今年4月に沖縄県那覇市で記録したバス画像のよせ集め、「那覇市内で見たバス2023」シリーズ。今回の那覇バス編その6では、市内線配置の移籍車で「沖縄200か823」から「沖縄200か760」までの記録出来た画像を並べていきます。
なお、型式・年式は『BJハンドブックシリーズV108 那覇バス 琉球バス交通』(2022),BJエディターズ を参照しました。
沖縄200か823.KC-LV280N(98年車)。
バラエティに富んだ那覇バス市内線車両の中で、異端車といえる3扉車。キュービックボディ架装のいすゞLVは名古屋市交通局からの移籍車で、側面上部開閉窓、最後部扉が折戸仕様となっています。車内はツーステップ車にもかかわらず車椅子対応の格納可能な横向きシートを装備していますが、これが90年代後半当時の名古屋市交通局標準仕様でした。
さて、那覇バスが3扉車を移籍車導入したのは、那覇空港内で運行を担当していたスカイマークのランプバス専用車の代替のため。2011年にいすゞLVの3扉車を3台導入し富士5Eボディの古参専用車を置き換えました。しかし、導入後数年でスカイマークランプバスの運行は終了、年式の新しかった3扉車は廃車せず市内線転用となりました。3扉車ですが通常の市内線運行では前扉から乗車し、中扉から降車。後扉は使用していません。
沖縄200か833.KC-LV280L(99年車)。
コンスタントに京浜急行バスからの移籍車が登場。いすゞLVのエアサスワンステップ車。
沖縄200か838.KC-LV280L(98年車)。
同じく京浜急行バスから移籍したいすゞLVエアサスワンステップ車で、こちらは98年車。
キュービックボディはタイヤハウス周りや中扉付近など、だいたい同じような場所が腐食しています。
沖縄200か844.KC-HU2MMCA(98年車)。
日野HUワンステップ車も京浜急行バスからの移籍車。
2022年7月に沖縄本土復帰50周年を記念し、1974年に旧那覇交通と合併した首里バスの塗装デザインをラッピングした「首里バス復刻号」となっています。当初は2023年3月までの運行予定でしたが、好評につき運行期間を延長。今回見ることが出来ました。
沖縄200か892.KC-LV280L(00年車)。
京浜急行バスから移籍したいすゞLVエアサスワンステップ車。
ちなみにこの車両は小生の短い沖縄滞在の間にラッピング広告の契約が終了した模様。沖縄から帰る日にはご覧の通り。そんなピンポイントなタイミングで見ることもあるんだと思った次第。
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