今年５月に旭川市内で記録したバス画像のよせ集め、「旭川市内で見たバス２０２２」シリーズ。今回の道北バス編その４では、旭川２００か１０７５ナンバー以降で記録出来た一般乗合移籍車の画像を並べていきます。
なお、型式・年式は「道北バス在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル１９２号』（２０２２），ぽると出版 を参照しました。
旭川２００か１０７５．ＫＬ－ＵＡ４５２ＫＡＮ（０４年車）。
まずは西武バスから移籍した西工ボディ架装でデンソー製クーラーを搭載したＵＡノンステップ車。
ちなみに、この頃のノンステップ車は側面窓上及び屋根の緑色塗装を省略した簡略デザインを採用していました。
旭川２００か１０７５．ＫＬ－ＵＡ４５２ＫＡＮ（０３年車）。
同じく西武バスから移籍したＵＡノンステップ車ですが、こちらはサーモキング製クーラーを搭載しています。道北バスは西武バスから移籍車を古くから導入しており、現在は一般乗合車だけでなく都市間路線用のハイデッカーやスーパーハイデッカーも在籍しています。
旭川２００か１１１９．ＫＬ－ＬＶ２８０Ｌ１改（０２年車）。
東武バスから移籍した富士新７Ｅボディ架装のいすゞＬＶノンステップ車。いすゞＬＶノンステップ車に富士新７Ｅボディを架装することが出来たのは、東武バスなど一部の事業者に限られました。それが十数年経ち、移籍車として北海道から九州まで見られるようになるから面白いもんです。
旭川２００か１１２０．ＡＤＧ－ＲＡ２７３ＫＡＮ（０５年車）。
こちらは西武バスから移籍したＲＡノンステップ車。西武バスがＵＤ車の早期代替をすすめていたからとはいえ、まだ東武バスは富士ボディのノンステップ車あたりを廃車している頃。往年の西武バスの代替の早さはこんな感じだったのでしょうか。
旭川２００か１１２９．ＫＬ－ＭＰ３７ＪＭ（０２年車）。
前面視野確認窓無しの三菱ふそうＭＰノンステップは神奈川中央交通からの移籍車。戸袋窓下や前輪タイヤハウス周りなどに融雪剤が原因と思しきサビが出ています。
旭川２００か１１６３．ＫＬ－ＨＲ１ＪＮＥＥ（０３年車）。
２０００年代前半に首都圏事業者がこぞって導入した中型幅１０．５ｍサイズのノンステップ車が廃車の時期をむかえ、日本全国の事業者へ移籍していきました。道北バスは日野ＨＲの１０．５ｍサイズの移籍車を継続的に導入しており、まとまった台数が在籍しています。型式を参照したバスラマ記事によれば、道北バスは中型幅１０．５ｍサイズのノンステップ車を機動性より経済的な面で評価しているとのこと。
画像の日野ＨＲは東武バスからの移籍車。現在、同時期に移籍した０３年車３台が旭川を地盤とする不動産屋の全面ラッピング車となっています。ＷＢ間は東川町のＰＲもしているのが特徴です。
旭川２００か１１６４．ＫＬ－ＨＲ１ＪＮＥＥ（０３年車）。
水色ベースの全面ラッピング車。
旭川２００か１１６５．ＫＬ－ＨＲ１ＪＮＥＥ（０３年車）。
こちらの車両の運転席側は「君の椅子」のラッピング。「君の椅子」とは、東川町で産まれ、住民登録をした赤ちゃんに手造りの椅子をプレゼントするプロジェクトだそうです。
旭川２００か１１８３．ＫＬ－ＨＲ１ＪＮＥＥ（０４年車）。
こちらも東武バスから移籍した日野ＨＲ１０．５ｍサイズ。このあたりから簡略塗装をやめ、オリジナルのノンステップバス塗装が施されるようになりました。残念ながら日野ＨＲは屋根上クーラー配置の関係で緑色の塗り分けはしていません。
旭川２００か１１９９．ＫＬ－ＭＰ３７ＪＫ（０３年車）。
フロントバンパー部にコーナリングライトを装備した三菱ふそうＭＰノンステップ車は、小田急バスからの移籍車。屋根上クーラー機器は緑色に塗りわけられています。
旭川２００か１２００．ＡＣＧ－ＨＵ８ＪＬＦＰ（０５年車）。
自社発注で導入が続いた日野ブルーリボンシティハイブリッドに移籍車も登場。川崎鶴見臨港バスからの移籍車で、側面窓上には自社発注車と合わせるためか、ブルーリボンシティハイブリッドのロゴもバッチリ貼っています。
後面側からの画像しか記録できなかったのが残念でした。
旭川２００か１２３０．ＰＫ－ＨＲ７ＪＰＡＥ（０５年車）。
直５エンジンを搭載したＰＫ規制車の日野ＨＲ１０．５ｍサイズは西東京バスからの移籍車。
旭川２００か１２７１．ＰＡ－ＭＫ２７ＦＭ（０６年車）。
三菱ふそうＭＫ１０．５ｍサイズは東急バスからの移籍車で登場しました。東急バスからの移籍車はポツリポツリとやってくるという感じです。
旭川２００か１３０９．ＰＪ－ＬＶ２３４Ｌ１（０５年車）。
最後は２０２２年に登場した、都営バスから移籍のいすゞＬＶノンステップ車。道北バスが都営バスから移籍車を導入したのは、石原知事による中古車としての売却中止前以来。トーヨータイヤの全面広告車となっており、往年の正面だけ道北バス塗装とはなりませんでした。
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