2022年に記録出来た県営バスこと、長崎県交通局に在籍する高速・貸切塗装の車両画像よせ集め。今回はKL規制車以降の車両画像を並べていきます。
なお、型式・年式は「注目事業者・車両一覧表 長崎県 長崎県交通局 車両一覧」『バスマガジン112号』(2022),講談社ビーシー/講談社 を参照しました。
局番:3E52.KL-MS86MP(01年車)。
長崎県交通局は1990年代末から2000年代初めにかけ、景気の低迷やバス事業の規制緩和政策など様々な事情から新車の導入台数を減らしました。この結果、2010年頃になると在籍車両の多数が車齢20年近い経年車両という状態となってしまいました。近年は新車導入だけでなく、積極的な移籍車導入で経年車代替を進めています。一般乗合車の低床化は進みましたが、在籍車両の車齢が大幅に若返るまでにはまだまだ時間がかかりそうな状況です。
長崎県交通局は貸切車や高速車にも移籍車を導入しており、画像の三菱ふそうエアロバスは京浜急行バスからの移籍車です。折戸仕様でトイレ無しの元リムジンバス車両は長崎県交通局の県内路線にぴったりといえそうです。
局番:3E53.KL-MS86MP(01年車)。
京浜急行バスから移籍したエアロバスをもう1台。京浜急行バス時代から変わらぬ黄色の枕カバーが特徴です。
局番:4E57.KL-MS86MP(02年車)。
スイング扉仕様のエアロバス。こちらも移籍車で、貸切からの路線転用車です。後面の行先表示を窓下辺に取り付けているのが特徴。側面最前方の窓が固定ガラスとなっているのが、長崎県交通局生え抜き車両と異なる仕様です。
局番:6A60.KL-RU4FSEA(04年車)。
こちらは日野セレガRでFDの移籍車。同一仕様の車両がまとまった台数移籍して来ました。
小生のイメージする長崎県交通局のセレガRといえば、「りんどう号」で動いていた背の低いFSです。
局番:6A61.KL-RU4FSEA(04年車)。
セレガR移籍車をもう1台。
局番:8E53.PJ-MS86JP(06年車)。
こちらは長崎県交通局生え抜きの三菱ふそうエアロバス。当初から乗合車として導入したので、側面行先表示も方向幕を装備しています。
局番:9E54.PJ-MS86JP(07年車)。
同じくPJ規制車のエアロバスですが、こちらは移籍車とのこと。いったいどこからきたのやら。
局番:0E53.BKG-MS96JP(08年車)。
三菱ふそうエアロエースは08年から導入開始。初期導入車はこれまで同様、床下冷房+2本トランク仕様を採用しています。また、リヤスポイラーも装備しているのが特徴です。後面側からの画像のみで失礼します。
局番:E654.QTG-MS96VP(16年車)。
2019年導入車から局番の付番法則が変わり、年式をあらわす数字も和暦から西暦に改められました。QTG規制車の三菱ふそうエアロエース。
局番:E655.QTG-MS96VP(16年車)。
後面側はこんな感じ。
局番:A753.QTG-RU1ASCA(17年車)。
17年導入の日野セレガ。県内路線向けは小排気量のA09Cエンジン搭載車を導入しています。リヤスポイラーも無く、全く色が入っていない側面窓ガラスなど、まさに廉価グレードという感じです。後面側からの画像のみで失礼します。
局番:A852.2RG-RU1ESDA(18年車)。
最後に県外高速車を1枚。熊本で記録した、ジェイ・バス製の日野セレガ。長崎と熊本を結ぶ「りんどう号」が運用のメインとなっている4列シート・トイレ付車です。県外高速車は高馬力のE13Cエンジン搭載車を導入し、リヤスポイラーも装備。側面窓も遮光を考慮したガラスにするなど、運用路線にあわせた仕様を採用する長崎県交通局らしさは健在です。
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