今年5月に旭川市内で記録したバス画像のよせ集め、「旭川市内で見たバス2022」シリーズ。道北バス編その5では、長距離路線や都市間高速バスを主とするハイデッカー車の画像を並べていきます。
なお、型式・年式は「道北バス在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル192号』(2022),ぽると出版 を参照しました。
<自社発注車>
旭川230か300.2TG-RU1ASDA(17年車)。
都市間高速バス・貸切車は白地に青色系の帯という塗装デザインを採用しています。高速バスや貸切車も移籍車が多数派となっていますが、わずかながら自社発注車も在籍しています。
まずは日野車から17年導入のセレガハイデッカー。東京オリンピック・パラリンピック記念のプレートを取り付けているのが特徴の4列シートのトイレ付き車両です。
日野の自社発注車は近年ナンバーを300番台の希望番号で登録していますが、どうやらこの車両から始まった模様。
旭川230い303.2TG-RU1ASDA(18年車)。
18年導入の日野セレガハイデッカー。型式を参照した『バスラマ』によれば、都市間高速バスだけでなく、高速を使わない長距離都市間路線の運用にも入るとのこと。
旭川230う78.2TG-MS06GP(22年車)。
自社発注車では三菱ふそうエアロエースも在籍しています。
ナンバープレートは希望番号で78を取得しています。もともと2019年に導入した同型車が道北バス創立75周年にちなんで「75」を取得したことから、創立年数にあたる数字となる模様。道北バスの希望番号は、何らかの連番もあれば、創立年数あり、ラッピングバスのスポンサーにちなんだ数字ありと様々です。
<移籍車>
旭川200か1137.PKG-RU1ESAJ(07年車)。
都市間高速バスや長距離路線車はどうしても融雪剤の影響を受けるため、道北バスは移籍車を導入し短いサイクルで車両代替を行っているようです。近年はジェイバス製のRUや三菱ふそうエアロエース移籍車を多数導入し、UD車をはじめとした経年車の代替が進んでいます。
まずは西武バス(注:西武観光バスを含みます)から移籍した、いすゞガーラハイデッカー。側面固定窓仕様で床下仮眠室を装備した3列シート車です。
旭川200か1182.PKG-RU1ESAJ(07年車)。
同じく西武バスから移籍したいすゞガーラハイデッカーですが、こちらは後部トイレ付の4列シート仕様車。道北バスに早い段階で移籍したジェイバス製RUは、フロントガラス下に「DohokuBus」ロゴを貼っています。下辺の曲がり具合に合わせた配置のため、特に「Bus」の部分が独特な感じになっています。
旭川200か1255.QRG-MS96VP(12年車)。
近年は千葉県内事業者からの移籍車も登場しており、画像の三菱ふそうエアロエースは平和交通をはじめとしたビィー・トランセグループ事業者からの移籍車。ビィー・トランセグループが本格的に高速バス参入してから導入した4列シート・後部トイレ付車両です。
旭川200か1264.PJ-MS86JP(06年車)。
ジェイバス製RUやエアロエースの導入が続く中で、こっそり1台登場した旧モデルのエアロバス。豊鉄バスからの移籍車というのも、なかなかにレアな1台です。PJ規制車なので、後面側は灯火規制対応の配置となっています。道北バスの塗装は現車合わせのところがあり、画像の車両は側面の紺色帯が正面まで延びているのが特徴です。
旭川200か1290.LKG-RU1ESBJ(11年車)。
西武バスからの移籍車は近年高速車がメインとなっています。画像は3列シートで床下仮眠室を装備した、いすゞガーラ。
旭川200か1295.LKG-RU1ESBJ(11年車)。
同時期に移籍した1台は、道内7空港の運営を行う「Hokkaido Airport」スポンサーのフルラッピング車 となっています。
旭川200か1304.BKG-MS96JP(08年車)。
側面窓が上部開閉仕様の三菱ふそうエアロエースは千葉交通からの移籍車。飛行機柄の枕カバーが特徴です。
旭川200か1310.PKG-RU1ESAA(08年車)。
都営バスからの移籍したいすゞLVとほぼ同時期に登場した日野セレガ。後部トイレ付4列シートのハイデッカーです。いったいどこからやってきたのでしょうか。
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