2010年2月に記録した沖縄のバス画像よせ集めシリーズ増量版。1つ目のブログとほぼ
同じ内容になりますが、若干画像を多めにしています。
今回は琉球バス時代に米軍スクールバス用途で導入し、現在は乗合車として活躍する車
両画像を並べていきます。
なお、型式・年式は「琉球バス車両一覧」『バスマガジン2号』(2003),三推社/講談社
掲載分に限り参照し記載しています。
沖22か1955.P-HT236BA(86年車)。
沖22か1958.P-HT236BA(86年車)。
琉球バス交通に現在在籍する最古参格のスクールバス乗合転用車のこのあたりの8
6年車。元は米軍のスクールバスということで、車内のあちこちに英語表記の注意書き
が残ります。ちなみにオレンジ色の目立つ塗装は琉球バスの730車に施された波型
模様の色違いデザインです。
沖22か2089.P-HT236BA(87年車)。
沖22か2090.P-HT236BA(87年車)。
前年同様の長尺を導入した87年車。
移籍車に比べれば無理な改造も無く程度も良いようで、初期移籍車では代替続く87年
以前の車両も那覇市内で活躍している姿を見ることが出来ました。
沖縄22き152.P-HT233BA(89年車)。
89年は短尺車を導入。まずは琉球バス時代に行先表示がLED改造された車両。
改造対象の基準が分かりません。
沖縄22き157.P-HT233BA(89年車)。
圧倒的に多いのはもちろん方向幕車の方。89年車から屋根上機器が丸型のものに
変更されました。
沖縄22き306.U-HT2MLAA(91年車)。
91年導入車も引き続きL尺の短尺車を導入。U規制車から尺を表す型式が変更。
沖縄22き437.U-HT2MPAA(93年車)。
93年はP尺と長尺車を導入。
沖縄22き441.U-HT2MPAA(93年車)。
せっかくなのでもう1台。側面の「岐阜へめんそーれ」は、岐阜にある朝日大学の広告。
沖縄に校舎があるわけでもなく、あまりゆかりは無さそうに思いますが側面ラッピング広
告ではよく見かけ、大口スポンサーの1つです。
沖縄22き480.U-HT2MPAA(94年車)。
94年車は前年同様の長尺。同じく「岐阜にめんそーれ」。
沖縄22き489.U-UA440NSN改(95年車)。
沖縄22き490.U-UA440NSN改(95年車)。
95年はUDのUA長尺車を導入。圧倒的多数を占める日野車の影に隠れがちな印象。
沖縄22き579.KC-HT2MMCA(97年車)。
スクールバス用途で最後の導入となった97年車、角目ライトでM尺のHT。
ちなみに2008年で見た車両と同じです。
スクールバスは当時の琉球バスで安定収入となっていたこともあり、新車をコンスタ
ントに導入していました。しかし米軍の入札方法変更もあり継続受注出来ず、2000
年7月いっぱいで運行を終了しました。スクールバス撤退の余波は大きく、赤字路線
の廃止や人員削減など深刻な影響を与えました。以後もモノレール開業や乗合バス
4社統合失敗、未払い退職金問題と琉球バスは取り巻く環境の厳しい変化に対応出
来ず経営破たんへと追い込まれました。
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