません。
旭川230か8.BJG-HU8JMFP(08年車)。
08年導入車でも白色塗装のままの1台。塗り替えは番号順というわけではない模様。
旭川200あ7.ACG-HU8JMFP(07年車)。
白色塗装で登場した日野ブルーリボンシティハイブリッドですが、ナンバープレートにあわせたラッピングスポンサーを獲得。現在はカーセブンの全面ラッピング広告車となっています。
旭川230あ6.ACG-HU8JLFP(06年車)。2022年5月記録。
元々メーカーサンプル車だったという06年導入車。厳密には自社発注車ではありませんが、ここで並べておきます。灯火規制前の製造車両のためテールライト配置が07年以降導入した車両と異なります。後面側からの画像のみで失礼します。
旭川200か158.KL-UA452PAN改(01年車)。
富士新7Eボディ架装で長尺のUAノンステップ車。クーラーも富士重工製を搭載しており、富士重工がバス部品供給を終了したいま、いろいろと気がかりな1台です。
道北バスノンステップ塗装デザインの完全版は画像の車両のように屋根の冷房機器を緑色に塗りわけ、帯も窓上から屋根にかけて延びます。
旭川200か68.KC-UA460NAN(00年車)。
残り1台となった自社発注のツーステップ車。富士7EボディのUAで、中扉は折戸仕様となっています。ツーステップ・ワンステップ車の塗装は少々複雑な帯デザインとなっています。
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